〝英語脳〟という言葉を耳にしたり、目にしたりするかと思う。英語脳形成は難しく感じるかもしれないが、正しいやり方をすれば誰でも獲得出来る。
本日は『 英語脳 作り方 について』をテーマにお伝えしたい。
英語脳はどのように獲得するか?
英語脳というのは、様々な解釈があるかもしれないが、一般的には〝日本語を介することなく英語で直接考えることが出来る脳〟と考えて良いと思う。
『英語脳をどうやれば獲得できるのか?』という疑問を誰しも持っていると思うが、 シンプルに言うと、英語を通じて意味のある情報をやり取りすれば良い。
例えば、〝買い物に行き自分で必要なものを英語を通じて購入する〟とか〝英字新聞を読み、書かれている内容を理解し、新たな情報を得る〟などだ。
そのような時間を増やしていくと、段々と英語でダイレクトに考えられるようになる英語脳が形成される。従って、英語4技能をバランスよく使い力を伸ばすことが英語脳獲得に大きく役立つという事になる。
リーディング・リスニングは情報を得る為に。
英語脳を形成する為に、リーディングやリスニングを行うには、多読学習や多聴を行う事である。英語で書かれた新聞を読み内容を理解したり、英語のニュースなどを聞き取り情報を得たり、海外のドラマを英語で視聴し楽しむ などという事を継続していくと、英語脳の形成に役立つ。
ここで一つ注意しなければいけないことは、読むものや聴くものを、自分の英語レベルに合わせて選択するということである。自分の内容より難しすぎるものを読んだり聞いたりしていても、雑音を聞いているのとあまり変わりないので、脳はあまりうまく動いてくれない。
英語教師と相談しながら段階的に難易度を少しずつ上げて行くと良い。
ライティング・スピーキングは相手にメッセージを伝える感覚を大切にする。
ライティングやスピーキングを行う際に、実際にE-mailや英会話をしながら、相手にメッセージを伝え、英語でやりとりをすることは英語脳獲得に役立つ。自分の伝えたメッセージに対して必ず反応があるからだ。〝重要な事は自分の言いたい事を伝える〟ということである。
より効率的にライティングやスピーキングを通じて英語脳を形成したければ、可能なかぎり英文法理解をしっかり行い、短文英作文など基本的な英語力をシッカリ上げてからメッセージをやりとりする方が良い。
間違ってもやっては行けないのは、英語を話す機会が大切だからと、でたらめな英文でやりとりをし続けたり、英単語だけで交流するということだ。人間の交流は深まるかもしれないが、脳は育ってくれない。〝英語NO〟になってしまう。
最終的には慣れである。
英語脳獲得は、これまで述べてきたように、英語を通じて情報のやりとりをすることで形成される。そして、そのプロセスに慣れると、それなりの英語脳が出来ている。
多少の失敗は恐れず〝習うより慣れろ〟の精神で英語をどんどん活用する機会を持つと良い。
はじめから正しい形で情報を脳に入れる。
短文英作文と英文法理解の重要性について既に述べたが、これらが重要なのは、正しい形で英語のアウトプットとインプットを行う為である。
正しい英語を理解していないと、英文を読む時に内容理解を誤る原因の一つになったり、英会話の際に、自分の言ったことが相手にうまく伝わらない などという問題が起きてくる。
これを可能な限り回避するためにも、最初から正しい形で英語を頭に入れることが重要になる。そして、これに必要なのが短文英作文と英文法の体系的な理解ということになる。