春になり、色々ラッキーな事が続いていてワクワクするこの頃です。
さて、英検やTOEIC試験の時に、〝長文読解で時間が足りなくて、最後までたどり付けなくて困ってしまう・・・〟という方がいらっしゃると思います。
今回は、私の経験から、誰にでも出来ると思われる、英文速読力を獲得する方法について『英語 長文 速読力 獲得に必要な条件。』をテーマにお伝えしたいと思います。
基本的な英語力をまず確実にする。
速読力獲得の基本は、英単語、英文法などの基本的な知識を確実に積み上げていく事です。
〝そんな事が本当に速読と関係があるの?とにかく速く読めばいいんでないの?〟と思う方もいるかもしれません。
ですが、仮に高速で読むことが出来たとしても、〝内容理解がめちゃくちゃ〟だとどうでしょうか?そのスピードには何も意味がないことになります。最高速度300キロの新幹線車両を用意できても、それを走らせる線路が、それに耐えうるものでなければ、意味を成さないのと同じだと思います。
そういう訳で、〝速く読めて、内容理解も出来ていることが重要〟になります。
そこでまず、一文一文を正確に読めるようになる事が、重要になります。そこをシッカリさせていく事が、将来の大幅スピードアップになります。基本中の基本がシッカリと出来上がっていないと、一文一文を正確に読むことが出来ないので、基本的な知識をシッカリとものにしていく必要があります。
“どの程度基本的な知識が必要になるのか?”を簡単に判断する方法は、一文の構造を正確に把握できるかどうか?という所で決まると思います。正確に構造分析出来れば、ある程度基本的な知識は備わったと考えて良いと思います。一定水準の英単語、英文法などが無ければ、正確に読む事は出来ないからです。
構造を正確に把握できるようになっても、英単語や語法の知識を増やす作業は継続する方が良いと思います。増えれば増えるほど、英文を読む上での助けとなるからです。
シッカリした線路を沢山用意できれば、それだけ長い距離を新幹線は走れるようになります。速読力獲得の為には、知識の継続的なインプットは欠かせません。
文章を頭から返り読みをせずに読めるように!
英文を読む時にスピードを下げてしまうことの原因の一つに、“返り読み”があると思います。文章の最初から、そのままの語順で英文を読まないor読めない 場合は、それが出来る場合と比べて、無駄な動きが多いので、どうしてもスピードは落ちてしまいます。
日頃の英語学習で、返り読みをしないように練習することが重要になります。例えば・・・
The woman whom I saw at the station was very beautiful.という英文があった時に
The woman whom I saw at the station / was very beautiful. と考え・・・
The woman whom I saw at the station(私が昨日駅であった女性は)
was very beautiful.(美しかった。)
と英文の意味を頭から理解できるようにしていくことが重要です。
可能であれば、心の中で英語を音声化しない。
英文を読む時に、心の中で音声化する事は、スピードを落とす一つの要素になるので、可能であれば音声化しない方が良いと思います。ただ、これは簡単な様でなかなか難しいことなので、出来るところまでで良いように思います。
速い英語を聞いても理解できる状況になれば、その速さ迄は少なくても音声化しても構わない事になる為です。
ただ、理想は心の中で音声化しなくても、そのまま読めるようになることだと思います。
英語の発想のまま読めるようにする。
英文を読みながら、頭の中で翻訳していると、どうしても時間がかかってしまいます。
例えば、I eat chocolate every day.という英文を見た時に、“私は毎日チョコレートを食べます”と日本語に変換すると、“英文を読む事” と“日本語に変換”という様に、英文を読んでそのまま理解できる場合の2倍時間がかかります。
ですから、英語の発想で考えていけるように日頃から練習していく必要があります。効果がある練習の方法は・・
・自分が意味が解っている方法を、声に出して音読する練習を行う事
・自分が興味のある本を大量に読みこむ事
だと思います。私の場合は、後者が特に効果大でした。
話の流れを追えるようにする。
一文一文を正確に読めて、書かれている語順のままで英文を読めても、話の流れを追えない時は、スピードがどうしても遅くなります。 話の流れを追えると、先の展開を予測しながら、英文を読み進めることができるので、結果として、読むスピードは上がります。
また、内容理解が出来ている状態ですので、読みながらドンドン内容を記憶出来るようになります。 内容を記憶できる部分が増えてくると、英検やTOEICの設問に答える時に、本文と設問部分を照合する時間が大幅に減るため、解答時間短縮に繋がります。そうすると、それ以降の問題に時間をかけて読んだり、理解することも可能になります。
日頃から英文を読みながら、話の流れを追ったり、理解することに努めることも、隠れた速読力養成に繋がると思います。
まとめ
基礎力の充実は必須事項だと思いますが、その他の項目に関しては、自分の得意なところから取り組めば良いと思います。
全ての事を完璧にしなくても、私の経験からですが、一つ、二つの項目を充実させるだけでも、スピードは確実に上がり効果有りだと思います。