必殺!多読 学習 を楽々するために必要な 2つのツール

 

 

リーディング力upの為に沢山の英文を読もうと思い、多読 学習 を進めているものの、思ったように進まない・・・ という悩みを抱えている方もいると思う。

 

こんな状態の時は、大きく分けて2つの理由がある。これらのポイントがクリア出来れば、今より確実に多読学習がうまく進む。実際、私がこの2つの問題を乗り越えた時に、恐ろしくスムーズに多読が進んだ。

 

今回は『必殺!多読 学習 を楽々するために必要な 2つのツール 』についてお伝えしたい。

 

 

多読 学習 を上手に進める為に必要な事

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多読学習を進める上で重要な事は〝自分が読んでいて楽しい〟と感じたり〝読んでいて精神的な苦痛を感じない〟ものである。

 

多読学習を進めていて、精神的苦痛を感じるケースには経験上、2つがある。

 

・自分の興味がない英文を無理やり読む場合

・自分の英語水準に合っていない英文を読む場合 

 

例えば、私はAUTO SPORTのような車の雑誌を英語で読んだり、英字新聞を読んだりするのは好きであるが、文学的なセンスが無い為か、ベストセラーであっても、一部の作家が書いた書籍を2ページ以上読むと、途方もない苦痛に襲われる。

 

多読学習を効率的に進める為には、自分の語彙水準に合った英文を選ぶ必要がある。確かに多読用に語彙水準を示した本があるのであるが、それは多くの場合、物語である場合が多い。私のような者にとってはこのようなジャンルでは多読学習を進めにくい。

 

従って、私にとっては、精神的苦痛を伴わない多読学習を進めるのに有効なリソースは、AUTO SPORTか英字新聞が理想ということになる。

 

ところが、ここで問題となるのは〝自分の水準に合う英文かどうか?〟である。

 

 

自分の水準に合う英文を効率的に選択し、多読を進められるようにする手段

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自分の読みたい英文が、自分の水準に適したものでなければ、いくら興味のある英文であっても、上手に多読を進める事が出来ない。

 

このような時に有効であるのが、青山学院大学の先生が作成した英文語彙難易度解析プログラム Word Level Checker とアルクさんの SVL12000 を使うことである。

 

これらをうまく利用すると、自分の興味のある英文が現在の自分の語彙水準に合っているのか?が判る。

 

 

Word Level Checkerを使う

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自分の読みたい英文が現在の自分の水準に適しているかどうか?を判断するために、まず行って頂きたいことは Word Level Checker を使うことである。

 

プログラムを開いて頂くと、凡そ使用方法は見当が付くと思うが手順は以下である。

 

1.自分の読みたい英文のタイトルをボックスに入れる

2.読みたい英文のテキストをボックスに入れる

3.ベース辞書の選択をSVL12000に設定する。

4. 大文字、小文字のカウントは区別しない。

5. 単語のカウント方法は〝トークンモード〟を選択する。

6.最後に 送信ボタン を押す。

 

Word Level Checker のデータをどのように活用するか?

多読 学習2つのツール

 

 

Word Level チェッカーの送信ボタンを押すと、解析結果が出てくる、ここで 1000語レベルの英単語の語数が100で50%、2000語レベルの語数が70で28%・・・などと出てくる。

 

この時に、自分が英文を読んでいて〝よくわからなかった英単語がどのような水準のものか?〟をチェックし、〝もし、それを知っていれば、内容の多くを理解出来たかどうか?〟を確認してみると良い。

 

語彙水準が高い英単語を幾つか知らなくても、文脈を把握することが出来れば、内容理解に影響がないので、多読学習を進める上であまり心配はない。自分が読みたい英文が、自分の語彙力水準のレンジ内であれば、お気に入りの英文、媒体をどんどん利用してみると良い。

 

Word Level Checkerを利用しながら、どの媒体が自分の多読学習に活用できるのか?幾つか調べておくと良い。例えばJapan TimesはOKだけれど、New York Timesは歯が立たない ということを知るという事だ。

 

話を解析結果に戻すとしよう。

 

分析結果をみて、やさしいレベルの英単語を知らなかったり、その英文を読む上で必要な(文脈を把握するのに必須の)語彙英単語を知らない という状態であれば、その水準の英単語を潰していく作業が必要となる。自分が読む英文の中で、頻繁にある水準の英単語が出てきて、このレベルの英単語に難有り・・・の状態では効率的に多読を進めることが出来ないからだ。

 

このような場合に強力なツールになるのがSVL12000である。

 

SVL12000で自分の語彙の穴を埋める

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Word Level Checkerを使い、自分が”3000語水準の英単語をゴロゴロしらない”という現状を知ったとしよう。

 

この時にSVL12000の英単語のLevel3を開き、知らない英単語をマークし、ある一定期間、語彙力強化をやると、一気に道は開ける。潰した後は〝解らない英単語が減った〟と実感出来る筈である。

 

ちなみに語彙力水準に関して凡その目安は以下である。

・英検3級  1500

・英検準2級  3600

・英検2級     5100

・英検準1級  7500

・英検1級 15000 

 

自分が英検2級を取得していれば、おおよそこの位の水準の英文は読むことが出来る筈である。ただし、それでも語彙の穴というのは出てくるものである。この時に、SVL12000のデータを活用しながら穴を潰す作業を何処かでやると良い。