映画 英語 勉強 の術

映画 英語 勉強 の術

 

英語リスニング力を伸ばす為に、ラジオ 英会話を使って勉強する方法もあるが、そればかりでは飽きてしまう場合もあるかと思う。

 

そんな時は、映画を英語学習に組み込むのも良いかもしれない。今回は 映画 英語 勉強 の術 について述べたい。

 

どのようなジャンルの映画が英語学習には最適か?

映画 英語 勉強の術6

 

映画で英語の勉強をする時には、最終的には自分で好きな映画を選べば良いが、英語のリスニング能力を上げるためには、ラブストーリーが1番適していると思う。

 

それは、アクション映画のようにセリフが少ないこともなく、スラングが連発されてたりすることもなく、また、難解な専門用語が並ぶような映画とも違い、英単語そのものが難しくて困るという確率がかなり少ないからである。

 

私が映画を使って英語学習をした際には、お気に入りの『Notting Hill』(邦題ノッティングヒルの恋人)をたくさん見たものだ。

 

ストーリーが変化に富んでいるが、流れが掴みやすいので学習には最適だった。そして、映画の舞台となったロンドンの西部に位置するこの場所にも実際に出掛け、体感してみることで、より印象が強くなった。その中の表現を、未だにかなり覚えている。

 

映画を使った英語学習の手順

映画 英語 勉強の術

 

映画を使って英語学習をする時には、効率的な手順がある。その手順をしっかり守った方が、リスニング力、英単語力などをより上手に様々な力を獲得することができる。重要な手順は以下である。

 

・映画のスクリプトを用意する。

・話の全体像を先に頭に入れてしまう。

・何度も同じ映画を視聴する。

 

具体的な手順に関しては以下で述べたい。

 

映画のスクリプトを用意する。

映画 英語 勉強の術4

 

自分が好きな作品を選び、何度もその映画を英語で見たいと思うのであれば、是非その作品の台本(スクリプト)を用意していただきたい。

 

その理由は、話の流れが分かったほうが、より英語を聞き取るのが楽であるからである。また、スクリプトがあることで、英単語や英語表現も覚えてしまう事ができるからである。

 

 

映画の全体像をまず頭に入れてしまう。

 

映画を英語のリスニング学習で使う際には、既に述べたように、話の流れをまず頭に入れてしまう方が楽である。

 

その際、まず日本語で一度視聴し、おさらいをした後で、スクリプトを見ながら英語を本格的に聴いていくのが良い。

 

よく聞き取れないところは、スクリプトを見て確認し、わからない英語表現などは、辞書などで理解しなければならないのは言うまでもない。

 

このようにしながら、最初から最後まで不明な個所がなくなるまで、一つの映画を制覇して欲しい。

 

何度も同じ映画を観る。

映画 英語 勉強の術8

 

自分が好きな映画を何度も鑑賞する事で、日常英会話で実際に話される英語の発音を、より自然な形で理解できるようになる。

 

ニュース英語などを使って学習していても、日常英会話の発音の聞き取りがかなり難しく感じるという事はよく起きる。

 

このような時に、映画の中で使われている英語に、何度も耳を傾けることにより、その発音体系に慣れることができるので、リスニング力を伸ばすのに有効な方法だ。

 

何度も同じ英語を眺めることが重要であるのは、何度も反復して日常英会話の発音そのものを頭の中に叩き込まないといけないためだ。生の英語をうまく聞き取れない人は、そのような英語の音が頭の中に入っていない事が原因の場合が多い。

 

聞き取り易いディズニー映画

映画 英語 勉強の術2

 

自身の経験からもあるのでよく解るのだが、ディズニー映画は聞き取り易い。

 

移民が多いアメリカの子供達でも理解しやすいように、発音がハッキリするような形で作られているという話を聞いたことがある。

 

お気に入りのシリーズがある方は是非そうするべきであるし、お子さんがいる方は一緒に見ると面白かもしれない。

 

ストーリーも非常にシンプルで、ある程度話の展開が予測しやすいので、英語を聞き取るには最適であろう。自分の好きな作品があれば、何度も見てみると良いかもしれない。

 

昔の映画も英語を聴き取り易い。

映画 英語 勉強の術3

 

昔の映画の方が英語を聞き取りやすいという話がちらほら聞こえる。確かに、ショーン・コネリーなどが若かりし頃に出演していた映画などは非常に聞き取りやすいように感じる。

 

インターネットの情報によると、現代人が話す英語の発音が、クリアーではないのは確かなようだ。

 

従って、昔の映画に興味がある方は、そちらを見る方が聞き取りやすいので、英語リスニング力アップの初期段階は有効な方法の一つと言える。

 

映画で学んだ表現を実際の英会話で使ってみる。

映画 英語 勉強の術5

 

スクリプトを見ながら何回も同じ映画を見ていると、様々な表現を習得することができる。そして、それらを実際に、英会話レッスンで使ってみると、表現を定着させることができる。

 

私がもし、ネイティブ講師から英会話の個人レッスンを受けているとすれば、実際に自分が映画が学んだ表現を英会話の中で使ってみて、使い方が正しいかどうかを尋ねてみる。

 

相手のリアクションを見ながら、それらの表現を使ってみると、習得はより簡単になるかもしれない。

 

例えば、実際に映画で学んだ表現を使ってみると、講師から〝その表現はフォーマルな場面ではやめておいた方が良い〟などと具体的な指導を受けることができる。そうすることで、よりその英単語や表現に関しての感覚が鋭くなる。

 

ラジオ 英会話 学習法

 

ラジオ 英会話 学習法

 

NHKのラジオ英会話講座を使って英語学習をしてみたものの、思ったように上手く進まないという方がいらっしゃるかと思う。また、これから始めてみようと思う方もいるかと思う。

 

本日はそのような方のために、効率的な ラジオ 英会話 学習法 についてお伝えしたい。

 

ラジオ 英会話 学習法の手順

ラジオ 英会話 学習法2

英会話力の英語力を高めるために、ラジオ英会話を利用するときには、以下の流れを考えてみると良い。

 

1.自分の実力に合ったラジオ番組を選ぶ。

2.インプットを上手に行うために、ラジオ英会話を聴くための下準備をする。

3.日常生活の中で、効率的に英語のインプット行う

 

自分に適切なレベルの番組を利用する。

 

ラジオ講座をうまく継続出来ないという方の中には、適切な講座を受講していないという方が結構いらっしゃる。

 

自分の今現在の英語力にふさわしくない番組を聴いていても、殆ど得るものがないのでやめておいた方が良い。

 

ラジオ英会話を利用して、英会話学習や英語学習を継続する意義は、大量の英語情報をインプットするということである。

 

従って、自分の水準よりもレベルの高い物に手をつけてしまうと、このインプットが上手く進まないということである。

 

上手なインプットをラジオ講座を利用して進めていく上で重要になるのが、自分が「どの番組を聞けば良いのか?を正確に把握するということ」である。

 

その際に一番お手軽であるのが、NHK出版さんの「英語力測定テスト」というサイトである。

http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/kouza/lesson.html

 

このテストを受けると、現在の自分にぴったりな英語講座を選択することができる。

 

 

ラジオ 英会話 で挫折しない為に。 

ラジオ 英会話 学習法6

折角ラジオ英会話を開始しても、うまくいかないという方がいる。挫折しないための方法は、以下である。

 

・どんなに自分のレベルに適していても、内容的に興味が湧かなければやめる。

・まず半年を目標にやってみる。(内容的に嫌でなければ、半年分テキストは買っておく。後で内容理解をしながら英語をインプット出来るようにする為に。)

・半年継続するのが難しければ、1か月単位でも良い。

・毎日机に向かってやろうとしない。何かの作業と組み合わせる。(通勤時間、朝の散歩など。)

・英語の音をある程度正確に拾える人は、講師の話などは飛ばし、英語の部分のみを聴くことに集中する。

 

 

ラジオ 英会話 の旨みを最大限引き出す為に。

ラジオ 英会話 学習法3

ラジオ英会話をうまく活用すると、非常に多くの英語力を獲得することができる。例えば以下のようなものである。

 

・聞ける耳を形成する。

・大量の英単語を覚えることができたり、英語表現を覚えることができる。

・英語の発想・語順で考えることができる。

 

上記の様な旨みを効率的に獲得するためには、上手に聞く必要がある。以下にその手順を記したい。

 

 

テキストを利用しインプットの為に内容理解をする。

 

ラジオ英会話で英語を上手にインプットする為には、理解しながら聞く必要がある。そして、その為には、不明な部分をきちんと確認できる必要がある。

 

テキストを上手に活用するためには、何度か英文そのものを聞き「どのようなことを言っているのか?」全体像を把握し、聞き取れない部分や不明箇所(英単語・英語表現を含む)を確認する必要がある。

 

この下準備無しに、英語を聴き続けても、時間をかけた割にインプットを効率的に行うことが出来ない。

 

 

頭に馴染むまで聞き続ける。

ラジオ 英会話 学習法4

英語耳形成のためには、上手にインプットする必要があり、その方法には大きく分けて以下の2つがある。

 

・同じ教材を何度も聴く方法

・初めて聴く英語を理解しようとする方法の2つがある。

 

頭に馴染むまで聴くというのは、前者に焦点を置いたものである。これはリスニングの基礎形成に効果を発揮する。

 

あくまでも私の経験論からだが、同じ音を毎日1時間から2時間程度、3週間から4週間あまり聞き続けると、特にそれを覚えようとしなくても自動的に覚えることができるようになる。

 

覚えようとしなくても、自然に覚える事が出来ていればできていれば、英語の音もかなりインプットできている。是非このレベルまで聴いていただきたい。そうすることで、聞ける耳作りが出来るようになる。

 

 

ラジオ 英会話 を聞きながら英単語や英語表現を覚える方法。

 

既に、同じ教材を一定期間聞き続けることの重要性については述べたが、このリスニング反復作業は、音のインプットだけではなくて、英単語や英語表現を覚えるのにも役立つ。

 

あくまでも経験論からであるが、音を聞きながら、これらを吸収する簡単なコツを挙げると以下である。

 

・英語を聴いている間は、英単語・英語表現を覚えようと思う意識はとりあえず置いておき、どのような話であるのか?話の流れの詳細まで把握することに努める。

・聴いていない時は、不明な英単語・表現、英文の構造などがあれば、必ず正確に把握するよう努める。

・自分の知らない英単語や表現を特に意識しなくても、そのまま理解出来るようになるまで聴いてみる。(ある一定期間聞き続けると、自動的にそうなっているが。)

 

 

多忙な社会人がラジオ 英会話 を継続する方法。

ラジオ 英会話 学習法

社会人が ラジオ 英会話 継続 に失敗する場合、時間的な制約があり、継続できない事が原因の場合が多い。継続出来ないことが続くと、それが原因でモチベーションが低下してしまう。

 

従って、時間的な制約がある状況でもうまく続けられる方法を選択するしかない。その方法は、以下である。

 

・通勤時間をうまく活用する。

・CDを上手に活かす。

・パソコンのストリーミングを利用する。

・スマートフォンのアプリを利用する。

 

具体的な方法を以下に述べていきたい。

 

通勤時間を利用する。

 

通勤時間をうまく活用し、英語の音を耳から大量にインプットするためには、家やその他の場所で英文そのものを、きちんと理解しておき、通勤時間内は事を聞くことのみに集中できるようにするべきである。

 

この準備ができていると、家を出てから、最寄りの駅まで行き、列車や地下鉄などに乗り、職場に着くまで、特に問題がない限り、全ての移動時間をリスニングに時間を充てることができる。

 

もし、音を聞いていて内容が不明な点があれば、帰宅後にテキストで不明な点をしっかり確認しておく必要があるのは言うまでもない。

 

余談だが、毎日英語を規則的に聞いていると、上達もするし、日々英語に接する状態にも繋がるので、結果として英語学習のモチベーション維持にも繋がる。通勤リスニング学習はそういった意味でも非常にお勧めだ。(英会話・英語学習のモチベーション維持をする為の方法については「英会話 モチベーションを維持する方法」を参照頂きたい。)

 

CDを上手に活用する。

ラジオ 英会話 学習法5

CDを可能であれば買った方が良いのは、講師の人の説明など余計な部分を省いて、英語の音だけを聞けるようにする為である。

 

重要なのは、英語の音を大量にインプットすることなので、余計な解説などを聞く必要がない。ただし、ビジネス 英会話のような番組内容を理解しようとする場合、背景を理解する為に、それに関する説明している時は、話の理解をするのが容易になる為、聞いた方が良いかもしれない。

 

 

ストリーミングを利用する。

 

 

パソコンやスマートフォンを持っていれば、それぞれの番組のサイトまで行くと、ストリーミングを利用することが可能である。録音をするのが面倒臭い人には非常に楽である。

 

自宅のパソコンで利用しても良いし、スマートフォンをポケットに入れておき、通勤・通学中に歩きながら聴いても良い。実際私もこれをよくやっている。

 

 

スマホアプリを利用する。

ラジオ 英会話 学習法7

 

ラジオ英会話を継続することが、おっくうになることの理由の1つとして、毎日録音をするという手間が挙げられる。

 

スマートフォンのアプリを使うと、この辺の問題がかなり解決される。是非自分に合ったアプリを使ってみることをお勧めする。スマートフォンを使って音を聞きながら、わからない英単語をメモ帳機能などを使って、記録しておき、英単語や英語表現をどんどん覚える作業も忘れずに実行してほしい。

 

英単語 覚え方

英単語 覚え方

 

英語学習をする上で、誰しも一度悩むのが、語彙力形成であると思う。今回は英単語を効率的に覚える方法についてお伝えしたい。

 

何が目的で英単語を覚えるのか?

英単語 覚え方

 

英単語を覚える上で重要であることは、何を目的として英単語を覚えるのか?ということである。これにより、アプローチの仕方が多少異なって来るからだ。英単語を覚える目的は主に以下に分かれると思う。

 

・英語を読む為に英単語を覚える必要がある。

・英会話をする際の語彙力獲得の為に、ボキャブラリー構築をしたい。

英検 対策TOEIC 対策など資格試験の為に英単語を覚える。

 

自分が何をする為に英単語を覚えるべきなのか?考える必要がある。

 

英語リーディング用

英単語 覚え方2

英単語をリーディング用に覚える時には、以下の2つの点に関して意識しておくと良い。

 

・語法も知っておく方が、速読力向上に繋がる。

・意味だけが解ればわかれば十分な英単語。

 

リーディングの為には、語法も覚えた方が得をする訳。

 

英語を読むと言う観点から考えると、勿論沢山の英単語を知っていた方が得なのだが、もう一つ忘れてはいけない事は、やさしい英単語ほど、語法もガッチリ覚えた方が良いという事だ。

 

英文をスラスラと読むためには、文章構造を素早く見抜ける必要がある。

 

この時に重要であるのが、英単語の使い方である。英単語の使い方を知っていると、文章構造の予測が立てやすくなるということだ。

(※語法知識の重要性に関しては、英検 reading 学習の効率的な進め方 の〝なぜ語法知識が不足していると、何故readingスピードが落ちるか?〟を参照頂きたい。)

 

 意味だけ解れば良い英単語が何か?を考える。

 

英語を速く読むためには、語法知識の豊富さが重要になることは、既に述べたとおりだが、全ての英単語を使い方まで覚えるのは、現実的ではない。

 

英単語には、意味だけが解ればよいという英単語がある。病名などの固有名詞は、読む事だけを考えれば、意味だけが解れば良い。

 

リーディング用に英単語を覚える時に、そのような視点を持っていると、暗記地獄から抜け出せる。

 

英会話用

英単語 覚え方3

英会話をする上で非常に重要であることは、英単語の数が多い程、相手の言っていることが理解し易くなるという事だ。

 

ただし、自分で発話することを考えると、英単語の意味だけではなくて、以下を考慮する必要がある。

 

・英会話では実際にその英単語の使い方まで知らないと役に立たない。  

 

英会話では英単語を使える状態が求められる。

 

英会話の為に英単語を覚える時は、英単語の意味だけを覚えるのではなくて、語法を理解しながら使い方をマスターすることが必要である。

 

例えば giveを「~を与える」という意味しか知らないと・・・

 

I gave a pen.

 

位の話しか出来ない。

 

ところが、”give 人 物” or ”give 物 to 人”という形で使えると覚え、さらに、他にどのような動詞がこのパターンで使えるか?ということを理解していると・・・

 

I gave him a pen.

I gave a pen to him.

I teach my students English.

I sent a letter to my friend yesterday.

 

などとバリエーションが増える。

 

一つの英単語だけで、この位の応用可能性があるので、数十覚えると、この可能性はさらに広がる。手持ちの道具が増えると、当然ながら、口から英語を上手に出せる可能性も上がる。

 

また、正しい使い方を知っていると、ブロークンな英会話を防止する事にも繋がる。例えば・・・

動詞 go が自動詞だということを知っていると・・・

I go Sapporo.

という英文は誤りであることが解かる。(※自動詞 他動詞の判別に興味がある方は、 自動詞 他動詞 見分け方 を参照頂きたい。)

 

英語試験用

英単語 覚え方4

 

英語試験の為に英単語を覚える時には2つの側面を考えなければいけない。

 

・リーディングやリスニングの時に必要な英単語

・英検試験のpart1のように、語彙力用の問題に答える為の英単語

 

 リーディング・リスニング用英単語

 

英検、TOEIC、TOEFLのリーディングやリスニング用の英単語は英検過去問題やTOEIC公式問題集を使いながら覚えるのがベストである。

(※TOEIC試験用の英単語の覚え方に関しては〝 toeic 英単語 覚え方 ~少しでもラクをする為に。〟を参照頂きたい。)

 

試験の性質により、頻出の英単語とそうではないものがあるので、過去問題を使いながら覚えていく方がより実戦的ということになる。

 

語彙力を問う問題に対処する為の英単語

 

英検試験のpart1がそうであると思うが、英単語の意味を問われる問題がある。単語の語法などよりも”英単語の数がどの位頭の中にあるか?〟が問われる問題である。

 

この問題に対処するには、単純に過去問題を読んだり、聞いたりしながら覚えるだけでは、必要な語彙力を短期間で獲得出来ない。

 

そこで重要になるのが、過去問題のデータをベースに作成された英単語本である。これを使って合格に必要な数だけ覚えると良い。(合格に必要な数だけを覚えれば良いので、全部を覚える必要はない。)

 

記憶の定着が良くなる方法を選ぶ

英単語 覚え方6

 

英単語学習をしていく上で、重要であることは、記憶の定着が良くなる方法を選択するということだ。

 

人が良い方法だと推薦していても、自分で実際にやってみて、英単語をあまり覚えられない方法や、嫌気がさす方法は避けた方が良い。

 

記憶を定着しやすく方法として、以下2点を考えておくと良い。

 

・覚え方は一つにこだわらない。複数考える。

・覚える段階で記憶に留まり易い方法を選択する。

 

英単語 覚え方 は一つにこだわらない。

英単語 覚え方8

覚え方には色々な方法がある。例えば・・・

 

・読んで覚える。(→英字新聞を使った英単語の覚え方に関しては「英字新聞 学習法」を参照頂きたい。)

・書いて覚える。

・聴いて覚える。(→ラジオ英会話を利用した英単語の覚え方に関しては「ラジオ 英会話 学習法」を参照して頂きたい。)

・語源で覚える。(→語源を利用した英単語の覚え方に関しては「英単語 語源で覚える方法について」を参照して頂きたい。)

・語呂合わせから覚える。

・英会話をしながら覚える。

(→英会話レッスンを利用した英単語の覚え方は「英会話 個人レッスン で効率的に上達する方法」の中の〝英単語を効率的に習得する〟を参照して頂きたい。)

 

などなど、様々な方法があるが、一つの方法にこだわり過ぎない方が良いと思う。

 

というのも、我々が日本語を習得した時に獲得した語彙は、どれか一つの方法を使って覚えた訳ではないからだ。

 

ある単語は、読んでいた本から学び、また別な単語は人の会話の中で学んだ・・・というように様々な方向から語彙を獲得している。 最終的に覚えてしまえば良いだけなので、様々な方法を試してみると良いと思う。

 

覚える段階で記憶に留まるように覚える。

英単語 覚え方10

 

英単語を覚える上で重要な事は、覚える段階でシッカリ頭にインプット出来ているかどうか?である。

 

インプットが上手く進まなければ、当然ながら後でアウトプットしようと思ってもうまく進まない。何度も反復することも、勿論重要であるが、意外にインプットを少し改良するだけで、記憶に留まる場合もある。

 

体験型 英単語学習は記憶の定着を助ける。

 

英会話をしながら、獲得した英単語というのは、中々忘れない。特に、自分で意識的に使った英単語は、目的意識が強く働いているので、印象に残る。

 

また、手紙やメールなどで、使った英単語もかなり記憶に残る。

 

例えば、私の友人の中にスペイン人の女性がいるのだが、彼女はいつもダイエットに気を配っていて、食欲を抑える為の「accupuncture」をやっていると言う返信を読んでから、この英単語は二度と忘れなくなった。また、彼女に対して私の返信の中で〝僕も「pig out」して太ってしまった〟と書いて以来二度とこの表現は忘れなくなった。

 

体験型 英単語学習 は記憶の定着を助けるので、お勧めだ。

 

 

英単語を復習しやすい仕組みを構築する。

英単語 覚え方9

英単語を覚えても忘れてしまうのは、仕方がないことだ。

 

しかしながら、復習の仕方を効率的に行うことによって、記憶の定着を高めたり、完全に忘れてしまう前に、記憶の補修を行うことが出来る。

 

英単語を覚えるだけではなくて、学習する際に、復習しやすい状況を準備しておくことが重要だ。 また、近年の様々な電子デバイスを上手に使う事で、スキマ時間をより有効に使うことも出来る。

 

ノートの利用

 

英単語を後に復習をすることを考えると、ノートにまとめておいた方が便利だ。

 

ノートの大きさは自分が使いやすいサイズで構わないが、英単語、意味、発音、アクセント、その英単語の使い方が解るような例文、語法情報などを記しておく必要がある。

 

スマホの利用

 

ノートに英単語、意味、例文、発音、アクセント、語法を書いたものを、スマートフォンを使い撮影しておき保存するか、その情報をG-mailなどに上げておくと、スマホから好きな時にアクセスすることが出来、ノートを持って歩く必要がないので、復習するのが非常に楽になる。

 

電子ツールの利用

 

英単語を覚える時に、もう一つ有効であるのが、電子ツールを利用することである。weblio英単語帳のような機能や、様々なスマホ用アプリを使うことだ。

 

ただし、語彙力構築の為には復習も欠かせないので、自分が既に学んだ英単語を蔑ろにして、そればかりをやるのはあまり得策ではない。

 

スキマ時間を有効に使い復習をする。

英単語 覚え方7

スマートフォン内に英単語が復習しやすいように写真が残されていたり、G-mailにアクセスできる状況であれば、地下鉄や、バスの待ち時間などに、かなりのものを復習することが出来る。

 

営業マンのような方は、アポイント時間まで待た無ければならないような時でも、早めに移動し、時間ぎりぎりまで復習することが可能になる。

 

また、友人とレストランやカフェで会う約束をしている場合も、時間ぎりぎりまで英単語の復習に充てられる。

 

このようにすると、家での学習に英単語の復習の時間を設けなくても済んでしまう。

 

耳からも英単語を覚えられるようにしておく。

 

英単語をスマートフォンなどで復習するのは、大変便利な方法であるが、歩きながら復習すると危険であるし、バスなどの揺れる乗り物の中で、英単語を復習していると乗り物酔いなどをしてしまう。

 

このような時は、リスニングをしながら、英単語を復習出来るようにもしていおくと便利だ。(スマホに入れておけば済む。)状況に応じて、目からの復習と耳からの復習を使い分けできるとより、効率的に英単語の復習が出来る。

 

英会話 教室 活用法

 

 

英会話 教室に通っている方は〝自分の英会話力を伸ばしたい〟〝英会話が出来るようになりたい〟と思い通っていると思う。

 

一般的に、英会話 教室 では英会話をする時間を沢山取る と言う人が多いと思うが、時間をかけた割にあまり上達していないと感じる人もいるかと思う。

 

案外、伸び悩む多くの方が〝具体的にどのような力を伸ばしたいのか?〟が明確でないように思う。今回は英会話力を最短で伸ばす為の「英会話 教室 活用法」についてお伝えしたい。

 

英会話 教室 に通う目的は明確か?

英会話 教室 活用法9

 

英会話 教室に通う時に、シッカリ考えた方が良い事は、自分が通う目的を明確にすることだ。そうすることで、より効率的に自分の英会話力を伸ばすことが出来る。

 

〝英会話 教室 に通う目的を明確に と言われても解からない〟という方もいるかと思う。その時は以下の3点について考えてみると良いと思う。

 

・英会話 教室 で英会話をする量を稼ぎたいのか?

・英会話をする為の基礎的な力が不足しているので、英会話 教室を通じて総合的な力を向上させたいのか?

・英会話 教室 で自分の 英会話上の問題点を探りながら、弱点を潰すのか?

 

大きく分けて上記3つで考えていくと、自分がしなければならない事が明確になると思う。

 

英会話を沢山する為に 英会話 教室 を活用

英会話 教室 活用法4

 

英会話量を稼ぎたくて 英会話 教室 を利用したい という方は以下の点について考えてみると、より上手く英会話量を稼げると思う。 

 

・英会話をする為の基礎力が備わっているか? or 基礎力が備わっていないか?

 

 

英会話の基礎力がある人は会話量を稼げば上達する。⇒英会話 教室 を英会話量を稼ぐ為に活用するべき。

 

英会話をする為の基礎力がある方は、英会話を短時間に沢山こなすだけで、かなりのスピードで上達する。

 

実際、私の生徒さんの中にも、英検準1級の1次試験(ペーパーテスト)に合格してから3週間で2次試験(口頭試験)に合格した方もいるのだが、この方は、ペーパー試験まで英会話は、ほぼ皆無という状態であった。(※この生徒さんに関する情報はこちら 英検準1級合格 SATORUさん をご覧下さい。)

 

ところが、基礎力が整備されていたので、英会話練習を開始すると驚くスピードで上達し、3週間でパスしてしまった。

 

また、私が海外留学中にあった日本人達を観察していると、簡単な英文を瞬時に作成したり、英文を読んだりする力のある人達は、英会話がスグに上達していたが、英文法の知識が少なかったり、基礎力が少ない人達は、殆ど上達していなかった。

 

英会話の基礎力が無い人は会話量を増やしても時間もお金もムダになる。⇒基礎力整備に 英会話 教室 を活用するべき。

 

英会話の基礎力が無い人は、会話量を増やしても、残念ながら殆ど上達しない。

 

これは、キャッチボールを満足に出来ない人が野球の試合をやっても、殆ど試合にならないのと非常に似ている。

 

基礎力が無いと、英語を素早く運用する事が出来ない為、英会話をする為の時間だけが無駄になるからだ。

 

基礎力を可能な限り整備し、会話量を稼ぐ学習にスムーズに移行したいものだ。

 

英会話の基礎から整備する為に活用

英会話 教室 活用法2

 

英会話 教室 を〝英会話の基礎をきちんと形成する〟為に活用するという方法もある。

 

一見、時間がかかる方法に思えるかも知れないが、最終的に道具としての英会話を目指すのであれば、基礎整備をきちんとやってから、英会話量を稼ぐ学習に移行した方が、時間もコストも無駄をしない。

 

基礎力が無い状態で量を稼ぐ英会話学習を行うと、ブロークンな英語になったり、自分の話せる領域が限定的になる。

 

基礎力が頑強であればあるほど、TOEIC、英検、TOEFL 試験高得点は勿論、トラベル英会話学習がスムーズに進むなど様々な応用力にも繋がる。(※トラベル英会話学習について知りたい方は→ 海外旅行 英会話 勉強法 を参考にしてみて欲しい。)

 

英会話をする為に必要な基礎力は以下である。

 

・短い文章を次々作れるか?

・英文法力があるか?

・英語リスニング力はあるか?

・語彙力はあるか?

・相手に通じる発音であるか?

・発想力に優れているか?

 

 

短い英文をスラスラ作れるか?

 

英会話量を稼ぐ学習をする前に、短い英文をスラスラ口から出せるようにする訓練が非常に有効で重要になる。

 

英会話は、突き詰めて考えると、全て短い文章のやりとり である。

 

したがって、自分の考えていることを、口から短い英文で表現できる状態に1秒でも早く到達することが重要だ。それさえ出来れば、英会話学習の7割位は完了したようなものだ。

 

短い英文を、口からスラスラ出せるようにする為には、英文法の体系的な理解をするほうが、より効率的に学習を進める事が出来る。

 

英文法力はあるか?

英会話 教室 活用法5

 

英文法の知識が豊富であればあるほど、口から出す英文のバリエーションは増える。体系的に英文法知識を整備したいものだ。

 

例えば、「She」「Ramen」「eat」という3つの言葉あった時に、英文法の知識があまりない人は・・・

 

・彼女は毎週ラーメンを食べる。

・彼女は昨日ラーメンを食べた。

・彼女は明日ラーメンを食べる予定だ。

 

位しか英文を作り出せないかもしれない。

 

ところが、英文法知識が豊富であると・・・

 

・ラーメンを食べることが、彼女の趣味だ。

・ラーメンを食べる為に、彼女は中の島に行った。

・彼女はラーメンを食べる時間がない。

・彼女がラーメンを食べる時、一人で中の島に行く。

・ラーメンを食べているあの女性は、私の生徒さんだ。

・私は彼女にラーメンを毎日食べないで欲しい。

・彼女がラーメンを食べているお店は、中の島にある。

・ラーメンを食べているあの女性を見て下さい。

 

などと、少しの英単語を加えるだけで、かなりバリエーションが拡がる。

 

基礎力がない状態で英会話量を稼ぐ学習を始めると、スピードは上がるかもしれないが、話せる範囲は限定的になってしまうことが判ると思う。

 

英文法知識が豊富であれば、あるほど、応用力を一気に高めることが出来る。英会話を始めとする体系的な英文法力構築に関しては〝 英文法力を効率的に高める学習手順 〟を参考にしてみて欲しい。

 

英語を聞き取る力はあるか?

英会話 教室 活用法7

 

英会話は、自分が口から英語を出す力=発話力、相手の言った英語を聞き取る力=リスニング力の2つが必要になる。

 

相手が言っている英語を正しく聞き取る事が出来ない人は、リスニング力を日常的に向上させていく必要がある。

 

リスニング学習は主に〝正確に音を聞き取る訓練〟と〝大量の英語を聞く訓練〟2つが必要だ。これら2つの訓練をみっちりやると、日常英会話の聴き取りは非常に楽になる。

 

語彙力はあるか?

 

英文法力が豊富であっても、最終的には、語彙力の豊富さが重要になる。

 

特に、英会話量を稼ぎたい時には、中学校3年間で習う1000語は確実に知らないと、いくら英文法の力があっても難しい。

 

例えば、疑問文を作り、自分の知らない英単語の意味を尋ねるという状況があるとしよう・・・

 

・〝school〟とはどのような意味ですか?

 

これに対する説明が全て英語でされることになる。

 

〝school というのは学生が学校で先生から何かを学ぶ空間です。〟などと説明されることになるのだが、この説明を理解できないと、質問しても答えに辿り付く事ができない。

 

説明を理解できるためにも、最低限の英単語力は必要になる。

 

これらの必須英単語を獲得するには、英文法書や、短い英文をスラスラ作る為のトレーニングで使用するテキストの単語を少しずつ覚えてしまえば良い。

(英単語力強化全般に興味がある方は「 英単語 覚え方 」を参照頂きたい。)

 

発音・アクセント矯正は出来ているか?

英会話 教室 活用法6

 

英会話をする為の基礎力が充実した段階で、英会話を大量にこなす学習に移行するべきなのだが、一つ気に留めて置いた方が良いのが、発音の問題だ。

 

英語の発音がある程度の水準に達していないと、自分の言ったことが相手に通じない という状態が出てくる。

 

ただ、〝発音はネイティブのように完璧ではなくても困らない〟というのが、私の経験論からの結論だ。経験上、注意するべき発音は以下である。

 

・Lの発音 Lick など

・Rの発音 Rice など (LとRの違いを出せないと、liverとriverの違いが出せない などと言う場合がある。)

・THの発音 Thick など (ThとSの違いを出せないと、thickとsickの違いが出せない などという場合がある。)

・Fの発音 Future など

・Vの発音 Vivid など

 

発音よりも注意すべき事は、アクセントであると思う。同じ英単語を綺麗な発音で話していても、アクセントが違っているだけで、伝わりにくい場面がある。

 

蛇足だが、発音とアクセントを相手が理解出来るか?どうかは、ネイティブスピーカーの場合、知的水準の高い・低いが関係している場合も多い。

 

知的水準の高い人は、文脈や相手の話の流れを理解していて、あまり発音が良くなくても通じることが多い。

 

 

英会話の為の発想力はあるか?

英会話 教室 活用法8

 

英会話が出来ないという人の中には〝英会話をする為の発想力に欠けている〟という場合がある。

 

英会話は、単に英語力があるだけでは向上させることが出来ない。

 

例えば、どんなに英会話力がある方でも、会話のキャッチボールができなければ、相手との英会話は続かない。そして、言葉のキャッチボールが出来る為には、様々な分野に関して相手と話が継続できる必要がある。

 

英会話のキャッチボールが出来るようになる為には、私は以下のポイントが重要になると考えている。

 

様々な分野に関する知識

・自分が知らない分野に関しても英会話を続ける為の技術(主に疑問文を駆使しながら、相手から情報を引き出ように努めることが重要。)

 

日常的に様々な分野をテーマにしながら、英会話をする練習で発想力は鍛えることが出来る。

 

 

英会話上の弱点を潰すために活用

英会話 教室 活用法3

 

英会話 教室を利用する目的として、自分の弱点を潰す為に活用する方法もある。人によって、英文法が弱い、短い英文を口から出す訓練が足りない・・・など状況は様々である。弱点を潰す為には・・・・

 

・英会話をする上で自分の弱点を正確に把握することが必要

 

自分で英会話上の弱点が解からない人は、教室で弱点を指摘してもらい、その部分を潰すために積極的に活用すると良い。

 

 

英会話をする上での自分の弱点はきちんと把握出来ているか?

 

英会話が中々上達しないという方には、必ず何か原因がある。

 

特に〝ネイティブスピーカーと何となくコミュニケーションが取れるけれど、上達の壁にぶつかっている〟と言う方は・・・・

 

・英文法の体系的な理解不足

・語彙力が不足している

・発想力に欠けている

 

など伸び悩みの原因が背後にあるケースが多いので、弱点を把握し潰すことが重要になる。

 

弱点を見極めた上で具体的な解決策を探る。

 

英文法の理解が不足していて、ブロークンな英語しか話せないと言う人は、英会話をする量を減らして、英文法の理解をキッチリやることが重要になる。

 

また、聞き取り能力が低くて、その原因が実はリーディング力にあると言う場合、英会話練習の他に、日常的にリーディング学習を行う必要がある。

 

弱点は千差万別であるが、問題点を把握し、具体的な解決策があれば、必ずまた英会話力は伸びるものだ。

 

英文法力 を効率的に高める学習手順

英文法力を効率的に高める学習手順

 

  “英文法”と聞くと難しく感じたり、苦手意識があったりする方も多いと思います。  

 

ところが、段階的に英文法学習を進めていくと、理解が進み、英語を話したり、読んだりする時の大きな力になり得ます。

 

英文法学習が難しく感じる理由の一つとして〝膨大な文法知識をどのような手順で進めるのか?〟わかりにくい点があると思います。  

 

本日は「英文法力 を効率的に高める学習手順」をテーマにお伝えしたいと思います。

 

英文法学習には2つの段階がある

英文法力 を効率的に高める学習手順2    

 

英会話、英検、TOEIC全ての英語学習に関連する英文法学習には、2つの段階があります。

 

正しい手順を踏まないで英文法学習をすると、時間のロスがばかり大きくて、身に付きません。以下に効率的な英文法学習の方法を記したいと思います。

 

段階1 英文法の全体像を体系的に把握する段階

 

 多くの大学受験生、TOEIC受験者、英検受験者が文法学習をする時に、英文法の問題集を手に取ると思いますが、気を付けなければならない事があります。  

 

それは”英文法の全体像を把握できているか?”ということです。  

 

英文法の全体像を把握できている場合は、手に取った問題集の解説を読んでも理解出来るはずです。  

 

例えば、自動詞と他動詞の部分について読んでいる時に〝自動詞なので目的語を取る為に前置詞が必要だ〟などという解説を読んでも理解出来る場合は、ある程度体系的な知識がそれに関してある状態です。

(→※ 自動詞 他動詞について興味がある方は 自動詞 他動詞 見分け方 を参照してみて下さい。)

 

また、文法書の解説を読み、thatを発見した時に、自分の頭の中にthatについて、ある程度体系的な知識があれば〝ああ、これは後ろの文章構造が不完全になっているので関係代名詞のthatだ〟などと判断していくことも出来ます。

→※thatの識別に関してはthat 使い方 を理解しようを参照頂きたい。)  

 

ところが、そういった事が出来ない場合、全体像が把握できていない可能性が非常に高いのです。  

 

動名詞や関係代名詞など、文法項目別に分類された問題集の問題にチャレンジし「mindは動名詞のみを目的語に取る動詞なので、正解はing形になっている”B”」などと書かれた解説を読んだ時に内容が理解出来るのであれば、その分野に関して、ある程度の体系的な知識があり、理解出来ていることになります。  

 

このようにして、問題の正解・不正解を問わず、解説を読み、ほぼ全ての文法事項に関して理解出来るのであれば、英文法の全体像が体系的に把握できていると考えても良いかもしれません。  

 

ですが、解説を読んでもピンとこないところが、かなり多くある場合、これは体系的な英文法が理解出来ていないことになります。  

 

このような場合、全体像が見えていない状態で、文法項目別の英文法問題集を使って細部に渡る知識をインプットしようとしても、理解することが出来ないのです。

 

こういった時は、まず英文法の全体像をある程度頭の中に入れてしまう方が良いのです。

 

段階2 英文法の詳細を知る段階

 

体系的な英文法の全体像が把握は出来ているけれど、大学受験  TOEIC対策  英検対策 などの為の文法項目別の問題に取り組んだ時に、正答率が低い場合は、英文法細部に関する知識を持っていないということになります。

 

英文法の詳細なポイントを把握出来ていないので、正解を選べないと言う事になります。   このような方は、英文法細部に関する知識を仕込むことで、英文法力を一層アップすることが出来きます。

 

英文法の全体像を体系的に学習するには?

英文法力 を効率的に高める学習手順3  

 

英文法の全体像を把握する為の学習として、まず自分で学習しやすい文法分野から以下の2つの学習をしてみることをお奨めします。  

 

①英文法書の文法毎の例文を、英語から日本語に和訳できるか?

②英文法書の文法毎の例文を、日本語から英語に英訳できるか?  

 

まず、①に関してですが、英文法書の文法項目ごとの例文を、英語から日本語に和訳できるか?というところから始めてみるのが良いです。  

 

もし、ここで、和訳がうまく出来なければ、根本的な部分の理解が欠けていることになるので、解説を読み理解を深める必要があります。  

 

次に②に関してですが、和訳がスラスラ出来る人でも、英訳することがうまく出来ない人は、その英文法項目について、解かったつもりになっている場合が多いです。   もし、この段階で知らない英単語を調べても、日本語から英語にすることが出来なければ、この文法分野に関する知識が危ういことになります。  

 

したがって、この危うい部分を放置しないで、再度学習をシッカリやる必要があります。   もし、①、②もスムーズにクリア出来て、苦労しない場合は、完全に理解出来ているか、本当に細かい部分を知らないだけであるので、別の文法項目について学習していく方が良いでしょう。  

 

英文法の全体像を把握することが重要であるので、自分であまり苦労しない項目から学習を開始するのが、一番達成感が湧きやすい方法です。

 

英文法の全体像を把握する時の注意点

 

英文法の全体像を効率的に把握するには、上記で述べたように、自分で取り掛かり易い部分から始めるべきですがが、注意しなければならないことがあります。  

 

それは、品詞知識と連動するケースです。以下のようなものがあります。  

 

・名詞(代名詞)・不定詞の名詞的用法・動名詞名詞節 

 

(※動名詞に関して興味のある方は〝動名詞とは何か知っていますか?〟を参照してみて下さい。)

(※不定詞の名詞的用法に関して興味のある方は〝不定詞の名詞的用法ってコウなんです。〟を参照してみて下さい。)

 

 

・形容詞・不定詞の形容詞的用法、関係代名詞

 

(※不定詞の形容詞的用法に関して興味のある方は〝不定詞の形容詞的用法が分かったよ!〟を参照してみて下さい。)

 

副詞・不定詞の副詞的用法・関係副詞  

 

それぞれ、バラバラに掘り下げやすいところから開始しても構いませんが、品詞の理解を先にガッチリ行った方が、それぞれの知識が連動しているので、それ以外の項目の理解は比較的スムーズに進みます。急がば回れです。

 

 

一度の学習で英文法の全体像を把握しようとしない!

 

英文法の全体像を把握しようとする時に、一度で細かいところまで覚えようとする必要はありません。段階的に少しずつ、自分の理解を深めれば良いのです。  

 

特に英語初心者の人は、どこまで深く学習すれば学習すれば良いのかも理解出来ていないので、少しずつ行う方が良いです。  

 

また、一度ある英文法項目に取り掛かった時に、思ったよりも難しいと感じたり、理解するのに時間がかかりそうな時は、一度それを置いておき、別な項目に移ってみるのも良いと思います。  

 

少しずつ英文法を学習する為には、以下のように進めてみると良いです。  

 

1.模範英文をみて和訳が出来るようになる。

. 模範の日本語をみて英文が作れるかを確認する。

3.今習っている英文法が他の分野と関係していないか?考えてみる。(ex. 名詞と名詞節 形容詞と関係代名詞など)  

 

英文法の詳細を学習するには?

英文法力 を効率的に高める学習手順4  

 

自分で英文法学習を行う時に「英文法項目に対して、どのような視点が重要なのか?」という事に自分で気付くのは難しいものです。

 

そんな時に非常に役に立つのが、文法項目別の英文法問題集です。  

 

自分が大学受験をするのであれば、大学受験用。TOEIC学習をするのであれば、TOEIC用。英検学習をするのであれば、英検学習用の文法項目別英文法問題集を一冊やってみると、詳細が把握できます。  

 

例えば、使役動詞ということについて、ある程度体系的な知識があっても、更に詳細な知識を必要としたければ、その部分をやってみると良いのです。

 

そうすると、使役動詞have に関しては・・・

 

have 目的語 原形   (I had my sister make a cup of cofee.)

have 目的語 過去分詞 (I had my car repaired)  

 

という2つの点に注意しなければならない などということが問題演習を通じて理解できます。英文法書を読んで覚えるよりも、頭に入り易いのです。

 

また、使役動詞に関してですが 使役動詞 目的語 原形 となっているものを (I made TOM clean the room) 目的語の部分を主語にして文を作った場合、受身の文章に変化するが (Tom was made to clean the room (by me))   その際、原形だった部分は原形不定詞でではなくて、to 不定詞に変化する などということを問題集を解きながら学ぶ方が楽です。

 

(※使役動詞に関して詳細を知りたい方は → スッキリ!使役動詞 make let have はこうだべさ~ を参照してみて下さい。)

 

英文法学習を加速させるには?

 

英文法学習は可能な限り素早く終わらせたいものです。毎日の英文法学習を効率的に進めて行きたいものです。そうするために、以下の2つの点を考えておくと良いと思います。  

 

・資格試験をうまく利用する。

・英文法書を2・3冊持ち違う視点から英文法を眺めてみる。  

 

 英検 TOEIC TOEFL試験を利用する。

 

英文法学習スピードをアップさせる手っ取り早い方法は、英検、TOEIC、TOEFLなどの資格試験にチャレンジしてみることです。   この中でも英検はオススメです。

 

というのも、英検は級別に分かれているので、段階的に必要な英文法を構築できるからです。〝英検3級ではこの範囲まで問われる〟など範囲が決まっているためです。少しずつ上の級にチャレンジすると、少しずつ文法知識を増やすことができます。

 

  TOEICやTOEFLは全ての英文法項目を理解した後で受けないと、結果に反映されないため、モチベーションを維持することを考えると、英検がオススメです。  

 

また、英文法を最終的に使いこなすことを考えると、英単語の習得なども必要になります。英検は、この部分も段階的に伸ばすことが出来ます。

 

英文法書は2・3冊持ち、違う視点からの解説を読み理解を深める。

 

英文法学習を進める時に、複数文法書を持っていると、意外と理解が深まることが多いと思います。私も何冊か文法書は持っています。有名な「フォレスト」や江川泰一朗先生の「英文法解説」などです。  

 

ただ、学習者によって解説の仕方に対する好みと言う部分もあるので、自分が納得いくものを購入すれば良いと思います。  

 

英文法書の判断の仕方がわからない人は、amazon などでトップ10位の英文法書の書評をまず読み、実際に書店に行き、中身を比べ、自分と相性の合うものを買うのが良いと思います。

 

英文法を自分で使える知識にする為には?

英文法力 を効率的に高める学習手順5

 

英文法の内容は理解出来たけれど〝自分で使える知識になっていないので、使える形に変えたい〟という方もおられると思います。そのような方は以下を考えてみれば良いと思います。  

 

・自分が習得した知識を人に説明出来る状態であるか?

・英文法書などの例文を自分なりにアレンジしてみる。

 

英文法書などから習得した内容を人に説明出来るか?

 

英文法を文法書などから習得し、自分が使いこなせる為には、まず自分自身でキチンとその項目を理解している必要があります。  

 

英文法書などで、学んだ直後は本の内容そのものを暗記している状態で、理解が進んでいない場合が多いと思います。理解が十分ではないものは、いざそれを運用したり、応用しようと思っていも、思うように行きません。  

 

そこで、自分が本当にきちんと理解出来ているかどうか?を確認する為に〝他の人にその項目を説明できるか?〟試してみると良いと思います。  

 

相手がいない時は、インターネット内の見知らぬ人物の画像でも観ながら、相手に説明してみると良いと思います。  

 

そこで説明出来る場合は、理解がうまく進んでいるが、出来ないものは、再度自分が何を理解出来ていなかったのか?確認してみると良いと思います。  

 

これらのプロセスを何回か繰り返すだけで、文法項目に対する理解は格段に上がると思います。

 

 英文法項目を使い、自分なりの英文を作れるか?

 

私は、元々暗記力が良くない事もあって、模範例文などは殆ど暗記出来ないし、覚えてもスグに忘れてしまいます。

 

ところが、英文法書などの例文を自分が良く使う形に変えてみると、結構簡単に覚えることが出来て忘れないのです。

 

例えば、仮定法過去を学習している時に・・・・   ・もし私が鳥だったら、空を飛ぶことが出来るだろう。   このような例文を見ても、殆ど私はこの例文は使いません。  

 

むしろ〝もし私が犬だったら、一日中寝ているだろう〟とする方が、私の思考パターンに合っているし、実際英会話をする時に、良く使いそうなパターンです。  

 

このように、各英文法項目の例文を眺めながら〝自分であれば、このような英文を使うだろう〟と考えてみるだけで、使える知識に変わり易くなると思います。  

必見!英語が苦手な人はまず何からするべきか?

 

「自分は英語が苦手だけど、どうにか出来るようになりたいな~」と思う方も多いかと思う。実は、英語が苦手だという方は、自ら墓穴を掘るような事をしている場合が多い。

 

上手に障害になる部分を回避しながら、英語学習を進めていくと、いつの間にか苦手意識は薄れていく。

 

今回は「必見!英語が苦手な人はまず何からするべきか?」をテーマにお伝えしたい。

 

自分の得意な分野を徹底して伸ばす。

英語が苦手6

 

英語が苦手だと言う方は、まず徹底して、英語学習の中でも自分が割合得意な部分、手を付け易い部分から始めてみるのが懸命だ。

 

得意な事というのは、例えば、英文法学習が得意な人は、ここを徹底して極め、リスニング学習が得意な人は、それをまず伸ばすことを考えるということだ。

 

確かに、英語は4技能の総合力であるから、どれか一つだけを伸ばせば良いというものではないが、英語が苦手な人は〝苦手意識の克服〟が何よりも重要である。

 

したがって、自分の手の付け易いところを足がかりにして、総合的な力を高めていくことを考えるのが一番お手軽な方法である。

 

 

英単語力・英文法力を徹底して伸ばした私のケース。

英語が苦手5

 

 

その昔、私が英語で26点位を取っていた頃は、暗中模索という状態であったので、得意なところから始めてみた。それは、英文法の体系的な理解英単語力の増強である。

 

英文法も、勿論最初から全て理解出来たわけではなくて、私にとってやりやすい部分から始めた。それは動名詞と不定詞部分であったように思う。

 

自分にとって理解しやすそうなところを習得し、それが終ると次の分野に進んでいった。気付けば全体がある程度理解出来るようになっていた。

 

また、英文法の問題集で問題を解いてみても、面白いようにできるようになっていった。どんどんリーディングもできるようになった。

 

英単語学習を本格的に取り組み始めた際も、たまたま留学していて、通院しなければないない状況があり、必要に迫られて医療関連の英単語を習得した。

 

1つの分野だけでもある程度習得してしまうと、自信が持てて、次の分野の英単語も覚えたくなる。

 

医療分野が終了すると、今度は英字新聞の経済欄に出てくる英単語をかたっぱしから覚えた。それが終わると、政治分野・・・。そのように継続していくと、気付けば、ある程度色々な英単語を吸収していた。

 

このようにして、英文法と英単語に関しては自信が持てるようになると、スピーキングやリスニングの力も自動的に少しずつ上昇した。

 

全ては〝自信を持てた〟ということに尽きる。

 

英語が苦手な人は、徹底して自分が出来る事にまず力を注ぐべきだ。

 

英語の基礎固めを徹底して行う。

英語が苦手7

 

 

英語学習をする上で、困難なことの1つに、基礎固めがある。(特に英文法の体系的な習得など。)みんなここを早く終わらせて、先に進みたくなるものだ。

 

あまりよく理解したりしないで、どんどん先に進めたりしがちだ。

 

ところが、基礎部分がぐらぐらしていると、後々スピーキングやリーディングやリスニング学習を行う時に、必ずその歪みが起きてくる。

 

例えば〝「関係代名詞がどういうものか?」を理解してはいないが、問題に全問正解出来る。けれど、正解や不正解の理由を自分で明確に説明できない・・・・〟というのは、基礎部分がぐらついているのと一緒だ。

 

理解できていると、理由を必ず説明出来て、自分で実際に英作文を行う際、またスピーキングの際に、ある程度それらを使うことが出来る。

 

ところが、理解が不十分であると、問題集の問題に全て正解できるけれども、実際の英作文やスピーキングで応用できない・・・というおかしな問題が起きてくる。

 

問題を解いている時に〝(  )の前に人を表す言葉があり、後ろに動詞が来ているから選ぶべき関係代名詞はwhoだ〟ということを覚えていれば、問題が解けるかもしれないが、自分でそれを使って英作をすることは難しいだろう。

 

こんな状態も基礎力がぐらついている状況だ。本当に理解が出来ていれば〝(  )の後ろになぜ動詞が来るのか?〟まで解かる。

 

最終的に英語を道具として使いたいのであれば、こんな時間の使い方は、実にもったいない。

 

そして、その段階でもう一度、基礎的なところを理解する必要に迫られる。結果として、時間を大きくロスすることになる。

 

基礎固めをしっかりやっていくと、確かに最初の頃は時間がかかるかもしれないが、後で一気に加速がついてくるし、応用力が増す。手を抜いた場合よりも、何倍も時間を節約したことになる。

 

英語が苦手な人ほど、基礎固めをしっかりやらないと、結局また困難にぶつかり、英語がさらに苦手になってしまう可能性が高い。

(※英文法の体系的な習得方法に関して興味がある方は、こちらの 英文法習得方法まとめページをご覧頂きたい。)

 

目標設定を現実的に行う。

英語が苦手3

 

英語が苦手な人に見られる傾向の一つとして、目標設定が高すぎる ことがある。

 

例えば、今現在英語が苦手であるのに〝3年後には字幕無しで映画が理解できるようになる〟などと目標を立てたりする。

 

字幕無しで映画が観れることが、どの位の水準であるのか? ということがおそらく理解出来ていないのだろう。目標が現実と比較して高すぎると、やる気も無くなってしまう。

 

現実的な目標設定を、英語講師や英語の得意な人と相談しながら検討するほうが、挫折をしないで済む。

 

日常生活の中に英語学習を組み入れる。

 英語が苦手2

 

 

英語が苦手な人は、英語辞書を活用し、机に向かって学習しようとすると、継続するのがおっくうになる。

 

したがって、無理なく続けることを考えた方が得策だ。一番お奨めするのは、通勤・通学時間の中で自分が出来そうなことを組み入れてみることだ。

 

ラジオ英会話を聴くのでも良いし、昨晩学習したけれど覚えきれていない英単語を覚える。英字新聞を読む。行きの車内では、英文を読んでみる。帰りは文法の問題集をやってみるのでも良い。

 

目が疲れていない時は、リーディング学習を行い、目が疲れている時は、リスニング学習をするなど、組み合わせ方も色々ある。

 

何が一番その人に合うかは試してみないと判らないが、色々試してみると、そのうち自分にピッタリで効率的な英語学習法が見つかると思う。

 

重要であることは、どの位の時間真剣に学習出来たか?で決まるので、英語力が付けば何でも良い。

 

 

上達を急ぎ過ぎない。

英語が苦手4

 

 

英語が苦手な人は上達を急ぎ過ぎる傾向もある。

 

学校時代に、3年かけて学習していたことを、3ヶ月で理解しようとしたりすることだ。

 

勿論、どんどん理解できるのであれば、それはそれで構わないのであるが、英語学習をする上で重要な事は、自分で獲得した知識を後々しっかりと応用できるようにすることである。

 

どんなに早く進んでも、自分の知識が、どんどん頭の中から抜けていくのであれば、ゆっくりやった場合と変わらなくなる。

 

英語学習を進めていく時に、本当に自分がその知識をきちんと習得出来てているのか確認する必要がある。