動詞 want を使いこなそうとする場合「~を欲する」という意味だけを覚えても、実際の英会話や英作文では使い物にならない。 want 人 to 動詞の原形 という形を覚えてこそ、本当にこの動詞を使いこなせるようになる。
また、このタイプの動詞には他にどのような動詞があるのか?という事を知っていると、さらに英語表現力は拡がる。
本日は 動詞 人 to do タイプの動詞について説明したい。
この動詞はどんな形?
〝I think that he is a student.〟
という文章では、接続詞that以下の中の主語と述語はそれぞれ he と isであり「私は彼が学生であると考える」という風に解釈するが・・・
I want my students to study English. となると・・・
「私は(私の)生徒さん達に英語を勉強して欲しい」とか「私は生徒さん達が英語を勉強して欲しい」と言う和訳になる。
動詞 O to do タイプの 動詞は、O と to do のところに主語 述語のような関係があると考えると理解しやすい。
※「なぜ不定詞(to do)の前にOを置く必要があるのか?」と疑問を持つ方は・・・
動詞 人 to do を使いこなす為に知るべきポイント
このタイプの動詞を使いこなす為には、以下のようなポイントを知る事が最善である。
・このパターンを取る動詞を知っておく事。(この語法を取る動詞を覚えておく方が最終目標!)
・不定詞部分を否定する時には、不定詞の前にnotを置くという事。
動詞 人 to do 型 動詞の注意点について
このタイプの動詞を使う時に、気を付けなければならないポイントは、不定詞の部分を打ち消す時に不定詞の前にnotを置くということである。
例えば I want you to speak Japanese.(私はあなたに日本語を話して欲しい) と言う文章を・・・
「私はあなたに日本語を話さないで欲しい」とする場合
・ I want you not to speak Japanese. という風にする事である。
このようなポイントは、試験英語例えば、英検の文法対策などにも有効であるので是非抑えて欲しい。
動詞 人 to do 型 動詞 にはどのような物があるか?
このタイプの動詞の応用力を増やす為には、他にどのような動詞がこの形で使えるとかという事を知った上で、それを使って英文が作れるようになると良い。
このタイプの主な動詞は以下である。
・allow O to do(Oが~するのを許す)
・ask O to do(Oに~するよう頼む)
・cause O to do(Oが~するのを引き起こす)
・enable O to do(Oが~するのを可能にさせる)
・expect O to do (Oが~するのを期待する)
・force O to do(Oが~するのを強要する)
・get O to do(Oに説得して~させる)
・invite O to do (Oが~するよう勧める。)
・instruct O to do(Oが~するよう指示する)
・oblige O to do (Oに~する義務を負わせる)
・persuade O to do(Oが説得して~させる)
・recommend O to do (Oに~するよう勧める)
・tell O to do (Oに~するよう伝える)
このタイプの動詞をリーディングの知識と結びつけるには?
私が上記の様なタイプの動詞を覚えて以来、英文を読む時に非常に役に立ってる。
なぜなら、文章構造を正確に掴む一つの材料になり、英文の先を予測して読めるようになるからだ。
例えば、TOEICリーディング対策をする時に、part6などを読んでいる時に、I want you と来た瞬間に to を探しに私の頭は自動的に動いている。 その時点で同時に「あなたが何をすることを望むのか?」という発想で英文を読んでいる。
このように、上記の動詞を覚えて英作文などで使えるようになると、先の展開を予測する材料の1つとなり得るので、積極的に理解し、覚え、使えるようにしてほしい。