必見!英語が苦手な人はまず何からするべきか?

 

「自分は英語が苦手だけど、どうにか出来るようになりたいな~」と思う方も多いかと思う。実は、英語が苦手だという方は、自ら墓穴を掘るような事をしている場合が多い。

 

上手に障害になる部分を回避しながら、英語学習を進めていくと、いつの間にか苦手意識は薄れていく。

 

今回は「必見!英語が苦手な人はまず何からするべきか?」をテーマにお伝えしたい。

 

自分の得意な分野を徹底して伸ばす。

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英語が苦手だと言う方は、まず徹底して、英語学習の中でも自分が割合得意な部分、手を付け易い部分から始めてみるのが懸命だ。

 

得意な事というのは、例えば、英文法学習が得意な人は、ここを徹底して極め、リスニング学習が得意な人は、それをまず伸ばすことを考えるということだ。

 

確かに、英語は4技能の総合力であるから、どれか一つだけを伸ばせば良いというものではないが、英語が苦手な人は〝苦手意識の克服〟が何よりも重要である。

 

したがって、自分の手の付け易いところを足がかりにして、総合的な力を高めていくことを考えるのが一番お手軽な方法である。

 

 

英単語力・英文法力を徹底して伸ばした私のケース。

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その昔、私が英語で26点位を取っていた頃は、暗中模索という状態であったので、得意なところから始めてみた。それは、英文法の体系的な理解英単語力の増強である。

 

英文法も、勿論最初から全て理解出来たわけではなくて、私にとってやりやすい部分から始めた。それは動名詞と不定詞部分であったように思う。

 

自分にとって理解しやすそうなところを習得し、それが終ると次の分野に進んでいった。気付けば全体がある程度理解出来るようになっていた。

 

また、英文法の問題集で問題を解いてみても、面白いようにできるようになっていった。どんどんリーディングもできるようになった。

 

英単語学習を本格的に取り組み始めた際も、たまたま留学していて、通院しなければないない状況があり、必要に迫られて医療関連の英単語を習得した。

 

1つの分野だけでもある程度習得してしまうと、自信が持てて、次の分野の英単語も覚えたくなる。

 

医療分野が終了すると、今度は英字新聞の経済欄に出てくる英単語をかたっぱしから覚えた。それが終わると、政治分野・・・。そのように継続していくと、気付けば、ある程度色々な英単語を吸収していた。

 

このようにして、英文法と英単語に関しては自信が持てるようになると、スピーキングやリスニングの力も自動的に少しずつ上昇した。

 

全ては〝自信を持てた〟ということに尽きる。

 

英語が苦手な人は、徹底して自分が出来る事にまず力を注ぐべきだ。

 

英語の基礎固めを徹底して行う。

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英語学習をする上で、困難なことの1つに、基礎固めがある。(特に英文法の体系的な習得など。)みんなここを早く終わらせて、先に進みたくなるものだ。

 

あまりよく理解したりしないで、どんどん先に進めたりしがちだ。

 

ところが、基礎部分がぐらぐらしていると、後々スピーキングやリーディングやリスニング学習を行う時に、必ずその歪みが起きてくる。

 

例えば〝「関係代名詞がどういうものか?」を理解してはいないが、問題に全問正解出来る。けれど、正解や不正解の理由を自分で明確に説明できない・・・・〟というのは、基礎部分がぐらついているのと一緒だ。

 

理解できていると、理由を必ず説明出来て、自分で実際に英作文を行う際、またスピーキングの際に、ある程度それらを使うことが出来る。

 

ところが、理解が不十分であると、問題集の問題に全て正解できるけれども、実際の英作文やスピーキングで応用できない・・・というおかしな問題が起きてくる。

 

問題を解いている時に〝(  )の前に人を表す言葉があり、後ろに動詞が来ているから選ぶべき関係代名詞はwhoだ〟ということを覚えていれば、問題が解けるかもしれないが、自分でそれを使って英作をすることは難しいだろう。

 

こんな状態も基礎力がぐらついている状況だ。本当に理解が出来ていれば〝(  )の後ろになぜ動詞が来るのか?〟まで解かる。

 

最終的に英語を道具として使いたいのであれば、こんな時間の使い方は、実にもったいない。

 

そして、その段階でもう一度、基礎的なところを理解する必要に迫られる。結果として、時間を大きくロスすることになる。

 

基礎固めをしっかりやっていくと、確かに最初の頃は時間がかかるかもしれないが、後で一気に加速がついてくるし、応用力が増す。手を抜いた場合よりも、何倍も時間を節約したことになる。

 

英語が苦手な人ほど、基礎固めをしっかりやらないと、結局また困難にぶつかり、英語がさらに苦手になってしまう可能性が高い。

(※英文法の体系的な習得方法に関して興味がある方は、こちらの 英文法習得方法まとめページをご覧頂きたい。)

 

目標設定を現実的に行う。

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英語が苦手な人に見られる傾向の一つとして、目標設定が高すぎる ことがある。

 

例えば、今現在英語が苦手であるのに〝3年後には字幕無しで映画が理解できるようになる〟などと目標を立てたりする。

 

字幕無しで映画が観れることが、どの位の水準であるのか? ということがおそらく理解出来ていないのだろう。目標が現実と比較して高すぎると、やる気も無くなってしまう。

 

現実的な目標設定を、英語講師や英語の得意な人と相談しながら検討するほうが、挫折をしないで済む。

 

日常生活の中に英語学習を組み入れる。

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英語が苦手な人は、英語辞書を活用し、机に向かって学習しようとすると、継続するのがおっくうになる。

 

したがって、無理なく続けることを考えた方が得策だ。一番お奨めするのは、通勤・通学時間の中で自分が出来そうなことを組み入れてみることだ。

 

ラジオ英会話を聴くのでも良いし、昨晩学習したけれど覚えきれていない英単語を覚える。英字新聞を読む。行きの車内では、英文を読んでみる。帰りは文法の問題集をやってみるのでも良い。

 

目が疲れていない時は、リーディング学習を行い、目が疲れている時は、リスニング学習をするなど、組み合わせ方も色々ある。

 

何が一番その人に合うかは試してみないと判らないが、色々試してみると、そのうち自分にピッタリで効率的な英語学習法が見つかると思う。

 

重要であることは、どの位の時間真剣に学習出来たか?で決まるので、英語力が付けば何でも良い。

 

 

上達を急ぎ過ぎない。

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英語が苦手な人は上達を急ぎ過ぎる傾向もある。

 

学校時代に、3年かけて学習していたことを、3ヶ月で理解しようとしたりすることだ。

 

勿論、どんどん理解できるのであれば、それはそれで構わないのであるが、英語学習をする上で重要な事は、自分で獲得した知識を後々しっかりと応用できるようにすることである。

 

どんなに早く進んでも、自分の知識が、どんどん頭の中から抜けていくのであれば、ゆっくりやった場合と変わらなくなる。

 

英語学習を進めていく時に、本当に自分がその知識をきちんと習得出来てているのか確認する必要がある。