英語 活用方法 について考える

英語学習をしていると、誰しも英語力をアップさせることを中心に考える。ところが〝自分にとって本当に必要な英語力が何であるか?〟を把握している人は意外に少ない。

 

今回は『 英語 活用方法 について 』をテーマにお伝えしたい。

 

英語の活用方法は人によって違う

英語 活用方法

 

英語学習をしている人の中には、今のご時勢、英会話学習やTOEIC学習に挑戦している方が多いと思う。

 

ここで重要になってくるのは『本当に英会話やTOEIC学習が必要でやっているのか?』ということである。

 

会社からTOEICスコア取得などを求められて、自分の意志に関係なく学習せざる負えない方もいるかもしれないが、英会話スクールに勧められたり、友人がやっているからと『なんとなくやっている』と言う人も多いのではないかと思う。

 

学習を楽しんでいて苦痛でなかったり、時間が沢山あるのであれば、そのまま続ければ良いと思うが、逆である場合は、再検討する必要がある。

 

というのも〝人に寄って求められる英語技能は違う〟からである。そして〝技能の習得度合いの程度も異なって来るから〟である。

 

例えば、英会話学習と一言で言っても、その範囲は幅広い。

 

エンジニアで〝自分の仕事について説明する力は求められるが、日常的な会話はあまり必要ない〟と言う人や、逆にセールスに携わり〝日常会話が必要で特に相手と緊密な関係を築く必要がある〟と言う人もいいる。

 

このように、英会話と言っても範囲が広いので〝自分が何をする必要があるのか?に応じて、学ぶべき内容が変わってくる〟。

 

従って〝自分はどのような英語力が必要なのか?〟をジックリ検討する事が英語学習そのものをするのと同じかそれ以上に重要になる。

 

英会話・英語リーディングどちらが必要か?

英語 活用方法3

 

英語学習をする時の大きな分岐点は〝英会話が出来る必要があるのか?〟〝英語リーディングが出来る必要があるのか?〟であると思う。

 

例えば、販売職に携わり英語でお客さんと接する必要があり英文を読む必要がない人は、〝英会話が出来ることが最優先〟である。

 

状況に応じて、自社商品・サービスを口頭で説明する力が必要になる場合もあるかもしれない。このタイプの方達は英会話学習をすることを最優先させなければならない。

 

一方、専門的な仕事をしている人で〝英会話は必要ないけれど、E-mailが大量に相手から送られてくるので、スラスラ読んで理解しなければならない〟とか〝自分の専門領域について英語リーディング力が求められる〟となると英語リーディングの力が重要になるので、この力を素早く上げることが必要である。

 

状況によっては、どちらも必要である と言う方もいるかもしれないが、この時も〝まず、どちらが最初に必要なのか?〟を考える必要がある。

 

 

必要な英語に応じて英語学習の順番が異なる。

英語 活用方法4

 

 

英会話が必要な人は・・・ 英語リスニング力、簡単な英作能力疑問文をスラスラ作れる力英語発想能力 などが必要になる。

 

英語リーディング力が必要な人は・・・ 豊富な語彙力、英文法に関する体系的な知識 、背景知識 などが必要になる。

 

〝自分が本当に必要な英語が何か?によって、求められる英語力に大きな違いが生まれ、学習する内容も大きく異なる〟という事である。

 

日常の英語学習をする時に、上記を頭に入れながら、英語学習のスケジュールを組むと良い。そうする事で、英語学習時間のロスをかなり減らすことが出来る。

 

英語学習時間に関して興味がある方は英語学習プランを参照してみて欲しい。

 

基礎学習は全ての英語に通じる

英語 活用方法5jpg

 

英会話学習、英語リーディング学習 どちらが重要な場合でも、基礎的な英語力は共通するので、基礎的な英語学習は避けられない。

 

具体的に言うと、〝基礎的な英文法〟、〝基礎的な英単語の習得〟 である。

 

これらを避けると、上達スピードが上がらないばかりか、最悪の場合英語力が向上しない。従って気分とは関係無しに、この力を向上させることを優先する事をお勧めする。