英語で中学生が挫折し非行少年・少女になるのを食い止める方法!

 英語で中学生が挫折し非行少年・少女になるのを食い止める方法!

 

「下町ロケット」にはまり、ロケット打ち上げを生で観てみたいという夢を持つこの頃です。  

 

さて、夢と希望を持つ我が子が、中学に入り英語学習を始めたものの・・・〝イマイチ英語学習の仕方が解からない〟とか〝英語の成績が停滞している〟〝中学生本人も何が問題点なのかわからない・・〟 という悩みを抱えてはいないでしょうか?   どのように英語学習を進めて行けば良いのか?見通しはあるでしょうか?  

 

実は、解決するのは、そんなに難しくないんです。必要なポイントをシッカリ抑えれば良いんです。   今回は、英語で中学生が挫折しないようにする為の方法を書きたいと思います。  

 

英語学習上の問題点を探る事が第1ステップ

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英語で中学生が挫折してしまう場合、幾つか共通してみられるパターンがあります。  

・綴りを正確に書けない。

・英単語・英語表現をシッカリ覚えていない。

・英文法を理解していない。

・応用力がない。  

 

など・・です。  

これらのいずれかに問題があったり、これらの幾つかが組み合わさったりして、英語が出来なくなってしまいます。これらがキチンと正確に処理されると、英語の点数は必ず上がるので、安心して下さい。  

 

ですから、まず、上記の中の何に問題があるのか?を探る必要があります。それから、その弱点部分を確実・丁寧に補強していけば良いでしょう。  

 

原因分析をする上で、一番有効な方法は・・・  

1.実際に答えを英文で書いてもらう。

2.何故答えがそうなるのか?説明してもらう。  

 

教科書の内容に近い問題集をやった場合では、教科書本文そのものを丸暗記しているから正答を導き出す事が出来てしまう事もありますが、日本語から英語に直す完全な英作文を通じて確認すると、こういった〝わかったつもり〟の部分も見逃せなくなります。  

 

綴りが書けない場合。

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英単語や英語表現を覚えているけれど、綴りをシッカリ書けないと言う場合、学習障害を持った方を除いては、努力不足が原因である場合が多いです。  

 

教科書に出てくる英単語は必要最低限まず、日常的に書いて練習していく必要があります。一度に沢山やろうとすると集中力も続かないので、10分とか15分位実際に書きながら練習していくのが一番良いと思います。  

 

ここで、一つアドバイスですが、単語と綴りだけを何回も練習しても飽きがくるので、実際に綴りが覚えられない英単語や英語表現を使った文章を書きながら覚える事をお勧め致します。   その方が、英単語・表現、文法ルールまで一度に覚えられてお得ですし、印象に残りやすいと思います。  

 

英単語・英語表現をシッカリ覚えていない場合。

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英単語や英語表現を覚えていない事で英語学習につまづいている場合、書くだけではなくて、英文を読んだり、英語を聞いたり、英語を話したり、可能な限り五感に訴える形で覚えていくのが一番でしょう。   (※英単語学習の仕方に興味がある方は、こちらの 英単語 覚え方 を参考にしてみて下さい。)

 

私の英語教室で英単語を覚えて頂く場合、英単語ゲームにトライして頂くことなどもあるのですが、覚えられない英単語を使って、本人になじみがあったり、興味が湧くような英文を作ってもらう事が多いです。 

 

例えば〝visit〟という英単語を覚えられない学生さんで、最近東京に行った中学生の場合は・・・   「私は先月東京を訪れました。そして、人形町に行きました。」などと英作してもらいます。そして、ついでにvisitの後ろになぜto やinを付ける事ができないのか?という説明もしてしまいます。そうすると、文法的なルールまで覚える事ができます。    英単語はダラダラ覚えようとしないで、集中し印象に残る形でインプットするのが一番です。

 

英文法を理解していない場合。

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中学生が英語学習が嫌になってしまう事の半分位のケースは「英文法の理解が出来ていない事」にあります。  英単語の意味も覚えたし、綴りも正確に書けるのに英語の成績が悪い場合は、これが原因である事が殆どです。

 

英文法には覚えなければならない部分もありますが、理解しなければならない事も多いのです。 

 

英文法の理解が不十分の学生さんの場合は、英文法のルールを徹底して理解する必要があります。本当に英文法の理解が出来ているかどうか?確認するためには、以下の手順で学習をすすめると良いでしょう。  

 

1.日本語から英語に変換させてみる。

 

2.間違いがある場合、どうしてそのような英文を作ったのか? 尋ねてみる。 ※どのようなルールやポイントが隠されているか?を本人の口から説明させてみる。

3.英文法上の穴がある時には、それを説明し、別な日本語で再度確認の英作文をさせてみる。

 

4.  これが完全になるまで繰り返す。   例を挙げると・・・   「テーブルの上に私の本があります。」と言う文を英作させてみます。   そうすると、英文法のルールを理解していない学生は「There is my pen on the table.」などと英作します。  

 

この場合、学生さんに「どうしてThere isで英作したのか?」尋ねます。   そうすると「〝~があります〟という形だったから」と答えたりします。 (※本人の口から、説明させる事で、どこまで理解出来ているのか?確認できます。

 

この答えから、確認できることは、〝There is ~構文はどのような意味を持っているか?は理解しているけれど、特定の人・物にこの構文は使えない というルールを理解していない〟という事です。

 

ですから『〝不特定の物や人がある時には使えるけれど、特定の人・物がある時には使えない〟というルールを説明すれば良い』また『〝特定の物・人の場合は、それらを主語にして書き始める〟というルールを説明すれば良い』という事になります。   説明し、本人が納得したら、再度2つの英作文をさせてみます。  

 

例えば・・・   「テーブルの下に犬が一匹います。」 「この教室の中に彼女の30人の学生がいる」 という文です。   これら2つに正確に答えられたら、恐らくルールを理解出来た事になりますが、それがうまくいかなかったら、また同様の方法で、本人に説明をさせながら確認していきます。   様々な英文法に関して、このような形で練習していくと、英文法の理解が進みます。    

 

応用力がない場合。

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英単語も英文法も完璧に近いのに、いざテストになるとどうも・・・・という学生さんは、普段学習する段階から、応用力の問われる英作文をする事をお勧め致します。

 

学校のワークブックの問題などは、結構教科書の例文に似ている事があって、実際は本質が理解出来ていないのに、教科書の本文を覚えているから問題に答える事が出来てしまう・・・ などというパターンもあります。

こんな方は、英語の先生や塾の先生に「教科書の内容だと丸暗記している感じがするので、この内容に関する事で教科書の英文とはかけ離れた、応用力が問われる問題をくれませんか?」とお願いするのが良いと思います。   そうすると、自分の問題点が見え、理解が曖昧な部分も鮮明になり、応用力も付くようになります。  

 

まとめ

 

中学生が英語学習に躓いた時は・・・    問題点の把握⇒弱点部分の確実な補強。   これに尽きます。   そして、一つ一つの学習を確実・丁寧に行って下さい。

 

一つ一つの英単語の理解、英文法の理解が、最終的に大きな英語力アップに繋がります!   楽しみながら英語学習を続け大きな成果に繋がる事をお祈りします!  

 

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