英会話 教室 活用法

 

 

英会話 教室に通っている方は〝自分の英会話力を伸ばしたい〟〝英会話が出来るようになりたい〟と思い通っていると思う。

 

一般的に、英会話 教室 では英会話をする時間を沢山取る と言う人が多いと思うが、時間をかけた割にあまり上達していないと感じる人もいるかと思う。

 

案外、伸び悩む多くの方が〝具体的にどのような力を伸ばしたいのか?〟が明確でないように思う。今回は英会話力を最短で伸ばす為の「英会話 教室 活用法」についてお伝えしたい。

 

英会話 教室 に通う目的は明確か?

英会話 教室 活用法9

 

英会話 教室に通う時に、シッカリ考えた方が良い事は、自分が通う目的を明確にすることだ。そうすることで、より効率的に自分の英会話力を伸ばすことが出来る。

 

〝英会話 教室 に通う目的を明確に と言われても解からない〟という方もいるかと思う。その時は以下の3点について考えてみると良いと思う。

 

・英会話 教室 で英会話をする量を稼ぎたいのか?

・英会話をする為の基礎的な力が不足しているので、英会話 教室を通じて総合的な力を向上させたいのか?

・英会話 教室 で自分の 英会話上の問題点を探りながら、弱点を潰すのか?

 

大きく分けて上記3つで考えていくと、自分がしなければならない事が明確になると思う。

 

英会話を沢山する為に 英会話 教室 を活用

英会話 教室 活用法4

 

英会話量を稼ぎたくて 英会話 教室 を利用したい という方は以下の点について考えてみると、より上手く英会話量を稼げると思う。 

 

・英会話をする為の基礎力が備わっているか? or 基礎力が備わっていないか?

 

 

英会話の基礎力がある人は会話量を稼げば上達する。⇒英会話 教室 を英会話量を稼ぐ為に活用するべき。

 

英会話をする為の基礎力がある方は、英会話を短時間に沢山こなすだけで、かなりのスピードで上達する。

 

実際、私の生徒さんの中にも、英検準1級の1次試験(ペーパーテスト)に合格してから3週間で2次試験(口頭試験)に合格した方もいるのだが、この方は、ペーパー試験まで英会話は、ほぼ皆無という状態であった。(※この生徒さんに関する情報はこちら 英検準1級合格 SATORUさん をご覧下さい。)

 

ところが、基礎力が整備されていたので、英会話練習を開始すると驚くスピードで上達し、3週間でパスしてしまった。

 

また、私が海外留学中にあった日本人達を観察していると、簡単な英文を瞬時に作成したり、英文を読んだりする力のある人達は、英会話がスグに上達していたが、英文法の知識が少なかったり、基礎力が少ない人達は、殆ど上達していなかった。

 

英会話の基礎力が無い人は会話量を増やしても時間もお金もムダになる。⇒基礎力整備に 英会話 教室 を活用するべき。

 

英会話の基礎力が無い人は、会話量を増やしても、残念ながら殆ど上達しない。

 

これは、キャッチボールを満足に出来ない人が野球の試合をやっても、殆ど試合にならないのと非常に似ている。

 

基礎力が無いと、英語を素早く運用する事が出来ない為、英会話をする為の時間だけが無駄になるからだ。

 

基礎力を可能な限り整備し、会話量を稼ぐ学習にスムーズに移行したいものだ。

 

英会話の基礎から整備する為に活用

英会話 教室 活用法2

 

英会話 教室 を〝英会話の基礎をきちんと形成する〟為に活用するという方法もある。

 

一見、時間がかかる方法に思えるかも知れないが、最終的に道具としての英会話を目指すのであれば、基礎整備をきちんとやってから、英会話量を稼ぐ学習に移行した方が、時間もコストも無駄をしない。

 

基礎力が無い状態で量を稼ぐ英会話学習を行うと、ブロークンな英語になったり、自分の話せる領域が限定的になる。

 

基礎力が頑強であればあるほど、TOEIC、英検、TOEFL 試験高得点は勿論、トラベル英会話学習がスムーズに進むなど様々な応用力にも繋がる。(※トラベル英会話学習について知りたい方は→ 海外旅行 英会話 勉強法 を参考にしてみて欲しい。)

 

英会話をする為に必要な基礎力は以下である。

 

・短い文章を次々作れるか?

・英文法力があるか?

・英語リスニング力はあるか?

・語彙力はあるか?

・相手に通じる発音であるか?

・発想力に優れているか?

 

 

短い英文をスラスラ作れるか?

 

英会話量を稼ぐ学習をする前に、短い英文をスラスラ口から出せるようにする訓練が非常に有効で重要になる。

 

英会話は、突き詰めて考えると、全て短い文章のやりとり である。

 

したがって、自分の考えていることを、口から短い英文で表現できる状態に1秒でも早く到達することが重要だ。それさえ出来れば、英会話学習の7割位は完了したようなものだ。

 

短い英文を、口からスラスラ出せるようにする為には、英文法の体系的な理解をするほうが、より効率的に学習を進める事が出来る。

 

英文法力はあるか?

英会話 教室 活用法5

 

英文法の知識が豊富であればあるほど、口から出す英文のバリエーションは増える。体系的に英文法知識を整備したいものだ。

 

例えば、「She」「Ramen」「eat」という3つの言葉あった時に、英文法の知識があまりない人は・・・

 

・彼女は毎週ラーメンを食べる。

・彼女は昨日ラーメンを食べた。

・彼女は明日ラーメンを食べる予定だ。

 

位しか英文を作り出せないかもしれない。

 

ところが、英文法知識が豊富であると・・・

 

・ラーメンを食べることが、彼女の趣味だ。

・ラーメンを食べる為に、彼女は中の島に行った。

・彼女はラーメンを食べる時間がない。

・彼女がラーメンを食べる時、一人で中の島に行く。

・ラーメンを食べているあの女性は、私の生徒さんだ。

・私は彼女にラーメンを毎日食べないで欲しい。

・彼女がラーメンを食べているお店は、中の島にある。

・ラーメンを食べているあの女性を見て下さい。

 

などと、少しの英単語を加えるだけで、かなりバリエーションが拡がる。

 

基礎力がない状態で英会話量を稼ぐ学習を始めると、スピードは上がるかもしれないが、話せる範囲は限定的になってしまうことが判ると思う。

 

英文法知識が豊富であれば、あるほど、応用力を一気に高めることが出来る。英会話を始めとする体系的な英文法力構築に関しては〝 英文法力を効率的に高める学習手順 〟を参考にしてみて欲しい。

 

英語を聞き取る力はあるか?

英会話 教室 活用法7

 

英会話は、自分が口から英語を出す力=発話力、相手の言った英語を聞き取る力=リスニング力の2つが必要になる。

 

相手が言っている英語を正しく聞き取る事が出来ない人は、リスニング力を日常的に向上させていく必要がある。

 

リスニング学習は主に〝正確に音を聞き取る訓練〟と〝大量の英語を聞く訓練〟2つが必要だ。これら2つの訓練をみっちりやると、日常英会話の聴き取りは非常に楽になる。

 

語彙力はあるか?

 

英文法力が豊富であっても、最終的には、語彙力の豊富さが重要になる。

 

特に、英会話量を稼ぎたい時には、中学校3年間で習う1000語は確実に知らないと、いくら英文法の力があっても難しい。

 

例えば、疑問文を作り、自分の知らない英単語の意味を尋ねるという状況があるとしよう・・・

 

・〝school〟とはどのような意味ですか?

 

これに対する説明が全て英語でされることになる。

 

〝school というのは学生が学校で先生から何かを学ぶ空間です。〟などと説明されることになるのだが、この説明を理解できないと、質問しても答えに辿り付く事ができない。

 

説明を理解できるためにも、最低限の英単語力は必要になる。

 

これらの必須英単語を獲得するには、英文法書や、短い英文をスラスラ作る為のトレーニングで使用するテキストの単語を少しずつ覚えてしまえば良い。

(英単語力強化全般に興味がある方は「 英単語 覚え方 」を参照頂きたい。)

 

発音・アクセント矯正は出来ているか?

英会話 教室 活用法6

 

英会話をする為の基礎力が充実した段階で、英会話を大量にこなす学習に移行するべきなのだが、一つ気に留めて置いた方が良いのが、発音の問題だ。

 

英語の発音がある程度の水準に達していないと、自分の言ったことが相手に通じない という状態が出てくる。

 

ただ、〝発音はネイティブのように完璧ではなくても困らない〟というのが、私の経験論からの結論だ。経験上、注意するべき発音は以下である。

 

・Lの発音 Lick など

・Rの発音 Rice など (LとRの違いを出せないと、liverとriverの違いが出せない などと言う場合がある。)

・THの発音 Thick など (ThとSの違いを出せないと、thickとsickの違いが出せない などという場合がある。)

・Fの発音 Future など

・Vの発音 Vivid など

 

発音よりも注意すべき事は、アクセントであると思う。同じ英単語を綺麗な発音で話していても、アクセントが違っているだけで、伝わりにくい場面がある。

 

蛇足だが、発音とアクセントを相手が理解出来るか?どうかは、ネイティブスピーカーの場合、知的水準の高い・低いが関係している場合も多い。

 

知的水準の高い人は、文脈や相手の話の流れを理解していて、あまり発音が良くなくても通じることが多い。

 

 

英会話の為の発想力はあるか?

英会話 教室 活用法8

 

英会話が出来ないという人の中には〝英会話をする為の発想力に欠けている〟という場合がある。

 

英会話は、単に英語力があるだけでは向上させることが出来ない。

 

例えば、どんなに英会話力がある方でも、会話のキャッチボールができなければ、相手との英会話は続かない。そして、言葉のキャッチボールが出来る為には、様々な分野に関して相手と話が継続できる必要がある。

 

英会話のキャッチボールが出来るようになる為には、私は以下のポイントが重要になると考えている。

 

様々な分野に関する知識

・自分が知らない分野に関しても英会話を続ける為の技術(主に疑問文を駆使しながら、相手から情報を引き出ように努めることが重要。)

 

日常的に様々な分野をテーマにしながら、英会話をする練習で発想力は鍛えることが出来る。

 

 

英会話上の弱点を潰すために活用

英会話 教室 活用法3

 

英会話 教室を利用する目的として、自分の弱点を潰す為に活用する方法もある。人によって、英文法が弱い、短い英文を口から出す訓練が足りない・・・など状況は様々である。弱点を潰す為には・・・・

 

・英会話をする上で自分の弱点を正確に把握することが必要

 

自分で英会話上の弱点が解からない人は、教室で弱点を指摘してもらい、その部分を潰すために積極的に活用すると良い。

 

 

英会話をする上での自分の弱点はきちんと把握出来ているか?

 

英会話が中々上達しないという方には、必ず何か原因がある。

 

特に〝ネイティブスピーカーと何となくコミュニケーションが取れるけれど、上達の壁にぶつかっている〟と言う方は・・・・

 

・英文法の体系的な理解不足

・語彙力が不足している

・発想力に欠けている

 

など伸び悩みの原因が背後にあるケースが多いので、弱点を把握し潰すことが重要になる。

 

弱点を見極めた上で具体的な解決策を探る。

 

英文法の理解が不足していて、ブロークンな英語しか話せないと言う人は、英会話をする量を減らして、英文法の理解をキッチリやることが重要になる。

 

また、聞き取り能力が低くて、その原因が実はリーディング力にあると言う場合、英会話練習の他に、日常的にリーディング学習を行う必要がある。

 

弱点は千差万別であるが、問題点を把握し、具体的な解決策があれば、必ずまた英会話力は伸びるものだ。