so that such that 違い・区別は大丈夫?

so that such that 違い・区別は大丈夫?

 

英文を読んでいると、so  that に似ている 〝such  that〟 という形を目にすることがあります。和訳すると、なんとなく似ていて、深く考えないで進んでしまう方もいるかもしれません。

 

2つの構文の違いが明確に解れば、さらに上手に英作をしたり、リーディング力UPに繋がります。今回は「so that とsuch that 構文の違い」についてお伝えしたいと思います。

 

 

so thatとsuch thatの違いが判ると以下の問題が出来るようになります!

so that such that2

 

以下の(  )にsoかsuchのどちらが入るか?考えてみましょう。

 

1.He was (      ) a good student that he was asked to teach at the school. 

2.I was (      ) tired that I could not move.

3.Hanako ran (     ) fast that I could not keep up with her. 

4.The company hires (     ) good people that it has a bright future.

 

 

such that構文のポイント

 

 

品詞についての理解を深める。(特に形容詞と副詞について)

「so※※that  such※※that」の※※部分に入るものが何か?を理解する。  

 

 

such that構文の意味

 

 

such that 構文の意味は・・

 

「とても~なので・・・です」です。

 

 

such that 構文の形

so that such that3

 

such that 構文は以下のような形で使います。

 

such a 形容詞 名詞 that 主語 動詞

such 形容詞 名詞の複数形 that 主語 動詞

 

・形容詞は名詞の説明をする品詞です。この時、形容詞は名詞の前に配置して使うのが基本形です。ですから、〝形容詞 名詞〟という配列になります。

・thatは接続詞です。ですから、that以下は主語と動詞を持つ完全な文という構造になります。

 

以下の例文で確認してみましょう。

 

・She is such a nice lady that everyone likes her.

(彼女はとても素晴らしい女性なのでみんな彼女が好きだ。)

 

・They are such good friends that they did everything together.

(彼らはとても良い友人なので彼らは全ての事を一緒に行った。)

 

 

so thatとsuch thatとの違い

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so that 構文とsuch that 構文は似ているので、違いがよくわからない」と考える方も多いと思います。最大の違いは以下です。

 

so that 構文の場合は soとthat の間に「形容詞」ないしは「副詞」が入る。

such that 構文の場合は suchとthatの間が「a 形容詞 名詞」ないしは「形容詞 複数名詞」になる。

 

これだけでは良く解らないと思うので、実際の例文で確認してみましょう。

 

・I am so busy that I have no time to eat dinner.

(私はあまりにも忙しいので夕飯を食べる時間がない。)

⇒so 形容詞 that 主語 動詞 の語順になっています。

 

・She speaks so quickly that I can not follow her.

(彼女はあまりにも早く話すので彼女の話に付いていくことが出来ない。)

⇒so 副詞 that 主語 動詞 の語順になっています。

 

・Ken is such a tall man that he can reach the ceiling.

(ケンはとても背が高いので天井に届きます。)

⇒such a 形容詞+名詞 that 主語+動詞 

 

・They are such good students that they probablly don’t even need the help of us.

(彼らはとても良い生徒達なので、彼らはおそらく我々の助けを必要としさえしないです。)

 

⇒such 形容詞+複数名詞 that 主語+動詞 

 

 

冒頭の問題解説

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1番の問題の問題は〝He was (such) a good student that he was asked to teach at the school. 〟 になります。

訳:彼はとても良い学生なので、彼はその学校で教えるように頼まれた。

・名詞=studentがあるので such を使います。

 

2番の問題の問題は〝I was ( so ) tired that I could not move.〟 になります。

訳:私はとても疲れていたので動くことが出来ませんでした。

・名詞が無くて形容詞=tiredのみですので so を使います。

 

3番の問題の問題は〝Hanako ran ( so ) fast that I could not keep up with her. 〟 になります。

 

訳:ハナコはとても早く走ったので私は彼女に付いていく事が出来なかった。

・名詞が無くて副詞=fast のみですので so を使います。

 

4番の問題の問題は〝The company hires ( such ) good people that it has a bright future.〟 になります。

訳:その会社は沢山の良い人達を雇っているので、会社の将来は明るいです。

・複数名詞=peopleがあるので such を使います。

 

 

重要文法用語まとめ

 

形容詞

副詞

so that

・such  that

接続詞 that

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか? 

 

such that 構文の理解は進みましたか?この構文も品詞との関連性が強い構文です。

 

ですから、品詞の理解をシッカリと行い、suchとthatの間にどのような品詞が配列されるか?ということをシッカリ理解しましょう!

 

 

2018年3月1日 | カテゴリー : 構文 | 投稿者 : HOSHINO