接尾辞 tion を覚えて名詞の語彙を増やそう!

接尾辞 tion を覚えて名詞の語彙を増やそう!

 

自分が既に覚えている動詞や形容詞にtionを付けるだけで、語彙を大幅に増やすことが出来るかもしれません。

動詞と接尾辞 tionの関係を是非この機会に確認してみましょう!

 

接尾辞 tion のポイント

 

接尾辞 tionは「動詞+tion」 「形容詞+tion」で名詞化します。

 

 

接尾辞 tion の付く英単語

接尾辞 tion2

 

・abbreviation(省略形)

・abidication(放棄)

・aberation(奇行)

・abolition(廃止)

・abortion(中絶)

・abrasion(摩耗)

・absorption(吸収)

・acceleration(加速)

・ambition(野心)

・cancellation(中止)

・carbonation(炭酸化)

・coalition(連携)

・combustion(燃焼)

・communication(意思疎通)

・commemoration(記念)

・degradation(低下)

・delegation(代表)

・emancipation(解放)

・escalation(増大)

・execution(実行)

・evolution(進化)

・formalization(形式化)

・fornication(密通)

・generation(出産)

・gravitaion(重力)

・hallutination(幻覚)

・illustration(イラスト)

・improvisation(即興)

・justification(正当化)

・manipulation(操作)

・nomination(指名)

・operation(操作)

・oppositon(反対)

・optimization(最大化)

・pollution(公害)

・pollination(授粉)

・prediction(予測)

・protection(防御)

・qualification(資格)

・reaction(反応)

・relation(関係)

・relaxation(リラックス)

・reproduction(複製)

・resignation(辞職)

・satisfaction(満足)

・suggestion(提案)

・subscription(定期購読)

・traction(牽引)

・transition(移行)

・transfusion(輸血)

・urbanization(都市化)

・vegetation(植物)

・veneration(尊敬)

・ventilation(換気)

・westernizatiojn(西洋化)

 

 

一緒に覚えておきたい 接頭辞 接尾辞

 

<接頭辞>

anti    (〝反〟〝抗〟〝対〟)

dis   (〝分離〟〝反〟〝無〟〝不〟)

en     (〝~の中に入れる〟〝~にする〟)

fore   (〝前の方の〟〝昔の〟〝前もって〟)

inter (〝~の間〟〝相互の〟)

im  (〝反〟〝無〟〝不〟)

ir     (〝反〟〝無〟〝不〟)

il    (不〟〝非〟〝無〟)

pre    (“~より前の”  “前もって”  “~の前にある”)

sub    (〝~の下〟〝副〟) 

tri      (〝3〟〝3倍〟〝3重〟)

 

<接尾辞>

age   (“~なこと”  “~の状態” “料金” “グループ”)

en     (〝~にする〟〝~になる〟)

fy      (〝~化する〟〝~にする〟)

phobia (〝~恐怖症〟〝~嫌い〟)

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?以下がポイントになります。

 

“動詞+tion”  “形容詞+tion”で名詞化する。

 

自分が既に知っている動詞や形容詞にtionを付けるだけで単語の数を増やすことが出来ます。是非動詞と共に覚えてしまいましょう。

 

 

不定詞 見分け方が簡単にワカル!

不定詞 見分け方が簡単にワカル!

 

英文を読む際に文章構造を正確に把握する必要があります。不定詞は文構造を判断するために非常に重要な文法項目になります。

 

ですから、不定詞の3用法(名詞的用法形容詞的用法副詞的用法)を正確に判断する必要があります。

 

本日は「不定詞の見分け方」についてお伝えしたいと思います。

 

 

不定詞 見分け方 問題 が出来るようになります!

 

・以下の下線部が不定詞の 名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法のどれになるか?を明らかにし和訳して下さい。

 

1.To study English is interesting.

2.She was dissapointed to hear the news.

3.She knows the best way to solve the problem.

4.He decided to be a teacher.

5.He studies hard to be a doctor.

6.His plan is to go to the beach next Friday.

7.I went to the park to play baseball.

8.The time to cook is now.

9.To master English, he went to the UK.

10.They have tried these methods only to fail.

 

ポイント

 

名詞 形容詞 副詞 それぞれの品詞についての理解をする。

不定詞の用法と位置を理解する。

 

 

品詞の理解をまずシッカリ!

不定詞 見分け方2

 

不定詞(=to+動詞の原形)の3用法(名詞的用法 形容詞的用法 副詞的用法)を理解するためには、 まず 名詞の位置形容詞の位置と働き副詞の働きを理解することが大切です。

 

名詞の位置と働き

 

〝名詞〟は文中の主語、補語、目的語、前置詞の目的語になります。

 

1.Kenta is a student.(ケンタは学生です。)

2.The student is Kenta.(その学生はケンタです。)

3.I know Kenta.(私はケンタを知っている。)

4.I spoke to Kenta.(私はケンタに話しかけた。

 

名詞=ケンタが1番では主語の位置で、2番では補語、3番では動詞の目的語、4番では前置詞の目的語の位置で使われています。

 

名詞の働きとその他の文法項目の関連性

 

形容詞の働き

 

〝形容詞〟は名詞を修飾する(=説明する)言葉です。

・This is a new pen.(これは新しいペンです。)

 

形容詞newが名詞penを修飾しています。

 

形容詞が名詞を修飾する時は名詞の前に置きますが、形容詞の働きをする文法事項で2語以上になるものは一般的に名詞の後ろに配置し名詞を修飾します。

 

形容詞の働きと位置

 

 

副詞の働き

 

〝副詞〟は動詞、形容詞、副詞を修飾する言葉です。(名詞以外を修飾する言葉)です。

 

1.This is a very beautiful flower.

2.He can speak Japanese very well.

 

1番の文では副詞veryが形容詞beautifulを修飾しています。

2番の文では副詞veryが副詞wellを修飾してます。また副詞 wellは動詞speakを修飾しています。

 

このように副詞は名詞以外を説明する言葉です。

 

副詞の働き

 

 

不定詞 名詞的用法の位置と和訳

 

不定詞の名詞的用法を置ける位置は、〝主語〟〝目的語〟〝補語〟という名詞の位置になります。しかしながら、 〝前置詞の目的語の位置では使えません。〝~すること〟という訳になります。

不定詞 見分け方3

 

1.To live is to think.(生きる事は考える事だ。)

2.I like to run.(私は走ることが好きだ。)

 

・1番の文では To live を主語の位置で使い、to think を補語の位置で使っています。

・2番の文では to run を動詞 like の目的語の位置で使っています。

 

※不定詞の名詞的用法についての詳細は「不定詞の名詞的用法ってコウなんです!」を参照してみて下さい。

 

 

不定詞 形容詞的用法の位置と和訳

 

上述したように形容詞は名詞を修飾し、2語以上で名詞を説明する時は名詞の後ろに配置する形です。不定詞の形容詞的用法も同じ考え方をします。

 

・Do you have time to cook?(料理をするための時間はありますか?)

 

・to cookが後ろから前の名詞 time を修飾しています。

不定詞の形容詞的用法は名詞の直後に配置し〝~するための〟という訳になります。

 

※不定詞の形容詞的用法についての詳細は「不定詞の形容詞的用法が分かったよ!」を参照してみて下さい。

 

 

 

不定詞 副詞的用法の位置と和訳

 

1.He went to Italy to study art.(彼は芸術を勉強するためにイタリアへ行った。)

2.I am happy to see you.(私はあなたに会えて嬉しいです。)

3.The boy grew up to be a handsome man.(その男は成長してハンサムな男性になった。)

 

1番は不定詞の副詞的用法目的です。〝~するために〟という訳になります。位置は文の後ろになります。この目的用法は以下のように書くことも可能です。

→To study art, he went to Italy.

※文頭に不定詞が来ている時には、名詞的用法との区別が重要になります。名詞的用法で使われるケースでは直後に動詞が来ます。

 

2番は不定詞の副詞的用法感情です。〝~して〟という訳になります。この用法では感情を表す形容詞の直後に配置する形になります。

 

3番の不定詞は副詞的用法結果です。〝~した結果・・〟という訳になります。この用法では、よく使われるパターンがあります。

 

※不定詞の副詞的用法についての詳細は「不定詞の副詞的用法を7分で理解しよう!」「不定詞 結果用法をラクラク理解しよう!」を参照してみて下さい。

 

冒頭の問題解説

不定詞 見分け方4

 

冒頭の問題解説です。

1番の問題「To study English is interesting.」

用法:名詞的用法

和訳:英語を勉強する事は面白い。

・To study English が主語の位置で使われているので名詞的用法になります。

 

2番の問題「She was dissapointed to hear the news.」

用法:副詞的用法

和訳:彼女はそのニュースを聞いてガッカリした。

・to hear the news が感情を表す形容詞 dissapointed の後ろに来ているので副詞的用法になります。

 

3番の問題「She knows the best way to solve the problem.」

用法:形容詞的用法

和訳:彼女はその問題を解決するための一番良い方法を知っている。

・to solve the proble が名詞wayの直後に置かれこれを修飾しているので形容詞的用法になります。

 

4番の問題「He decided to be a teacher.」

用法:名詞的用法

和訳:彼女は先生になることを決めた。

・to be a teacher が他動詞 decide の目的語の位置で使われているので名詞的用法になります。

 

5番の問題「He studies hard to be a doctor.」

用法:副詞的用法

和訳:彼は医師になるために一生懸命勉強します。

・to be a doctor が動詞 hard を修飾しているので副詞的用法になります。

 

6番の問題「His plan is to go to the beach next Friday.」

用法:名詞的用法

和訳:彼の計画は次の金曜日ビーチへ行くことです。

・to go to the beach next Friday が補語の位置に置かれているので名詞的用法です。

 

7番の問題「I went to the park to play baseball.」

用法:副詞的用法

和訳:私は野球をするために公園へ行った。

・to play baseball が動詞 went を修飾しているので副詞的用法です。

 

8番の問題「The time to cook is now.」

用法:形容詞的用法

和訳:料理をする時は今です。

・to cookが名詞timeの直後に置かれそれを修飾しているので形容詞的用法です。

 

9番の問題「To master English, he went to the UK.」

用法:副詞的用法

和訳:英語を習得するために彼はイギリスへ行った。

・To master English が前から動詞went を修飾している副詞的用法です。

 

10番の問題「They have tried these methods only to fail.」

用法:副詞的用法

和訳:彼らはこれらの方法を試したが失敗するだけだった。

・only to ~ は副詞的用法の結果を導く形です。

 

 

重要文法用語まとめ

 

名詞

形容詞

副詞

不定詞の名詞的用法

不定詞の形容詞的用法

不定詞の副詞的用法

不定詞の副詞的用法 結果

 

まとめ

 

不定詞の見分け方の理解は進みましたか?

 

名詞、形容詞、副詞の理解

不定詞の用法と位置を理解

 

の2つのポイントを理解する事が重要です。

 

名詞句 名詞節の違いを簡単に理解しよう!

名詞句 名詞節の違いを簡単に理解しよう!

 

文法書を読んでいると〝名詞句〟〝形容詞句〟〝副詞句〟・・・などのように書かれていて、違いが良く解らない ということはないでしょうか?また、句と節の違いがわからないということはないでしょうか?

 

本日は「名詞句」についてお伝えしたいと思います。

 

 

名詞句が解ると以下の問題が出来るようになります!

 

以下の英文の中から名詞句と名詞節を見つけててみましょう。また、文中のどの位置で使われているのか?も考えてみましょう。

 

1.I am planning to go to Hawaii next year.

2.I think that she lives in America now.

3.We don’t know if she is fine.

4.We are looking forward to meeting you again.

5.Do you know how old she is?

6.The best way is to change our attitudes.

7.Could you tell me what to do next?

8.Climbing this mountain is difficult.

9.What she said is not true.

10.I like reading books.

 

ポイント

 

名詞句を理解する上でのポイント

 

名詞句の構造

名詞句にはどのような種類があるか?

名詞句を文中のどの位置で使うか?

 

名詞句とは?

 

まず、名詞句とは 名詞のフレーズの事です。

 

つまり、2語以上からなり主語と動詞を持たない構造が名詞の働きをする 物の事です。

 

例えば以下のようなものです。

 

・I want to get up early every day.(私は毎日早く起きたいです。) 

・Thank you for coming.(お越し頂きありがとう。)

・She doesn’t know how to study English.(彼女は英語の勉強の仕方を知らない。)

 

 

名詞句の種類

名詞句2

 

名詞句には以下のようなものがあります。

 

・冠詞+名詞

例:I know the news.(私はそのニュースを知っています。)

 

・形容詞+名詞

例: She has yellow note books.(彼女は黄色のノートを持っている。)

 

不定詞の名詞的用法

例:I want to go to America.(私はアメリカへ行きたい。)

 

動名詞

例:Seeing is believing.(見ることは信じることだ。)

 

疑問詞+to do

例:I know what to do.(私は何をするべきか知っています。)

 

 

名詞句の機能

 

名詞句は文中で主語、補語、目的語、前置詞の目的語として機能します。(※名詞を置ける位置4つで使われることを意識しながら確認すると理解しやすいでしょう。)

 

以下のような形です。

 

1.Cooking is her hobby.(料理をすることは彼女の趣味です。)

2.This is how to do it.(これがそれをする方法です。)

3.I like to play soccer.(私はサッカーをすることが好きです。)

4.She is interested in learning English.(彼女は英語を習う事に興味があります。)

 

1番の文では動名詞Cookingを主語として使っています。

2番の文では疑問詞+to doである how to do を補語として使っています。

3番の文では不定詞の名詞的用法 to play soccer を目的語として使っています。

4番の文では動名詞 learning English を前置詞の目的語として使っています。

 

 

名詞句と名詞節違いは何?

名詞句3

 

名詞句と名詞節の違いは何か?と疑問を持つ方もいるかと思います。

 

名詞句は2語以上からなり主語と動詞を持たない構造が名詞の働きをするもの。

名詞節は名詞の働きをする文=主語+動詞という構造を持ち、それが全体として名詞としての機能を持つもの。

 

1.I like to study English.

2.I know that she lives in France.

 

1番、2番ともに下線分を動詞の目的語の位置で使っていますが、1番は不定詞の名詞的用法であり主語と動詞を持たない名詞句になっています。一方、2番は接続詞thatを使っており、主語と動詞を持つ名詞節になっています。

 

 

being 名詞句は何?

 

英文を読んでいると 〝being 名詞句〟が時々出てきて 難しいと感じる方もいると思います。例えば以下のような形です。

 

1.Thank you for being kind to me.(私に親切にしてくれてありがとう。)

2.Being a mother is hard work.(母親であることは重労働です。)

3.She likes being alone.(彼女は一人でいることが好きだ。)

 

being が名詞句として使われている場合 beingを使うべき理由があります。

 

1番の場合 kindは形容詞です。これを動名詞にするにはbe動詞が必要になります。(動名詞は動詞+ingの形です。)前置詞 for の位置に being kind の形で置かれています。

 

2番の場合 a motherは名詞です。これを動名詞にするにはbe動詞が必要になります。 主語の位置で Being a mother の形が置かれています。 

 

3番の場合 aloneは形容詞です。これを動名詞にするにはbe動詞が必要になります。動詞 likesの目的語の位置で being aloneが使われています。

 

 

冒頭の問題解説

名詞句4

 

1番の問題:I am planning to go to Hawaii next year.

日本語訳:私は来年ハワイへ行くことを計画しています。

・「to go to Hawaii next year」不定詞の名詞的用法を名詞句として使っています。動詞 plan の目的語の位置で使われています。

 

2番の問題:I think that she lives in America now.

日本語訳:私は彼女は今アメリカに住んでいると思います。

・「that she lives in America now」接続詞thatを名詞節として使っています。動詞 think の目的語の位置で使われています。

 

3番の問題:We don’t know if she is fine

日本語訳:私達は彼女が元気か知りません。

・「if she is fine」接続詞ifを名詞節として使っています。動詞 knowの目的語の位置で使われています。

 

4番の問題:We are looking forward to meeting you again.

日本語訳:私達はあなたに再びお会いできることを楽しみにしています。

・「meeting you again」動名詞を名詞句として使っています。前置詞toの目的語の位置で使われています。

 

5番の問題:Do you know how old she is?

日本語訳:あなたは彼女が何歳か知っていますか?

・「how old she is」間接疑問文を名詞節として使っています。動詞knowの目的語の位置で使われています。

 

6番の問題:The best way is to change our attitudes.

日本語訳:一番良い方法は我々の態度を変えることです。

・「to change our attitudes」不定詞の名詞的用法を名詞句として使っています。isの補語の位置で使われています。

 

7番の問題:Could you tell me what to do next?

日本語訳:あなたは私に次に何をするべきか教えてくれますか?

・「what to do next」疑問詞+to doを名詞句として使っています。動詞tellの目的語の位置で使われています。動詞tellは tell+人+物 の形=第4文型で使える動詞です。

 

8番の問題:Climbing this mountain is difficult.

日本語訳:この山に登ることは難しいです。

・「Climbing this mountain」動名詞を名詞節として使っています。主語の位置で使われています。

 

9番の問題:What she said is not true.

日本語訳:彼女が言ったことは本当です。

・「What she said」関係代名詞whatを名詞節として使っています。主語の位置で使われています。

 

10番の問題:I like reading books.

日本語訳:私は本を読む事が好きです。

・「reading books」を名詞句として使っています。動詞likeの目的語の位置で使われています。

 

 

重要文法用語まとめ

 

・名詞句

名詞節

文中で名詞を置ける位置

不定詞の名詞的用法

動名詞

疑問詞+to do

 

まとめ

 

名詞句の理解は深まりましたか?

 

名詞句=2語以上から成り立ち、主語と動詞を持たず文章の名詞を置ける位置で使われるもの。

名詞句にはどのような種類があるのか?を把握する。

 

がポイントになります。

 

2019年1月25日 | カテゴリー : , 名詞, 品詞 | 投稿者 : HOSHINO

名詞節を基礎からあっさり着実に理解しょう!

名詞節を基礎からあっさり着実に理解しよう!

 

名詞節と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、名詞との関係が分ると案外簡単です。名詞節が理解できるようになると、英文を読む際に素早く文章構造を把握する助けになります。

 

名詞節を理解して英文読解に役立てましょう!

 

名詞節について理解出来ると以下の英文の文章構造がスッキリ見えてきます!

 

以下の英文を文章構造に気を付けながら和訳して下さい。

 

1.Whether they will agree or not is not clear.

2.We care about where our vegetables come from.

3.This is not what she told us.

4.I don’t know if he will come to the meeting.

5.The news is that our new CEO will be selected in one month.

6.I will welcome whoever wants to join us.

 

 

名詞節のポイント

 

名詞節を理解するためのポイントは以下になります。

 

1.文章で名詞を置ける位置を理解する。

2.名詞節として使える文法項目を理解し頭に入れておく。

 

 

 

名詞節とは?

名詞節2

 

 

節=文のことです。文とは 主語と動詞 を持った構造のことです。 ですから、名詞節とは文が名詞の役割を果たすものです。

 

・I know Ken.(私はケンを知っている。)ケンは名詞です。

 

・Iknow that he is Ken.(私は彼がケンであることを知っている。) that he is Ken目的語の位置で使っています。

 

 

名詞の位置との関係

 

英文の中で名詞を置ける位置は限定されています。(※ 文章で名詞を置ける位置4つ )

 

主語

補語

目的語

前置詞の目的語

 

の4つです。

 

 

名詞節も基本的にこの位置で使うことになります。ですから、名詞節全般について理解するには、名詞の位置について確実に理解する必要があります。

 

 

名詞節にはどのようなものがあるか?

名詞節3

 

名詞節には様々な種類があります。以下でそれぞれの接続詞について触れたいと思います。

 

名詞の置ける位置 〝主語〟〝補語〟〝目的語〟〝前置詞の目的語〟との関係を考えながら観てみると、より理解が深まります。

 

 

that節

 

that 節 は名詞節として使われます。

 

1.That she will win the election is certain.(彼女が選挙で勝つことは確かです。)

2.The truth is that he is not my son.(真実は彼は私の息子ではないということです。)

3.I know that she loves icecream.(私は彼女がアイスクリームが好きであることを知っています。)

4.His comments were remarkable in that he expressed everyone’s emotion.(彼のコメントは皆の感情を表したという点において驚くべきものです。) 

 

1番の文では that 節を主語の位置で使っています。この文は主語が長いので〝形式主語〟を使って書き換えることが出来ます。

 

2番の文では that 節を補語の位置で使っています。

 

3番の文では that 節を目的語の位置で使っています。

 

4番の文では that 節を前置詞の目的語の位置で使っています。

 

接続詞 that について更に詳細を知りたい方は ※ 接続詞 that 名詞節はこれでスッキリ! を参照してみて下さい。

 

whether

 

名詞節として whether 節を使うこともできます。 

 

1.I haven’t told her whether I am going to stay here or not.(私は彼女にここに留まるかどうか彼女に伝えていない。)

 

2.The study will examine the question of whether the medicine can prolong good health.(その研究はその薬が良好な健康状態を伸ばすかという問題を調査します。

 

1番の文では whether 節を動詞 told の目的語の位置で使っています。(※動詞 tell は 第4文型 SVOOで使える動詞なので、目的語を2つ取ることが出来ます。)

 

2番の文では whether 節を前置詞の目的語の位置で使っています。

 

さらに whether 節について更に知りたい方は ※  全ての位置で使える〝whether〟 を参照してみて下さい。

 

 

if

名詞節4

 

名詞節として if 節を使うことも出来ます。例えば以下のような形です。

 

・I don’t know if it will be sunny tomorrow.(私は明日晴れかどうかわかりません。)

 

if 節を他動詞 know の目的語の位置で使っています。

 

・if 節を名詞節として使った時には、動詞の目的語の位置でのみ使えます。

詳細を知りたい方は ※ 極めて限られた位置でしか使えない 〝if〟  を参照してみて下さい。 

 

 

間接疑問文

 

1.I would like to know which is better.(私はどちらがより良いか知りたいです。)

2.I am not interested in why you voted for him.(私は何故あなたが彼に投票したのかに興味はありません。)

 

1番の文では間接疑問文を動詞knowの目的語の位置で使っています。

2番の文では間接疑問文を前置詞inの目的語の位置で使っています。

 

・更に間接疑問文について知りたい方は ※ 間接疑問文 語順にお気をつけ下さい。 を参照してみて下さい。

 

関係代名詞 what

 

関係代名詞 what を名詞節として使う事が出来ます。 

 

1.What I want to tell you is that I want you to enjoy studying English.(私があなたに伝えたいことは、私はあなたに英語を勉強することを楽しんで欲しいということです。)

2.She couldn’t believe what she was hearing.(彼女は彼女が聞いたことを信じることが出来なかった。)

3.This is what he told me yesterday.(これは彼女が昨日私に伝えてくれたことです。)

4.I started to write about what he found.(私は彼が発見したものについての報告を書き始めた。)

 

・1番の文では関係代名詞 whatを主語の位置で使っています。thatは接続詞として使われ、wantは 動詞 人 to doの形で使われています。enjoy は動名詞のみを目的語に取る動詞ですので、studyingになっています。 

 

・2番の文では関係代名詞 whatを他動詞 believe 目的語の位置で使っています。

 

・3番の文では関係代名詞 whatを補語の位置で使っています。

 

・4番の文では関係代名詞 whatを前置詞の目的語の位置で使っています。

 

・詳細を更に知りたい方は ※ 関係代名詞 what 使い方が3つのポイントで解かる! を参照してみて下さい。

 

 

複合関係代名詞

 

1.Whatever the teacher says will be on the test.(その先生が言う事は何でもテストに出ます。)

2.Help yourself to whichever you want.(どれでもお望みのものを召し上がって下さい。)

 

・1番の文では複合関係代名詞 whatever を主語の位置で使っています。

・2番の文では複合関係代名詞 whichever を前置詞の目的語の位置で使っています。

 

※以下のそれぞれの複合関係代名詞について知ることが出来ます。詳細を知りたい方は参照してみて下さい。

 

複合関係代名詞 whatever 知っておくべき2つのパターン!

複合関係代名詞 whoever 2つのポイントを理解しよう!

複合関係代名詞 whichever 2つの使い方の違い 書き換えは大丈夫?

 

 

 

冒頭の問題解説

名詞節5

 

問題1「Whether they will agree or not is not clear.」

日本語訳は「彼が同意するかどうかは明らかではありません。」です。

・接続詞Whether~clear までが主語の位置で使われています。

 

問題2「We care about where our vegetables come from.」

日本語訳は「私達は野菜が何処から来るのか気に掛ける。」です。

・where~fromまでの間接疑問文が前置詞の目的語の位置で使われています。

 

問題3「This is not what she told us.」

日本語訳は「これは彼女が私に言ったことです。」です。

・関係代名詞what~usまでが補語の位置で使われています。

 

問題4「I don’t know if he will come to the meeting.」

日本語訳は「私は彼が会議に来るかどうか分かりません。」です。

・接続詞if~meeting 他動詞knowの目的語の位置で使われています。

 

 

問題5「The news is that our new CEO will be selected in one month.」

日本語訳は「そのニュースは我々の新しいCEOは1か月で選ばれるということです。」です。

・接続詞 that~month が補語の位置で使われています。

 

問題6「I will welcome whoever wants to join us.」

日本語訳は「私は我々に加わりたい人は誰でも歓迎です。」です。

・複合関係代名詞 whoever ~us までが他動詞 welcome の目的語の位置で使われています。

 

 

 

重要文法用語まとめ

 

名詞の位置

自動詞 他動詞

接続詞 that

接続詞 whether

接続詞 if

間接疑問文

関係代名詞 what

複合関係代名詞 whatever

複合関係代名詞 whoever

複合関係代名詞 whichever

自動詞 他動詞

動詞 人 to do

動名詞のみを目的語に取る動詞

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

1.名詞を置ける位置 を理解すること。

2.名詞を置ける位置で使える文法事項を理解すること。 

 

の2点がわかると名詞節の理解が一層深まり、リーディング、ライティング、スピーキングで応用していけるはずです。

 

 

複合関係代名詞 whatever 知っておくべき2つのパターン!

複合関係代名詞 whatever 知っておくべき2つのパターン!

 

前回は複合関係代名詞 whicheverについてでした。2つの使い方があるところがポイントでした。今回のwhateverも同じ考え方をします。

 

複合関係代名詞 whateverが解ると以下の問題が出来るようになります!

 

whateverの使い方に着目しながら以下の英文を和訳して下さい。

 

1.Please help yourself to whatever you need.

2.Just be quiet whatever happens to us.

3.Whatever trouble happens to you, you don’t have to panic.

4.Whatever he says annoys me.

5.Please eat whatever food you like here.

 

 

複合関係代名詞 whateverのポイント

 

複合関係代名詞のポイントは以下になります。

 

2つの使い方がある。

品詞との関連性を理解する。

 

 

複合関係代名詞 whatever 区別は大丈夫? whateverの〝意味〟が使い方で変わる!

複合関係代名詞 whatever2

 

複合関係代名詞 whatever は2つの使い方があります。

 

1.名詞節として使う場合

2.副詞節として使う場合

 

使い方により、訳し方が違うので確実に理解し区別できる必要があります。

それでは、それぞれの場合について以下で説明していきます。

 

(※2つの使い方があるのは whoeverwhichever も同様です。) 

 

複合関係代名詞 whateverを名詞節として使う時 

 

複合関係代名詞 whatever を名詞節として使う場合、以下のような形になります。

(※文中で名詞を置ける位置について理解すると更に理解が深まります!)

 

1.Whatever he says will be important for us.(彼が言う事はなんでも私達にとって重要です。)

2.Please do whatever you want.(どうぞ あなたが好きなことなんでもして下さい。)

3.Please help yourself to whatever you would like to eat.(どうぞあなたが食べたいものを召し上がって下さい。)

 

1番の英文では whatever を主語の位置で使っています。

 

2番の英文では動詞 do は他動詞として使われています。 ですから、whatever を目的語の位置で使っています。(※自動詞 他動詞 について詳しくしりたい方は〝  自動詞 他動詞 見分け方 もう悩まないで!  〟を参照してみて下さい。)

 

3番の英文では whatever を前置詞の目的語の位置で使っています。

 

whateverを名詞節で使った時には「~するものは何でも」という意味になります。

 

複合関係代名詞 whateverを名詞節で使った時の書き換え

 

複合関係代名詞 whatever を名詞節で使った場合「 anything that」で書き換えることが出来ます。

 

・Do whatever you would like to do.(あなたがしたいものは何でもしましょう。)

=Do anything that you would like to do.

 

 

複合関係代名詞 whateverを副詞節として使う時

複合関係代名詞 whatever3

 

whateverを副詞節として使う場合、以下のような形になります。

 

・Whatever happens to us, we can do what we want.(たとえ我々に何が起ころうとも、私達は私達が望むことを出来ます。) 

 

whatever~ を副詞節で使った時の日本語訳は「どんな事が~しようとも」になります。

 

複合関係代名詞 whateverを副詞節で使った時の書き換え

 

whateverを副詞節として使う場合「no matter what」で書き換えることが出来ます

 

Whatever he may say , don’t listen to him.(彼が何を言っても、彼に耳を傾けてはいけません。)

No matter what he may say, don’t listen to him.

 

 

関係形容詞 whatever 名詞 s v の形

 

whatever 名詞 S Vというように whatever の直後の名詞が来ている場合、whateverは関係形容詞として使われています。以下のような使い方があります。

 

1.Could you give me whatever information you have about the news?(そのニュースについて知っている情報はなんでも私にくれませんか?)

 

2.Whatever choice you choose, they will help you.(あなたがどんな選択をしても、彼らはあなたを助けるでしょう。)

 

1番では、whatever~以下が動詞giveの目的語として使われています。名詞節として使われています。giveは第4文型 SVOO型動詞なので目的語を2つ取ることが出来ます。

 

2番ではwhatever~以下が副詞節として使われています。

 

 

冒頭の問題解説

複合関係代名詞 whatever4

 

冒頭の問題の解説です。

 

 

1番の問題「Please help yourself to whatever you need.」ですが

日本語訳は「どうぞあなたが必要なものは何でもご自由に取って下さい。」です。

・〝whatever~〟が前置詞の目的語の位置で使われているので、名詞節として使われています。

 

2番の問題「Just be quiet whatever happens to us.」ですが

日本語訳は「我々に何が起こっても、ただ静かにしていなさい。」です。

・〝whatever~〟が副詞節として使われています。

 

3番の問題「Whatever trouble happens to you, you don’t have to panic.」ですが

日本語訳は「どのようなトラブルがあなたに起こっても、あなたはパニックに陥る必要はありません。」です。

・〝whatever〟の直後に名詞があるので関係形容詞として使われ、副詞節として使われています。

 

 

4番の問題「Whatever he says annoys me.」ですが

日本語訳は「彼が言う事は何でも私をイライラさせます。」です。

・〝whatever〟が主語の位置で使われているので名詞節として使われています。

 

5番の問題「Please eat whatever food you like here.」ですが

日本語訳は「ここにあるあなたが好きな食べ物は何でも食べて下さい。」です。

〝whatever〟の直後に名詞があるので関係形容詞として使われています。動詞eatの目的語の位置で使われているので名詞節として使われています。

 

 

重要文法用語まとめ

 

複合関係代名詞 whoever

複合関係代名詞 whichever

名詞節

文中で名詞を置ける位置

・副詞節

関係代名詞 what

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?複合関係代名詞 whateverについての理解は深まりましたか?

 

名詞節として使う時は「~するものは何でも」の意味になり→〝anything that 〟で書き換えることが出来る

副詞節として使う時は「どんなことが~しようとも」の意味になり→〝no matter what〟で書き換えることが出来る

 

ポイントを理解して、英作文や英会話で使えるようになりましょう!

 

 

複合関係代名詞 whichever 2つの使い方の違い 書き換えは大丈夫?

複合関係代名詞 whichever2つの使い方の違い 書き換えは大丈夫?

 

前回は複合関係代名詞 whoever についての説明でした。この時に2つの使われ方があることについてお伝えしました。今回の複合関係代名詞whicheverも同じ考え方になります。

 

複合関係代名詞 whicheverが解ると以下の問題が出来るようになります!

複合関係代名詞 whichever2

 

以下の英文を和訳してみましょう!

 

1.Whichever you think is better.

2.Whichever you read , you will find it difficult.

3.It is the same to me whichever team wins.

4.You usually buy whichever your heart likes.

5.Your teacher can assist you whichever decision you make.

 

 

 

複合関係代名詞 whichever のポイント

 

複合関係代名詞 whichever のポイントは以下になります。

 

2つの使い方がある。

品詞との関連性を理解する。

 

 

複合関係代名詞 whichever 2つの使い方 区別は大丈夫?

複合関係代名詞 whichever3

 

・複合関係代名詞 whichever には2つの使い方があります。以下のような形です。

 

1.whicheverを名詞節として使う場合。

2.whicheverを副詞節として使う場合。

 

2つの使い方があるので、確実に区別できる必要があります。

 

それぞれの場合について以下で説明したいと思います。

 

 

複合関係代名詞 whichever を名詞節として使う場合

 

複合関係代名詞 whicheverを名詞節として使う場合は以下のような形になります。(※使い方を確実に理解するためには、まず文中で名詞を置ける位置について理解する必要があります。)

 

1.Whichever you select will be shipped to you.(あなたが選ぶものはどちらでも、あなたに届けられるでしょう。)

 

2.You may choose whichever makes you feel comfortable.(あなたはあなたを心地よくするもの何でも選んでよいです。)

 

1番では whicheverを主語の位置で使っています。

 

2番の動詞chooseは他動詞で使われています。whicheverをその目的語の位置で使っています。(※自動詞 他動詞についてより詳細を知りたい方は〝自動詞 他動詞 見分け方 もう悩まないで!〟)

 

 

Whichever ~ を名詞節で使った時は 「~するものはどちら(どれ)でも」というになります。

 

 

複合関係代名詞 whicheverを名詞節で使った場合の書き換え

 

複合関係代名詞 whichever を名詞節で使う場合は 「any one that」で書き換えることが出来ます

 

・Choose whichever you like.(あなたが好きなものどれでも選びなさい)

=Choose any one that you like.

 

複合関係代名詞 whichever を副詞節として使う場合

 

whicheverを副詞節として使う場合、以下のような形になります。

 

・Whichever you choose, you will feel comfortable.(例えあなたがどちらを選んでも、あなたは心地よく感じるでしょう。) 

(・feelは第2文型SVCの形で使われています。)

 

Whichever ~ を副詞節で使った場合の日本語訳は「どちら(どれ)を~しようとも」というになります。

 

 

複合関係代名詞 whichever を副詞節で使った場合の書き換え

 

複合関係代名詞 whicheverを副詞節として使う場合「no matter which 」で書き換えることが出来ます

 

・Whichever you choose , you will enjoy a large private space.(あなたがどちらを選んだとしても、あなたは大きなプライベート空間を享受するでしょう。)

=No matter which you choose, you will enjoy a large private space.

 

whichever 名詞 の形について

複合関係代名詞 whichever4

 

・Whicheverの後ろに名詞が付く形があります。以下のような形です。

 

1.You can buy whichever pen you like.(あなたはあなたが好きなペンをどれでも買っても良い。)

2.Whichever route you take, it will be a long trip.(どちらのルートをあなたが選択しても、長旅になるでしょう。)

 

1.2ともにwhicheverの直後に名詞が付いています。このようにwhicheverの直後に名詞が付く形で使われている場合、このwhicheverを複合関係形容詞と呼びます

 

1番の文章では whichever は目的語の位置で使われています。つまり名詞節です。一方、2番では副詞節として使われています。このように whichever 名詞にも 2つの形があります

 

 

冒頭の問題解説

複合関係代名詞 whichever5

 

1の問題「Whichever you think is better.」

日本語訳は「あなたが考えるのはどちらでもより良いです。」です。

Whicheverが主語の位置で使われているので名詞節として使われています。

・betterはgoodの比較級として使われています。

 

2の問題「Whichever you read , you will find it difficult.」

日本語訳は「どちらをあなたが読んでも、それは難しいと分かるでしょう。」です。

・Whicheverは副詞節として使われています。

・動詞 findは第5文型SVOCの形で使われています。

 

 

3の問題「It is the same to me whichever team wins.」

日本語訳は「どちらのチームが勝ったとしても私にとっては同じです。」です。

・Whicheverは副詞節として使われています。

 

4の問題「You usually buy whichever your heart likes.」

日本語訳は「あなたはたいていあなたの心が好きであると思うどちらでも買います。」です。

・whicheverが動詞buyの目的語の位置で使われているので名詞節として使われています。

 

5の問題「Your teacher can assist you whichever decision you make.」

日本語訳は「どちらの決定をあなたがしても、あなたの先生はあなたを支えることが出来るでしょう」です。

 

・whichever+名詞の形になっています。

・whicheverは副詞節として使われています。

 

 

重要文法用語まとめ

 

複合関係代名詞 whoever

名詞節

文中で名詞置ける位置

・副詞節

第2文型SVC

第5文型SVOC

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか? 複合関係代名詞 whichever は・・・・

 

名詞節として使う時は「~するものはどちら(どれ)でも」の意味になり→〝any one that〟で書き換えることが出来る

 

副詞節として使う時は「どちら(どれ)が~しようとも」の意味になり→〝no matter which〟で書き換えることが出来る

 

ポイントを理解して英作文などでも自由自在に使えるようになりましょう!

 

when 使い分け 5つのパターン 区別は大丈夫?

when 使い分け 5つのパターン 区別は大丈夫?

 

※2018年11月29日加筆

英文を読んでいると様々なwhenに遭遇します。何となく和訳したけれど「どうもスッキリしないな・・」という事はないでしょうか?本日は when の使い分け・区別についてお伝えしたいと思います。

 

 

when の使い分けが解ると以下の英文を上手に和訳出来るようになります!

when 使い分け2

 

以下の英文を和訳してみましょう!また when の種類について考えてみて下さい。

 

1.Do you know when the meeting was?

2.Do you know the time when the bus will arrive?

3.Do you know when to start?

4.When is your interview?

5.I wanted to do it when I was 20years old.

 

 

when 使い分けのポイント

 

when 使い分けのポイントは以下になります。

 

どのような種類のwhenがあるのか?種類を知っておく。

様々な種類のwhenがどのような特徴を持つのか知っておく。

 

 

疑問詞 when

 

when が〝いつ〟という意味を表す形です。

 

・When is her birthday?(彼女の誕生日はいつですか?)

 

When~?〟ですので、疑問詞のwhenを判別するのは難しくないですね。

 

 

 

間接疑問文 when

when 使い分け3

 

文章の途中に疑問詞whenが入ってきた形です。例えば以下のような形です。

 

1.I don’t know when her birthday is.(私は彼女の誕生日がいつかわかりません。)

2.Do you know when her birthday is?(あなたは彼女の誕生日がいつか知っていますか?)

 

・1番の形は I don’t know の他動詞 know~ の目的語の位置に〝When is her birthday ?〟が間接疑問文として入った形になっています。

 

・2番の形は Do you know~? という疑問文の他動詞 know~ の目的語の位置に〝When is her birthday ?〟が間接疑問文として入った形になっています。

 

目的語は名詞になります。間接疑問文は名詞の働きをする文法項目の1つです。(=文章全体が名詞の働きになるものを〝名詞節〟と言います。)文中でwhenを見つけた時に、間接疑問文のwhenに気付けるためには、名詞を置ける位でwhenが使われていないか?注意することが重要になります。

 

※自動詞 他動詞の判別に迷う方は「自動詞 他動詞 見分け方 もう悩まないで!」を参照してみて下さい。

 

※基礎からこのパターンを学びたい方は「間接疑問文 語順にお気を付け下さい。」を参照してみて下さい。

 

 

副詞節を導く従属接続詞 when

 

副詞節を導く従属接続詞 when は〝~なとき〟という訳になります。

・When I go shopping, I buy some food.(私が買い物に行くとき、私は食べ物を買います。)

 

書き換えて、以下のような形にすることも可能です。

・I buy some food when I go shopping. 

 

副詞節を導く従属接続詞 whenは間接疑問文のwhenなどとは違い、文中の名詞を置ける位置では使えないという特徴があります。

 

※基礎からこのパターンを学びたい方は「副詞節を導く従属接続詞4つのポイント」を参照してみて下さい。

 

 

疑問詞 to do のwhen

when 使い分け4

 

・She didn’t know when to leave.(彼女はいつ出発するべきか分かりませんでした。)

 

when to 動詞の原形という形が文章の名詞の置ける位置に入ってきてるものです。

 

whenの後ろに to+動詞の原形=不定詞が来ているので、判別する事は容易です。

 

※基礎からこのパターンを学びたい方は「疑問詞 to do 不定詞は使える位置を考えるとワカル!」を参照してみて下さい。

 

 

 

関係副詞 when

 

関係副詞 when を使った文章は以下になります。

 

・Do you know the date when these pictures were taken? (あなたはこれらの写真が撮られた日付を知っていますか?)

 

関係副詞のwhenは前に時間を表す先行詞が必要になります。

 

基礎からこのパターンについて学びたい方は「関係副詞 関係代名詞との違いが判る男になろう!」を参照してみて下さい。

 

 

whenが文中に出てきた時の判別方法

 

英文を読んでいる時に、特に文章の途中の位置にwhenが現れた時に判別するのがわからない という方もいると思います。以下のように考えていくとわかります。

 

1.I always buy some food when I go shopping.

2.She doesn’t know when I go shopping. 

3.She doesn’t know the time when I go shoping.

 

・1番のwhenは副詞節を導く従属接続詞です。

・2番のwhenは間接疑問文の中で使われている疑問詞のwhenです。動詞 know は他動詞で目的語を取れる動詞ですので、文章の名詞を置ける位置でwhenが使われています。副詞節を導く従属接続詞のwhenはこのように名詞を置ける位置で使う事は出来ません。また関係副詞のwhenも同様です。関係副詞のwhenの場合は、前に詳しく説明される名詞=先行詞が必要になります。

・3番のwhenは関係副詞のwhenです。前に先行詞があります。また、文章の中の名詞を置ける位置にありません。ですから、関係副詞になります。

 

もう一度まとめてみます。

 

文章の名詞を置ける位置にwhenがあれば間接疑問文のwhenで〝いつ〟という訳になる。

文章の名詞を置ける位置にwhenがありto doがあれば疑問詞+to doの形で〝いつ~するべきか〟という訳になる。

文章の名所を置ける位置にwhenがなく、先行詞がなければ副詞節を導く従属接続詞で〝~する時〟という訳になる。

文章の名詞を置ける位置にwhenがなく、先行詞があれば関係副詞なので、それ自体を訳する事は出来ない。

 

 

 

冒頭の問題解説

 

when 使い分け5

 

冒頭の問題解説です。

 

1の問題「Do you know when the meeting was?」

日本語訳:「あなたは会議がいつだったのかわかりますか?」

whenは〝間接疑問文の中の疑問詞〟になります。

 

2の問題「Do you know the time when the bus will arrive?」

日本語訳:「あなたはバスが到着する時間を知っていますか?」

whenは〝関係副詞のwhen〟になります。

 

3の問題「Do you know when to start?」

日本語訳:「あなたはいつ始めるべきか知っていますか?」

whenは〝疑問詞 to doのwhen〟になります。

 

4の問題「When is your interview?」

日本語訳:あなたの面接はいつですか?

whenは〝疑問詞〟になります。

 

5の問題「I wanted to do it when I was 20years old.」

日本語訳:「私が20歳の時私はそれをしたかった。」

whenは〝副詞節を導く従属接続詞when〟になります。

 

 

重要文法用語

 

間接疑問文

副詞節を導く従属接続詞

疑問詞 to do

関係副詞

名詞を置ける位置

名詞節

自動詞 他動詞 見分け方

・疑問詞

 

その他 英文構造解析に役立つ文法項目

 

that 使い方を理解しよう!

ing 英語 進行形 現在分詞 動名詞 分詞構文 見分け方

英語 代名詞 〝it〟 使い方 知っておくべき5種類

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?様々なwhenの判別が出来るようになりましたか?

 

whenが文中の名詞の置ける位置で使われているかどうか? が一番大きなポイントになります。

 

文中でwhenが現れたら、それを判別できるようになるまで何回も練習してみましょう。

 

 

suggest that 使い方に気を付けて!

suggest that 使い方に気を付けて!

 

※2018年3月8日加筆

 

英文法の問題集を解いていると 『suggest that I(   )~』のような形で、(  )内に入れるものを尋ねる問題などが出てきます。

 

今回は suggest that について説明したいと思います。

 

 

suggest that が理解出来ると以下の問題が出来るようになります。

suggest that2

 

・以下の日本語をsuggest thatの形を使って英訳してみて下さい。 

 

1.彼らは彼の業績にがっかりしたと言いました。

2.彼女は私がそのコンピューターを使うべきだと提案しました。

3.私はそこへ一人で行ったとそれとなく言いました。

4.彼女の母は彼女が今それをやるべきだと提案しました。

 

・以下の(   )内に入る選択肢を選んで下さい。

5.The teacher suggested that he (        )the course.

(その先生は彼がそのコースを取るように提案しました。)

A:took  B:takes  C:should take

 

6.He suggested that she (    ) aware of the criticism.

(彼は彼女がその非難に気付いていたと示唆しました。)

A:be  B:is  C:was

 

7.My friend suggested that he (       ) on the theme.

(私の友人は彼がそのテーマに焦点を当てるよう提案しました。)

A:focused  B:focus C:focuses

 

 

suggest that ポイント

 

2つのsuggestの意味に気を付ける!

that 以下どのような形になるのか?シッカリ理解する。

どのような動詞が同じような形を取れるのか?

 

 

suggest の気を付けたい2つの意味

suggest that3

 

 

suggest that の語法は〝suggest〟の意味によって変わります。意味によってthat以下の語法に大きな違いが出てきます。ですから、まず2つの意味をシッカリと確認しておくことが重要です。

 

1.suggest that ~ ~を示唆する(~をそれとなく言う)

2.suggest that ~ ~を提案する 

 

という2つの意味があります。

 

以下でそれぞれの意味における語法について記します。

 

suggest that の語法

 

・suggest that ~が〝~を示唆する〟という意味の時はthat以下に関しては一般的な形で書けば良いです。

(※thatの使い方について詳細を知りたい方は・・〝 接続詞 that 名詞節はこれでスッキリ! 〟を参照してみて下さい。)

 

例えば・・・以下のような例文です。

 

1. They suggested that he was the source of the information.(彼らは彼が情報源だと示唆しました。)

2.Some suggest that she was born in Japan.(彼女が日本生まれとする説もあります。)

 

・suggest that ~が〝~を提案する〟という意味の時はthat以下に関しては少し変わった形になります。この形が大学受験を初めとする試験問題などでは、文法問題としてよく登場します。以下で例を記します。

 

3.They suggested that he be given another week to come to Tokyo.(彼らは彼が東京に来るためにもう一週与えられるべきだと提案した。)

 

4.Her father suggested that she should go to college.(彼女の父は彼女が大学に行くべきだと提案した。)

 

5.I suggest that you be more careful.(私はあなたがもっと注意深くあるべきだと提案する。)

 

3番の文章では that以下に〝be〟が付いていたり、4番の文章ではthat以下に〝should〟が付いています。5番でも〝be〟が付いています。suggestの時制が現在でも過去形でも同じようなことが起きています。これは suggest that~ が〝~提案する〟という意味で使う時に起きる形です。以下のような語法になります。

 

suggest that 主語 (should) 原形  〝~と提案する〟should のところに(   )が付いているのは、省略できるという意味です。

 

上の3番と5番の問題で〝be〟という形になっているのは、shouldが省略されているからです。

 

このような形を取るのはsuggest以外にも幾つかあります。以下でそれを記します。

 

suggest that 型の動詞一覧

suggest that4

 

・suggest that 主語(should )原形の形を取る動詞には以下のようなものがあります。

 

・advise(~を勧める)

・decide(~を決める)

・demand(~を要求する)

・insist(~を主張する)

・order(~を命令する)

・propose(~を提案する)

・recommend(~を勧める)

・request(~を頼む)

 

冒頭の問題解説

suggest that5

 

冒頭の問題解説です。

 

1番の問題『彼らは彼の業績にがっかりしたと言いました。』ですが・・

答えは〝They suggested that they were disappointed in his performance.〟

suggestは〝~を示唆する(~をそれとなく言う)〟の意味なので、that以下は通常の形になります。

 

2番の問題『彼女は私がそのコンピューターを使うべきだと提案しました。』ですが・・

答えは〝She suggested that I (should) use the computer.〟

suggestは〝~を提案する〟の意味なので、that以下は〝that 主語 ( should ) 原形〟の形になります。

 

3番の問題『私はそこへ一人で行ったとそれとなく言いました。』ですが・・

答えは〝I suggested that I went there alone.〟

suggestは〝~を示唆する(~をそれとなく言う)〟の意味なので、that以下は通常の形になります。

・aloneの使い方について詳細を知りたい方は・・・ 

aloneの使い方を理解するために必要不可欠なポイント! を参照してみて下さい。

 

4番の問題『彼女の母は彼女が今それをやるべきだと提案しました。』ですが・・

答えは〝Her mother suggested that she (should) do it now. 

suggestは〝~を提案する〟の意味なので、that以下は〝that 主語 ( should ) 原形〟の形になります。

 

5番の問題

The teacher suggested that he (        )the course.

(その先生は彼がそのコースを取るように提案しました。)

A:took  B:takes  C:should take 

答え:C

・suggest 〝~を提案する〟の意味で使っているからです。

・shouldを省略し、takeも答えになります。

 

6番の問題

He suggested that she (    ) aware of the criticism.

(彼は彼女がその非難に気付いていたと示唆しました。)

A:be  B:is  C:was

答え:C

・suggest 〝~を示唆する〟の意味で使っており、suggestedと過去形になっているので、that以下の動詞も過去形にする必要があります。

 

7番の問題

My friend suggested that he (       ) on the theme.

(私の友人は彼がそのテーマに焦点を当てるよう提案しました。)

A:focused  B:focus C:focuses 

答え:B

・suggest 〝~を提案する〟 の意味で使っているからです。

・shouldを付けshould focus も答えになります。

 

 

重要文法用語

 

・suggest that

名詞節 that

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

suggestには2つの意味があり、その意味に応じてthat以下の語法が異なるところがポイントになります。

 

動詞の意味に気を付けながら、問題演習や英作をしてみると案外ラクに覚えられるでしょう。

 

 

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取る動詞 使い分けがOK!

動名詞 不定詞 両方を目的語に取る動詞 使い分けがOK

 

動名詞や不定詞に関連する文法問題を解いている時に、目的語の部分について問われる問題があります。例えば以下のような問題です。

 

Q1.以下の(   )内に入る適切な選択肢を選んで下さい。

I enjoyed (         ) in the river.(私はその川で泳ぐことを楽しみました。) 

A:swimming

B:to swim

C:swum

D:swim

 

正解はAですが、これはenjoyが動名詞を目的語に取る動詞であるからです。

 

このように、目的語部分に動名詞か不定詞のどちらになるか?を問う問題がありますが、動詞によって、動名詞も不定詞もどちらも目的語に取れるケースがあります。

 

本日は「動名詞 不定詞 両方を目的語に取れる動詞」についてお伝えしたいと思います。

 

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取れる動詞 が解ると以下の問題が解けるようになります。

動名詞 不定詞 両方2

 

(      )内の動詞を正しい形に直して下さい。

 

A:Icontinued (study) English.(私は英語を勉強し続けた。)

 

B:Don’t forget ( post  ) this letter.(この手紙を投函するのを忘れないで下さい。)

 

C:She remembered ( tell ) him the same thing.(彼女は彼に同じことを伝えたことを思いだした。)

 

D:Do you like ( collect ) something?(あなたは何かを集めることが好きですか?)

 

E:We regret ( inform  ) you that we can not accept credit card payments(残念ながらクレジットカード出ての支払いは受け付けていません。)

 

 

動名詞 不定詞 両方のポイント

 

動名詞 不定詞 両方のポイントは以下になります。

 

動名詞 不定詞 の基本を理解する。

動名詞と不定詞 両方を目的語に取れる動詞を知る。

動名詞と不定詞 両方を目的語にする動詞には〝意味が同じになる動詞〟と〝意味が異なる動詞〟があることを理解する。

 

 

動名詞 不定詞 の基本は大丈夫?

動名詞 不定詞 両方3

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取れる動詞を覚える時に、名詞と動名詞と不定詞の関連性が理解出来なければ、記憶に残りにくいでしょう。まず、以下の項目の理解は本当に大丈夫か?確認してみて下さい。

 

名詞を置ける位置

動名詞

不定詞の名詞的用法

 

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取れる動詞について

 

動名詞 不定詞の基本理解が出来ている方は、「動名詞 不定詞 両方を目的語に取れる動詞」を覚ると良いでしょう。ただ、ここで注意しなければならないのは、以下の点に関してです。

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取ることができ、動名詞 不定詞でも意味も同じである動詞

動名詞 不定詞 両方を目的語に取ることが出来るが、動名詞 不定詞の場合で意味が異なる動詞 

 

それぞれに関して、具体的に以下で述べたいと思います。

 

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取れて意味も同じである動詞と覚え方

動名詞 不定詞 両方4

 

以下の動詞が「動名詞 不定詞 両方を目的語に取れて意味も同じである動詞」です。

 

・like(~を好む)

 

・I like reading books.(私は本を読む事が好きだ。)

=Ilike to read books.

 

・love(~が大好きである)

 

・I love eating icecream.(私はアイスクリームを食べることが大好きである。)

=I love to eat icecream.

 

・hate(~を嫌う)

 

・She hates studying English.(彼女は英語の勉強をすることが嫌いだ。)

=She hates to study English.

 

・start(~を始める)

 

・Istarted riding horses last year.(私は昨年乗馬を始めた。)

=I started to ride horses last year.

 

・cease(~をやめる) 

 

・The company ceased operating after 31 March.(その会社は3月31日後は操業をやめた。)

=The company ceased to operate after 31 March.

 

・continue(~を続ける)

 

・Ken continued running.(ケンは走り続けた。)

=Ken continued to run.

 

・intend(~しようと意図する)

 

・I don’t intend explaining the procedure.(私はその手順を説明するつもりはありません。)

=I don’t intend to explain the procedure.

 

・neglect(~しないでおく ~し忘れる)

 

・Don’t neglect watering the lawn.(芝生に水をやるのを忘れないで。)

=Don’t neglect to water the lawn.

 

余談ですが、私はこれらの動詞を「好き嫌いで始めたり止めたり続けようと意図しないでおこう」と覚えています。

 

動名詞 不定詞 両方を目的語に取れるが動名詞 不定詞の場合で意味が異なる動詞と覚え方 

動名詞 不定詞 両方5

 

 

・remember(~したことを覚えている /~することを覚えている )

 

・I remember going to his house.(私は彼の家へ行ったことを覚えている。)

→家へ行った という事実があります。

・Remember to go to the bank next week.(来週銀行へ行くことを覚えておいて。)

 

・foget(~したことを忘れる /~し忘れる )

 

・The old man forgot eating breakfast.(その老人は朝ごはんを食べたことを忘れた。)

→朝ごはんを食べた という事実があります。

・The young man forgot to eat breakfast.(その若者は朝ごはんを食べることを忘れた。)

→朝ごはんは食べてない という事実があります。

 

・regret(~したことを後悔する /残念ながら~しなければならない )

 

・I regret telling you the truth.(私はあなたに真実を伝えたことを後悔しています。)

・I regret to tell you the truth.(私は残念ながらあなたに真実を伝えなければなりません。)

→tellは 第4文型 SVOOの形で使われています。

 

・try(試しに~してみる /~しようと試みる ~しようと努力する)

 

・She tried opeing the window. (彼女は試しに窓をあけてみた。)

・She tried to open the window.(彼女は窓を開けるようと試みた。)

 

 

傾向として、動名詞を目的語に取る場合は、「過去的に訳す」形になります。

 

ちなみに私はこれらの動詞を覚えるのために「覚えて忘れて後悔し残念がってまたトライしよう」と覚えています。

 

 

冒頭の問題解説

動名詞 不定詞 両方6

 

 

Aの問題の答えは Icontinued (to study または studying) English.(私は英語を勉強し続けた。) 

・continueは動名詞 不定詞 両方を目的語にすることができ、意味も同じです。

 

B:Don’t forget ( to post  ) this letter.(この手紙を投函するのを忘れないで下さい。)

・forget は動名詞 不定詞 両方を目的語に出来ますが、動名詞 不定詞で意味が違います。「~することを忘れる」の場合は 不定詞になります。

 

C:She remembered ( telling ) him the same thing.(彼女は彼に同じことを伝えたことを思いだした。)

・rememberは動名詞 不定詞 両方を目的語に出来ますが、動名詞 不定詞で意味が違います。「~したことを思い出す」の場合は動名詞になります。

 

D:Do you like (  to collect または collecting ) something?(あなたは何かを集めることが好きですか?)

・like は動名詞 不定詞 両方を目的語にすることができ、意味も同じです。

 

E:We regret ( to  inform  ) you that we can not accept credit card payments(残念ながらクレジットカード出ての支払いは受け付けていません。)

 ・regret は動名詞 不定詞 両方を目的語に出来ますが、動名詞 不定詞で意味が違います。「残念ながら~する」の場合は 不定詞になります。

 

 

重要文法用語まとめ

 

名詞を置ける位置

動名詞

不定詞の名詞的用法

動名詞のみを目的語に取る動詞

不定詞のみを目的語に取る動詞

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

動名詞 不定詞 両方を目的語にとっても〝意味が同じ場合〟・〝異なる場合〟の2つがある というところがポイントになります。

 

それぞれの動詞を覚えてしまい、可能な限り英作出来るようにすると良いでしょう。

 

 

完了動名詞 having 知っておくべき〝時差〟!

完了動名詞 having 知っておくべき〝時差〟!

 

動名詞について文法書を読んでいる時に〝完了動名詞〟や〝動名詞having〟などというキーワードが目に飛び込んでくることがあります。高校の英文法の授業の時などで書き換え問題をする形でも出てきます。この書き換えを暗記しようとするとなかなか覚えるのは大変です。一見難しそうですが、原理が理解出来るとスムーズに理解出来ます。

 

今回は〝完了動名詞 having〟についてお伝えしたいと思います。

 

完了動名詞 havingが解ると以下の書き換え問題が出来ます!

完了動名詞 having2

・以下の書き換え問題に挑戦してみましょう!

 

A:I am proud that I was a teacher. (〝be proud of ~〟を使って書き換えて下さい。)

B:She admitted that she had told a lie. (動名詞を使って書き換えて下さい。)

C:He was ashamed that he had been late for the meeting.(〝be ashamed of~〟を使って書き換えて下さい。)

D:I regret that I stole the car.(動名詞を使って書き換えて下さい。)

 

 

 

完了動名詞 havingのポイント

 

完了動名詞havingのポイントは以下になります。

 

動名詞の基本(動名詞の形と位置の理解が不可欠

完了動名詞の形を覚える。

完了動名詞havingを使う理由を理解する。

完了動名詞havingが使われる位置

 

 

動名詞の基本は大丈夫?

完了動名詞 having3

 

完了動名詞を理解しようとしても、基礎的な動名詞の理解があやふやであれば理解することが出来ません。少なくとも以下の2点は理解しておくことが必要です。

 

動名詞の作り方と意味

動名詞を文の中で配置できる位置 (この中の動詞と前置詞の目的語の位置になります。)

 

 

完了動名詞の形

 

・動名詞の基本が理解出来ている方はまず、完了動名詞の形をシッカリ覚えて下さい。

 

完了動名詞の形は以下になります。

 

〝having + 過去分詞〟

 

 

完了動名詞 havingを使う理由を理解する。

完了動名詞 having4

 

 

完了動名詞havingを使いこなせるようになるには、理由を理解するのが一番の早道です。

〝完了動名詞havingを使う理由はhavingを使わなければ時間差を表現できないから〟という事になります。

 

書き換え問題にもなる文章ですが以下のように比較すると使う理由が明確になります。

 

A:He is proud of being a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであることを誇りに思う。)

B:He is proud that he is a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであることを誇りに思う。) 

 

A文では前置詞 of の目的語の位置で動名詞が使われていますが、〝誇りを持っている時間ゾーン〟と〝F1ドライバーである時間ゾーン〟は同じです。これはB文を見ると明白です。どちらもbe動詞はis です。〝完了動名詞 =having+過去分詞〟はこのように前後の時制が同じ場合には使う必要がありません。

 

ところが、以下のような文章を見ていくと、使う理由が明らかになります。

 

C:He is proud of having been a Formula 1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思う。)

D:He is proud that he was a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思う。) 

 

C文は 前置詞 of の目的語の位置で完了動名詞 having been が使われていますが、これは 誇りを持っている時間ゾーンは現在〟で〝F1ドライバーであった時間ゾーンは過去〟と時制のズレが生じている為です。完了動名詞havingはこのように文章の動詞の時間よりも更に古い内容を動名詞部分で表す必要があるために必要になる形です。

 

これはD文で見ると明らかです。動詞 iswas が使わており時間差が生じています。 C文を仮にhavingを使わず表した場合はA文の形になり意味が変わってしまいます。C文では時間の違いがあるためhavingが必要になります。

 

ちなみに時間差が発生する場合は以下のような場合でも起こります。

 

E:He was proud of having been a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思っていた。)

F:He was proud that he had been a Formula1 driver.(彼はF1ドライバーであったことを誇りに思っていた。

 

E文でも前置詞 ofの 目的語の位置で完了動名詞 having been が使われていますが、これは 誇りを持っていた時間ゾーンは過去〟で〝F1ドライバーであった時間ゾーンそれより前の大過去(=過去完了)〟と時制のズレが生じている為です。完了動名詞havingはこのように文章の動詞が過去形でその内容よりも更に古い内容を動名詞部分で表す必要がある場合にも必要になる形です。 

 

これはF文で見ると明らかです。動詞  was と had been が使わており、時間差が生じています。

 

余談ですが be proud ofの of をなぜ使うのか?とか、be proud that(※thatは接続詞のthatなのでthat以下に主語+動詞 という完全な文が来ます。) は何故このような形なのか?という質問を受けることがありますが、これはこういう物と覚えて使う方が悩まなくて良いでしょう。

 

完了動名詞 having 位置

完了動名詞 having5

 

・完了動名詞は、〝動詞の目的語〟と〝前置詞の目的語部分〟で生じます。

 

・He admitted having stolen her wallet.(彼は彼女の財布を盗んだことを認めました。)

 

※having~が動詞admitの目的語の位置で使わています。

※admitは動名詞のみを目的語に取る動詞の一つです。(megafepsを参照してみて下さい。)

 

・He is ashamed of having stolen her wallet.(彼は彼女の財布を盗んだことを恥じました。)

 

※having以下が前置詞ofの目的語の位置で使われています。

 

冒頭の問題の解説

完了動名詞 having6

 

 

A:I am proud that I was a teacher. (〝be proud of ~〟を使って書き換えて下さい。) の答えは・・・

〝I am proud of having been a teacher.〟(私は先生であったことを誇りに思う。)になります。

 

B:She admitted that she had told a lie. (動名詞を使って書き換えて下さい。)の答えは・・・

〝She admitted having told a lie.〟(彼女は嘘をついていたことを認めた。)になります。

※ admittedよりも更に古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

C:He was ashamed that he had been late for the meeting.(〝be ashamed of~〟を使って書き換えて下さい。)の答えは・・

〝He was ashamed of having been late for the meeting.〟(彼女会議に遅れたことを恥じていた。)

※was ashamed よりも古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

D:I regret that I stole the car.(動名詞を使って書き換えて下さい。)の答えは・・

〝Iregret having stolen the car.〟(私はその車を盗んだことを後悔しています。)

※regretよりも古い時間になるので完了動名詞havingを使っています。

 

 

重要文法用語まとめ

 

動名詞

・完了動名詞

前置詞の目的語の位置

接続詞 that

megafeps

 

とめ

 

いかがでしたか? 

 

文章の動詞よりも更に古い時間を表す場合に完了動名詞は必要になる。

という所がポイントです。

 

文法と文法のつながりを理解するために・・・・ 

 

名詞接続詞動名詞⇒完了動名詞と読んでみると、更に理解が深まると思います。