as far as と as long as 違いがサクサク分かる!
文法問題集などで as far as と as long as について問われる問題があります。まぎらわしい問題で混乱する方もいるかもしれません。今回はこの2つの表現についてお伝えしたいと思います。
as far as と as long as が分ると以下の問題が出来るようになります。
以下の( )内に〝as far as 〟〝as long as〟どちらか適切な方を選び埋めて下さい。
1.( )she eats her meals , it is OK.
2. ( ) I hear her story, the pressure from her boss was heavy.
3.It is not possible ( )we can judge from these calculations.
4.We can do anything ( )we don’t give up.
以下の日本語を英訳して下さい。
5.あなたが宿題をやる限り、あなたは外出しても良いです。
6.私が知っている限り、彼は日曜日に来るでしょう。
as far as と as long as のポイント
〝as far as〟と 〝as long as〟 のポイントは以下になります。
・従属接続詞として使うこと。
・2つの表現の紛らわしさをどう解消するか?
従属接続詞について
“as far as” と “as long as” どちらも副詞節を導く従属接続詞として使います。
まず、この使い方の理解が不十分な方は〝副詞節を導く従属接続詞4つのポイント〟を参照してみて下さい。そちらをまず理解してからの方が理解がよりスムーズに進みます。
as far as とは?
・ 範囲や程度を表す表現で〝~に関する限り〟という意味を表します。
・As far as I am concerned, the second choice is better.
(私に関する限り、2番目がより良いです。)
as long as とは?
・条件を表す表現で〝~しさえすれば〟という意味を表します。
・As long as you do your best, god will do the rest.
(あなたが最善を尽くしさえすれば、神様が残りをやってくれるでしょう。)
as far as と as long as の紛らわしさを解消する方法
2つの表現で混乱してしまうのは、どちらも「~する限り」と訳せてしまうからです。ですから、〝as far as〟 と 〝as long as〟 それぞれに対し混乱しない為の別な表現を覚えておくことが解消策になります。それは以下の訳語です。
・as far as (~ところでは)
・as long as (~であれば)
※実際にこの表現を使いながら冒頭の問題に挑戦してみて下さい!スムーズに2つの表現を使いこなせるでしょう!
冒頭の問題解説
冒頭の問題解説です。
1番の問題:( As long as )she eats her meals , it is OK.
和訳:彼女が食事を取るのであれば、大丈夫です。
2番の問題: ( As far as ) I hear her story, the pressure from her boss was heavy.
和訳:私が彼女の話を聞くところでは、彼女のボスからの圧力は凄い。
3番の問題: It is not possible ( as far as )we can judge from these calculations.
和訳:これらの計算から判断するところでは、可能ではありません。
4番の問題:We can do anything ( as long as )we don’t give up.
和訳 : 我々が諦めないのであれば、なんでも出来ます。
5番の問題:〝あなたが宿題をやる限り、あなたは外出しても良いです。〟
英訳:You can go out as long as you do your homework.
・〝~限り〟を〝~であれば〟と言い換えられるので、as long as を使います。
6番の問題:〝私が知っている限り、彼は日曜日に来るでしょう。〟
英訳:As far as I know, he is coming on Sunday.
・〝~限り〟を〝~ところでは〟と言い換えられるので、as far as を使います。
重要文法用語まとめ
・as far as
・as long as
まとめ
いかがだったでしょうか?
As far as と As long asの紛らわしさは解消されたでしょうか?
2つの表現が従属接続詞であることを理解してから
・As far as(~ところでは)
・As long as(~であれば)
2つの訳語を覚えておくと混乱せずに2つの表現を使い分け出来るはずです。