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完了動名詞 having 知っておくべき〝時差〟!

完了動名詞 having1

完了動名詞 having 知っておくべき〝時差〟!

 

動名詞について文法書を読んでいる時に〝完了動名詞〟や〝動名詞having〟などというキーワードが目に飛び込んでくることがあります。高校の英文法の授業の時などで書き換え問題をする形でも出てきます。この書き換えを暗記しようとするとなかなか覚えるのは大変です。一見難しそうですが、原理が理解出来るとスムーズに理解出来ます。

 

今回は〝完了動名詞 having〟についてお伝えしたいと思います。

 

完了動名詞 havingが解ると以下の書き換え問題が出来ます!

完了動名詞 having2

・以下の書き換え問題に挑戦してみましょう!

 

A:I am proud that I was a teacher. (〝be proud of ~〟を使って書き換えて下さい。)

B:She admitted that she had told a lie. (動名詞を使って書き換えて下さい。)

C:He was ashamed that he had been late for the meeting.(〝be ashamed of~〟を使って書き換えて下さい。)

D:I regret that I stole the car.(動名詞を使って書き換えて下さい。)

 

 

 

完了動名詞 havingのポイント

 

完了動名詞havingのポイントは以下になります。

 

動名詞の基本(動名詞の形と位置の理解が不可欠

完了動名詞の形を覚える。

完了動名詞havingを使う理由を理解する。

完了動名詞havingが使われる位置

 

 

動名詞の基本は大丈夫?

完了動名詞 having3

 

完了動名詞を理解しようとしても、基礎的な動名詞の理解があやふやであれば理解することが出来ません。少なくとも以下の2点は理解しておくことが必要です。

 

動名詞の作り方と意味

動名詞を文の中で配置できる位置 (この中の動詞と前置詞の目的語の位置になります。)

 

 

完了動名詞の形

 

・動名詞の基本が理解出来ている方はまず、完了動名詞の形をシッカリ覚えて下さい。

 

完了動名詞の形は以下になります。

 

〝having + 過去分詞〟

 

 

完了動名詞 havingを使う理由を理解する。

完了動名詞 having4

 

 

完了動名詞havingを使いこなせるようになるには、理由を理解するのが一番の早道です。

〝完了動名詞havingを使う理由はhavingを使わなければ時間差を表現できないから〟という事になります。

 

書き換え問題にもなる文章ですが以下のように比較すると使う理由が明確になります。

 

A:He is proud of being a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであることを誇りに思う。)

B:He is proud that he is a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであることを誇りに思う。) 

 

A文では前置詞 of の目的語の位置で動名詞が使われていますが、〝誇りを持っている時間ゾーン〟と〝F1ドライバーである時間ゾーン〟は同じです。これはB文を見ると明白です。どちらもbe動詞はis です。〝完了動名詞 =having+過去分詞〟はこのように前後の時制が同じ場合には使う必要がありません。

 

ところが、以下のような文章を見ていくと、使う理由が明らかになります。

 

C:He is proud of having been a Formula 1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思う。)

D:He is proud that he was a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思う。) 

 

C文は 前置詞 of の目的語の位置で完了動名詞 having been が使われていますが、これは 誇りを持っている時間ゾーンは現在〟で〝F1ドライバーであった時間ゾーンは過去〟と時制のズレが生じている為です。完了動名詞havingはこのように文章の動詞の時間よりも更に古い内容を動名詞部分で表す必要があるために必要になる形です。

 

これはD文で見ると明らかです。動詞 iswas が使わており時間差が生じています。 C文を仮にhavingを使わず表した場合はA文の形になり意味が変わってしまいます。C文では時間の違いがあるためhavingが必要になります。

 

ちなみに時間差が発生する場合は以下のような場合でも起こります。

 

E:He was proud of having been a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思っていた。)

F:He was proud that he had been a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思っていた。

 

E文でも前置詞 ofの 目的語の位置で完了動名詞 having been が使われていますが、これは 誇りを持っていた時間ゾーンは過去〟で〝F1ドライバーであった時間ゾーンそれより前の大過去(=過去完了)〟と時制のズレが生じている為です。完了動名詞havingはこのように文章の動詞が過去形でその内容よりも更に古い内容を動名詞部分で表す必要がある場合にも必要になる形です。 

 

これはF文で見ると明らかです。動詞  was と had been が使わており、時間差が生じています。

 

余談ですが be proud ofの of をなぜ使うのか?とか、be proud that(※thatは接続詞のthatなのでthat以下に主語+動詞 という完全な文が来ます。) は何故このような形なのか?という質問を受けることがありますが、これはこういう物と覚えて使う方が悩まなくて良いでしょう。

 

完了動名詞 having 位置

完了動名詞 having5

 

・完了動名詞は、〝動詞の目的語〟と〝前置詞の目的語部分〟で生じます。

 

・He admitted having stolen her wallet.(彼は彼女の財布を盗んだことを認めました。)

 

※having~が動詞admitの目的語の位置で使わています。

※admitは動名詞のみを目的語に取る動詞の一つです。(megafepsを参照してみて下さい。)

 

・He is ashamed of having stolen her wallet.(彼は彼女の財布を盗んだことを恥じました。)

 

※having以下が前置詞ofの目的語の位置で使われています。

 

冒頭の問題の解説

完了動名詞 having6

 

 

A:I am proud that I was a teacher. (〝be proud of ~〟を使って書き換えて下さい。) の答えは・・・

〝I am proud of having been a teacher.〟(私は先生であったことを誇りに思う。)になります。

 

B:She admitted that she had told a lie. (動名詞を使って書き換えて下さい。)の答えは・・・

〝She admitted having told a lie.〟(彼女は嘘をついていたことを認めた。)になります。

※ admittedよりも更に古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

C:He was ashamed that he had been late for the meeting.(〝be ashamed of~〟を使って書き換えて下さい。)の答えは・・

〝He was ashamed of having been late for the meeting.〟(彼女会議に遅れたことを恥じていた。)

※was ashamed よりも古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

D:I regret that I stole the car.(動名詞を使って書き換えて下さい。)の答えは・・

〝Iregret having stolen the car.〟(私はその車を盗んだことを後悔しています。)

※regretよりも古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

 

重要文法用語まとめ

 

動名詞

・完了動名詞

前置詞の目的語の位置

接続詞 that

megafeps

 

とめ

 

いかがでしたか? 

 

文章の動詞よりも更に古い時間を表す場合に完了動名詞は必要になる。

という所がポイントです。

 

文法と文法のつながりを理解するために・・・・ 

 

名詞接続詞動名詞⇒完了動名詞と読んでみると、更に理解が深まると思います。

 

接続詞 前置詞 違い・見分け方が誰でも簡単にワカル!

接続詞 前置詞 違い・見分け方1

接続詞 前置詞 違い・見分け方が誰でも簡単にワカル!

 

英文を読んでいると〝同じ英単語なのに使われ方が違っていてよく解からない!〟と思う事はないでしょうか?

 

様々なit色々なthatも識別が出来なければならないものの一つですが、今回の『接続詞 前置詞の違い』も区別できることが重要です。

 

 

接続詞 前置詞 違い・見分け方が解ると以下の問題が出来るようになります。

接続詞 前置詞 違い・見分け方2

 

AかB正しい方を選択し以下の(        )内を埋め和訳してみて下さい。

 

1(    )heavy rain,the road is closed.

A:because

B:due to

 

2 I did my best (       ) I was tired.

A:although

B:in spite of

 

3 Read this (       )talking to your boss.

A:before

B:because

 

4 Tell me how to learn a foreign language (       ) I sleep.

A:while

B:during

 

 

接続詞 前置詞 違い・見分け方のポイント

 

接続詞 前置詞 違い・見分け方のポイントは以下になります。

 

接続詞・前置詞の使い方を理解する。

接続詞・前置詞 両方で使える単語を知っておく。

前置詞的に使える表現を知っておく。

 

 

接続詞の使い方

接続詞 前置詞 違い・見分け方3

 

以前 副詞節を導く従属接続詞 のところでもお伝えしましたが、接続詞は以下のような形で使います。 

 

・I studied English after I ate dinner.(私は夕飯を食べた後で英語を勉強した。) 

・I listened to music before I went to bed.(私は寝る前に音楽を聴いた。)

 

上記の文の 〝after〟before〟 は接続詞として使われています。

 

接続詞は文と文を繋ぐ言葉であるので、接続詞の後ろには完全な文章が来ます。完全な文章と言うのは、その文章を取り出した時に意味が成り立つ文の事です。

 

 

前置詞の使い方

 

前置詞の後ろには、名詞や名詞句などが続きます。文章を続けることはできません。例文を観ていくと判り易いです。

 

・I studied English after lunch.(私は昼食後英語を勉強した。)

→前置詞 afterの後ろに 名詞 〝lunch〟 が続いています。

 

・We were surprised after talking with her.(私達は彼女と話した後で驚いた。)

→前置詞 after の後ろに 動名詞句〝talking with her〟が続いています。

 

 

接続詞と前置詞の両方で使える言葉

接続詞 前置詞 違い・見分け方4

 

上述したように接続詞と前置詞の使い方が解った後で、接続詞・前置詞両方で使えるものを記憶しておくと非常に便利です。以下のようなものです。

 

・after(~の後)

・before(~の前)

・until(~までずっと)

・since (~以来)

・as (~の時)

 

・I studied French after lunch.(私は昼食後フランス語を勉強した。)

→〝after〟を〝前置詞〟として使っています。

 

・I studied French after I ate lunch.(私は昼食を食べた後でフランス語を勉強した。)

→〝after〟を〝接続詞〟として使っています。

 

・I cleaned my house before breakfast.(私は朝食前に家を掃除した。)

→〝before〟を〝前置詞〟として使っています。

 

・I cleaned my house before I ate breakfast.(私は朝食を食べる前に家を掃除した。)

→〝before〟を〝接続詞〟として使っています。

 

・I will be busy until next week. (来週まで私は忙しいでしょう。)

→〝until〟を〝前置詞〟として使っています。

 

・I will not go out until it stops raining.(私は雨が止むまで外出するつもりはありません。)

→〝until〟を〝接続詞〟として使っています。

→〝until〟の中が未来形になっていないのは〝時・条件の副詞節内は現在形〟のルールが働いているからです。

 

・I have been making it since last Friday.(私は先週の金曜日からそれを作っている。)

→〝since〟を〝前置詞〟として使っています。

→この文では現在完了進行形が使われています。

 

・They have known each other since they were young.(彼らは若い頃からお互い知っている。)

→〝since〟を〝接続詞〟として使っています。

 

As he was young, he traveled around the world.(彼が若かった時、彼は世界中を旅した。)

→〝as〟を〝接続詞〟として使っています。

 

As a young man , he traveled around the world.(若かった時、彼は世界中を旅した。)

→〝as〟を〝前置詞〟として使っています。

 

 

前置詞的に使う表現について

 

接続詞のように使ってしまうけれど・・実は前置詞or前置詞的に使う表現(=後ろは単語や句などになる)〟 表現があります。

どのようなものがあるのか?を頭に入れておくと英文を読む際の文章構造の判別やTOEIC試験の文法問題などで役に立ちます。

以下になります。

 

・due to ~  owing to~ because of~(~のため)

・during~(~の間)

・despite~ in spite of~ (~に関わらず) 

 

接続詞と対比した表が以下になります。

 

   接続詞 前置詞 or 前置詞的に使う表現   意味
 because  due to ~  owing to~ because of~  ~のため
 while  during~  ~の間
 altough though  despite~ in spite of~  ~に関わらず

 

 

冒頭の問題解説

接続詞 前置詞 違い・見分け方5

 

冒頭の問題の解説です。

 

1(    )heavy rain,the road is closed. 

A:because

B:due to

 

・正解はBのdue to です。

・和訳は〝大雨のためその道路は閉鎖されている。〟

・(  )内の直後が名詞句の為、前置詞的に使う表現 due to が入ります。

 

 

2 I did my best (       ) I was tired.

A:although

B:in spite of

 

・正解はAの althoughです。

・和訳は〝私は疲れていたが最善を尽くしました。〟

・(  )内の直後が文(=主語+動詞という構造)の為、接続詞 although が入ります。

 

 

3 Read this (       )talking to your boss.

A:before

B:because

 

・正解はAの beforeです。

・和訳は〝あなたのボスに話す前にこれを読みなさい〟

・(  )内の直後が動名詞の為、前置詞のbefore が入ります。(※beforeは接続詞としても使えますが、ここでは前置詞として使われています。)

 

 

 

4 Tell me how to learn a foreign language (       ) I sleep.

A:while

B:during

 

・正解はAのwhile です。

・和訳は〝私が寝ている間に外国語を習得する方法を私に教えて下さい。〟

・(  )内の直後が文の為、接続詞のwhile が入ります。

・動詞tellがここでは第4文型SVOO型で使われています。

・how to learn は疑問詞+to 不定詞の形です。

 

 

 

重要文法用語まとめ

 

前置詞

動名詞 

副詞節を導く従属接続詞

時・条件の副詞節内では現在形

現在完了進行形

第4文型SVOO

疑問詞+to do

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

接続詞と前置詞の使い方・構造を理解する。

〝接続詞・前置詞両方で使えるもの〟〝前置詞的に使う表現〟を覚えておく。 

 

という2点がクリアできると、接続詞・前置詞の違い・見分け方はラクラク解決されるはずです!

 

 

2017年8月25日 | カテゴリー : 品詞, 接続詞 | 投稿者 : HOSHINO

接尾辞 fy を知って動詞の数を確実に増やそう!

接尾辞 fy1

接尾辞 fy を知って動詞の数を確実に増やそう!

 

TOEICの問題などに品詞の識別を問う問題が出題されます。そんな時に〝接尾辞〟の知識があると便利です。

 

自分が既に習得している英単語を少し加工するだけで語彙を増やしたり文章構造を把握するために役立つのは非常にお得です!今回は〝接尾辞 fy〟についてお伝えしたいと思います。

 

 

接尾辞 fy の意味

 

・接尾辞 fy は 英単語の一番後ろに配置し〝動詞化〟するために使われます。

 

~化する〟〝~にする〟のような意味になります。

 

例えば以下のような例です。

 

・simple(単純な)+fy ⇒ simplify ~(~を単純化する)

 

TOEICの品詞識別の問題などで 〝fy が付いている単語は動詞である可能性が高い〟という事を知っているだけで、正しい品詞を選択できる可能性は高まります。

 

 

接尾辞 fy が付く英単語

 

※身近な単語に fy を付けるだけで知っている動詞の数を増やすことが出来ます!

 

・acidify(~を酸性化する) acid(酸)  acid rain (酸性雨)

・alkalify(~をアルカリ化する)

・ammonify(~をアンモニアと化合させる)

・amplify(~を増幅させる) 

・beautify(~を美しくさせる ~を美化する)

・calcify(~を石灰化させる)  歯の再石灰化を促進させる リカルデント というガムがあります。

・citify(~を都市化する)

・clarify(~を明確にする)

・classify(~を分類する)

・cockneyfy(~をロンドン子化させる)

・codify(~を法典に編む)

・compactify(~をコンパクトにする)

・cost-justify(支出を正当化する)

・counterexemplify(~を反証する)

・crucify(~を張り付けにする)  cross 十字架 crusader 十字軍戦士

・damnify(~を侵害する)

・declassify(~の秘密を解除する)

・dehumidify(~から除湿する)

・detoxify(解毒する)  デトックス

・disqualify(資格を奪う) disqualified=DSQ 失格

・dissatisfy(不満を抱かせる)

・diversify(~を多様化する)

・electrify(~を電化させる)

・falsify(~を偽る) false(偽りの) true false questions=○×問題

・justify(~を正当化する)

・liquify(液化する) liquid 液体

・magnify(~を拡大する)

・minify(小さくする)

・notify(~に通告する)

・personify(~を擬人化する)

・qualify(~に資格を与える)

・reunify(~を再統合する)

・specify(~を具体的に述べる)

・terrify(~を恐れさせる)

・testify(~を証言する)

・unify(~を統合する)

・verify(~を証明する)

・vilify(~を中傷する)

・vinify(~を醸造する)   vine tree=ブドウの木

・vivify(~に活気を与える)  vivid =鮮やかな

・Yankeefy(~をヤンキー化する)

 

知っていると便利な 接頭辞

接尾辞  fy3

 

 

以下のような接頭辞を知っておくと語彙力UPに役立ちます!

 

anti

dis   (〝分離〟〝反〟〝無〟〝不〟)

・in

im  (〝反〟〝無〟〝不〟)

ir     (〝反〟〝無〟〝不〟)

il    (不〟〝非〟〝無〟)

sub    (〝~の下〟〝副〟)

・un

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか? 既知の単語にfyを付けるだけで(~する ~化する)という意味を表し動詞化できるものがかなりあります。

 

英単語の記憶は大変ですが、頭の中に一つ引っ掛かりを付けて上げるだけで記憶の定着は変わってきます。丸暗記も必要ですが接尾辞を知ると無味乾燥な記憶から解放され面白いものです。

 

 

英語 代名詞〝 it〟 使い方 知っておくべき5種類

英語 代名詞 it 7

英語 代名詞 〝it〟  使い方 知っておくべき5種類

 

英文リーディングを行っている時に様々なingや色々なthatの識別が重要になります。これらの判別が出来なければ文章構造を正確に取ることが出来ないケースがあるからです。

 

〝it〟 にも様々な種類があり、これらを正確に判断することが正確な文章構造把握へと繋がり正しい英文解釈に繋がります。

 

今回は〝itの種類と識別〟についてお伝えしたいと思います。

 

英語 代名詞 it 使い方 が解ると以下の英文を正確に和訳できるようになります!

英語 代名詞 it 2

 

・以下の英文の〝it〟の種類を考えながら和訳をしてみて下さい。

 

1.It was very windy yesterday.

2.It was the day before yesterday that my uncle visited New York.

3.I found it easy to play the violin.

4.I will think about it.

5.It is important to master several foreign languages.

6.It was my old dictionary.

 

 

英語 it 使い方のポイント

 

英語 it 使い方のポイントは以下になります。

 

〝どのような種類のitがあるのか?〟把握しておく。

それぞれのitの使い方を正確に理解する。

itを文中で見つけた時に気を付けることを頭に入れておく。

 

 

代名詞 it

英語 代名詞 it 3

 

それ〟と日本語訳が出来る it です。例えば以下のような英文です。

 

『She broke a pen.』(彼女はペンを壊した。)

『It was mine.』(〝それ〟は私のものでした。)Itを主語の位置で使っています。〝It〟は the pen と言い換え出来ます。

The pen was mine. と言い換えが可能です。

 

もう一つ例を挙げたいと思います。

 

『She gave me a pen.』(彼女は私にペンをくれました。)

『But I lost it』(しかし私はそれを失くしました。)itを目的語の位置で使っています。〝it〟は the pen と言い換え出来ます。

※動詞 give の英単語の語順を理解したい方は・・〝SVOO動詞が全然解らないにサヨナラ!”を参照してください。

 

このように「代名詞 it=〝the + 名詞〟 と考えることが出来る」 という点がポイントです。 

 

 

天気などの it

 

〝it〟 を特に日本語訳しないにも関わらず文頭に置いているのが 天気 などを表す it です。これは、天気 季節 時間 寒暖 明暗 などの概念を表す時に使われます。

 

・It was cloudy yesterday.(昨日は曇りでした。)

・It is summer now.(今夏です。)

・It is 7 o’clock now.(今7時です。)

・It is cold today.(今日は寒いです。)

・It is dark in this classroom.(この教室は暗いです。) 

 

※これらの it は〝それ〟とは和訳出来ないという点が重要です。

 

形式主語 it

英語 代名詞 it 4

 

本来の主語を文の後ろに移動する為に文頭に it を置いている形です。

 

To speak Chinese is difficult for me.

That he made a mistake on purpose is clear.

 

太字部分が長い主語であるため、文頭に it を置き 長い主語の部分であった〝To ~ difficult〟や〝That ~ purpose〟を文章の後ろに移動する為にIt を前に置き、以下のような英文を作っています。

 

It is difficult for me to speak Chinese.(私にとって中国語を話す事は難しい。)

※ 〝for me〟の部分では不定詞の意味上の主語が使われています。

 

It is clear that he made a mistake on purpose.(彼が意図的にミスをしたのは明らかです。) 

 

このような it を形式主語のit と呼びます。

 

※さらに形式主語について理解したい方は・・・ 〝形式主語 itは3つのポイントで大丈夫!を参照してみて下さい。

 

 

強調構文 it

 

英文中の主語、目的語、副詞句、副詞節などを強調したい時に文頭に it を置く場合があります。例えば以下のような英文の太字部分を強調しようとします。

 

・I saw Ken near the store yesterday.(私はケンを昨日そのお店の近くで見た。) 

 

太字部分を強調するために、以下のような形にすることが出来ます。

 

・It was near the store that I saw Ken yesterday.(私がケンを昨日見たのはそのお店の近くでした。) 

 

このような文法パターンを強調構文と呼びます。一見、上述の形式主語と似ているので注意が必要です。

 

※強調構文と形式主語の判別に興味がある方は・・・〝強調構文 形式主語 見分け方をマスターしよう!〟を参照してみて下さい。

 

 

形式目的語 it

英語 代名詞 it 5

 

〝it〟の中には形式目的語もあります。これは本来の目的語が長い時に使われる形です。

 

・I found to cook delicious dishes difficult.(私は美味しい料理を作ることが難しいと分かりました。)

・I think traveling alone in the country dangerous.(私はその国を一人で旅行することは危険だと思います。) 

 

上記太字部分が目的語が長い形であり、これをスッキリとした形にさせるために 形式目的語 it を使い長々した目的語を以下のように後ろに移動することが出来ます。

 

・I found it difficult to cook delicious dishes.

・I think it dangerous traveling alone in the country.

※aloneの使い方に自信が持てない方は〝aloneの使い方を理解するために必要不可欠なポイント!〟を参照してみて下さい。

 

このように英文中の目的語の位置に it を見つけた場合は形式目的語の可能性があるので要注意です。代名詞のit か形式目的語の it の区別をする必要があります。

※形式目的語について更に詳細を知りたい方は〝形式目的語ー動詞との関係を理解している?〟を参照してみて下さい。

 

 

様々な it をラクに判別する方法

 

・文章の中に it が出現し判別に迷ったら以下のように考えるとスムーズに判別できると思います。

 

文頭に it が出てきたら代名詞(=それ)や天気のit ではないか?確認する。

代名詞や天気のitでない場合は形式主語か強調構文の it になるので不定詞やthatが文の後ろに無いか確認する。

文中の目的語の位置にitが出てきた場合は、代名詞(=それ)のit ではないか?確認する。

目的語のitが代名詞(=それ)でない場合は 形式目的語の可能性が高いので後ろに不定詞や動名詞などが無いか確認する。

 

 

冒頭の問題の解説

英語 代名詞 it 6

 

・冒頭の問題の和訳と解説です。

 

1番の問題〝It was very windy yesterday.〟ですが・・・

 

和訳は〝昨日は風が強かった〟になります。

この場合の it は〝天気のit〟になります。

 

2番の問題〝It was the day before yesterday that my uncle visited New York.〟ですが・・・

 

和訳は〝叔父がニューヨークを訪れたのは一昨日のことでした。〟になります。

この場合の it は〝強調構文のit〟になります。

元々の文章は〝My uncle visited New York the day before yesterday〟です。この中の the day before yesteday を強調する形になっています。

 

3番の問題〝I found it easy to play the violin.〟ですが・・・

 

和訳は〝私はバイオリンを弾くことが簡単だと分かった〟になります。

この場合の it は〝形式目的語のit〟になります。元々の文章は〝I found to play the violin easy〟です。目的語の部分が長い形になっています。

 

4番の問題〝I will think about it.〟ですが・・・

 

和訳は〝私はそれについて考えるつもりだ〟になります。

この場合の it は〝代名詞 it(=それ) 〟になります。think about の目的語の位置でit を使っています。

 

5番の問題〝It is important to master several foreign languages.〟ですが・・・

 

和訳は〝いくつかの外国語を習得することは重要です〟になります。

この場合の it は〝形式主語のit〟になります。

元々の文章は〝To master foreign languages is important.〟です。 To master foreign languages の部分が長い主語になっており、これを形式主語 it に置き換え主語をスッキリまとめた形になっています。

 

6番の問題〝It was my old dictionary.〟ですが・・・

 

和訳は〝それは私の古い辞書でした。〟になります。

この場合の it は〝代名詞 it (=それ)〟になります。

 

 

重要文法用語まとめ

 

・代名詞

形式主語

強調構文

形式目的語

aloneの使い方

SVOO動詞

 

まとめ

 

いかがでしたか? it の識別の理解は進みましたか?

 

どのようなitがあるのか?

it が文中にある時にどのような点に気を付ければ良いのか?

 

が解ると it の判別はスムーズに進みます。it判別の考え方を理解し最終的に頭の中で自動的に処理できるようになることが目標です。

 

2017年7月28日 | カテゴリー : 名詞, 品詞 | 投稿者 : HOSHINO

接頭辞 il 知っておくべきスペルとの関連性

接頭辞 il

接頭辞 il 知っておくべきスペルとの関連性

 

前回までの接頭辞〝im〟と〝ir〟はそれぞれ似たような意味を持ち、後ろにくる綴りが限定されるものでした。

 

今回も、同じ意味を持ち綴りと関連性がある接頭辞〝il〟についてお伝えしたいと思います。

 

接頭辞 ilのポイント

接頭辞 il2 

 

・接頭辞 il のポイントは以下になります。

 

接頭辞 il はどのような意味を持つか?

接頭辞 il と綴りとの関係

接頭辞 il を持つ英単語にはどのようなものがあるか?

 

 

接頭辞 il の意味

 

・接頭辞 il は〝不〟〝非〟〝無〟 の意味になります。

 

 

接頭辞 il と綴りとの関係

 

接頭辞 il は綴りとの関係が強い接頭辞です。

 

綴りが〝l〟の前で使われます。

 

ですから〝il〟が付く英単語は極めて限定的であることが分かります。

 

※綴りとの関連性がある接頭辞には以下のようなものもあります。

 

im

ir

 

 

接頭辞 il の付く英単語は?

接頭辞 il3

 

・上で述べたように〝il〟の付く英単語は数が限られます。そして、ilが付く形で英単語を覚えておくと、これを外した時の意味も自動的に覚えられるので非常にお得です。

 

・illegal(不法な)

・illegality(不法)

・illegible(読みにくい)

・illegitimacy(非合法)

・illigitimate(非合法の)

・illiberal(心の狭い)

・illiberality(心の狭いこと)

・illicit(不法な)

・illimitable(無限の)

・illiteracy(読み書きができないこと)

・illiterate(読み書きができない)

・illogical(非論理的な)

 

 

ilと同じような意味を持つ接頭辞は?

接頭辞 il4

 

・ilと同じような意味を持つ接頭辞には以下のようなものがあります。

 

dis   (〝分離〟〝反〟〝無〟〝不〟)

・in

im  (〝反〟〝無〟〝不〟)

ir     (〝反〟〝無〟〝不〟)

・un

・anti

 

その他の接頭辞

 

・その他の覚えておくと便利な接頭辞です。

 

sub (〝~の下〟〝副〟)

 

 

まとめ

 

・いかがだったでしょうか?接頭辞 il の理解は進みましたか?

 

・〝不〟〝非〟〝無〟の意味を持っている。

綴り〝l〟の前で使われる。

 

という2点を抑えておくと、綴りも覚えやすくなりボキャブラリービルディングの手掛かりになると思います。