英語上達の近道は、コンスタントに英語学習を行うことである。「仕事や学業で忙しく思ったように時間が取れない・・」という人でも、少し視点を帰るだけで、英語学習時間を大幅に増やせるかも知れない。
今回は『効率を大幅に向上させる! 英語 学習 プラン 』についてお伝えしたい。
行動の所要時間を一度検証してみる
忙しい社会人が英語学習を継続するためには、時間を捻出することを第一に考えなければならない。
自分の行動を感情に任せてしまったり、衝動的に行うと、自分の学習時間が思うように増えなかったり、学習成果がなかなか上がらない。結果として、モチベーションが下がる原因の一つになる。
隙間時間に合わせた英語学習をしていくことで、無理なく成果を挙げていく事が出来る。したがって、以下のポイントが重要になってくる。
1.英語学習には、大きく時間を必要とするものと、小さな時間で済むもの の2つのパターンがある事を頭に入れておくこと。
2.自分の行動や動作にどの位時間を要するのか?を細かく検討すること。
3.その時間を使い、どのような英語学習が可能になるのか?把握すること。
これらを3つを考えておけば、後は状況に応じて、進めていくことができる。
日常動作には一体どの位時間がかかるのか?
自分が何かの行動をする時に、行動に要する時間を知っている人が意外に少ない。これを知らなければ、隙間時間を英語学習に活かせないので、細かく分析する必要がある。
例えば・・・
・目が覚めてから、床を出るまでにどの位の時間がかかるのか?
・歯を磨くのにどの位の時間が必要か?
・シャワーを浴びるのにどの位の時間が必要か?
・公共交通の待ち時間はどの位か?
・旦那さんが帰宅し、風呂に入り夕食を取るまでの待ち時間はどの位か?
・営業マンの人が、約束のアポイントの時間まで潰す時間はどの位か?
このように行動を分析することが重要になる。
隙間時間で出来る英語学習について考える
自分の行動時間をある程度割り出す事が出来たら、その時間を使って可能な英語学習を考えておくと良い。
例えば、通勤に地下鉄を利用している方が、最寄の駅の改札口まで徒歩10分などという場合『この10分で出来る英語学習を考えてみる』ことが重要である。
また、改札を通過し、地下鉄1本を待つのに平均5分を要するのであれば『この5分でどのような英語学習が可能か?』と考えることが重要である。
英語学習 ~1時間(大きな時間を要する学習用)
これまでに英語学習には『大きく時間を要するもの』『小さな時間を要するもの』があるという話をした。1時間などまとまった時間がある時には、以下のような学習をすることがオススメである。
・toeicや英検の長文問題を複数題解いてみる。
・長文問題1題分を解き、不明な英単語、語法などを辞書を使いながら調べていく。
・toeicや英検のリスニングの問題を1試験分解いてみる。
・参考書などを使い、自分の苦手な分野の理解を含める。
・アメリカのドラマを英語で観てみる。
・友人に英語でE-mailを送る
英語学習 ~30分(大きな時間を要する学習用)
30分の英語学習時間があると、こなせる英語学習は以下である。
・toeic、英検、toeflなどの長文問題1つ分全体を読み、概要を把握する
・toeic試験、英検試験の文法問題1セットを解き、確認する。
・英字新聞の記事1~3つ分を読む。
・英検英作文問題を1つ解答してみる。
・リスニングのディクテーションをする。
・CNNやBBCのニュース番組を一つ観る。
英語学習 ~15分(小さな時間を要する学習用)
15分の時間で出来る英語学習には以下のようなものがある。
・日本語から英語への 短文 英作文の練習(※短文 英作文に関しては『 短文 英作文 練習が英会話を上達させる。』を参照して欲しい。)
・英語教室からの簡単な宿題をこなす。
・TOEIC part5の問題を40問こなす。(part5 1セット分で1問あたり20秒少しの計算)
・英字新聞の記事を一つ読む
英語学習 ~5分(小さな時間を要する学習用)
5分あればどのような英語学習が可能になるか?は、以下である。
・英単語の復習。
・英単語の語法を暗記する。
・英語の発想訓練(※会話に付加価値を加える訓練。詳細に関しては『 英会話 会話力 英語が出来るのに会話が出来ない原因は? 』)
・前日参考書などで学んだことについて、頭の中だけで復習してみる。
・多読学習で読んでいた本の続きを読んでみる。(※多読学習に関しては『 多読 英語 学習の進め方。』を参照して頂きたい。)
英語学習に役立つ道具を使いさらに無駄を無くす
隙間時間をより有効活用するためには、スマートフォンのカメラを使い、ノートなどを撮影しておき、スグに手元で利用できるようにしたり、オーディオプレイヤーなどをスグに利用できるようにしておくことが重要である。
細かい事かもしれないが、これをキチンとやっておくだけで、隙間時間を利用して、かなり多くのことが出来るようになる。