疑問詞 to do 不定詞
英文法学習をしていると、同じ考え方で使うことが出来る項目が沢山あります。
例えば〝名詞〟と同じ考え方で使えるものとして以下のようなものがあります。
・動名詞
などがあります。
〝疑問詞+to do〟 も同じ名詞グループで使う事が出来る項目です。
本日はこの点についてお伝えしたいと思います。
疑問詞 to do が解かると以下の問題が出来るようになります!
・以下の日本語を英訳してみて下さい。
1.彼女は何を言うべきか分からなかった。
2.駅への行き方を教えてくれますか?
3.彼はいつ出発するべきか決められなかった。
4.彼らはどちらの道を選ぶべきか分からなかった。
5.彼女はどこで日本語を勉強するべきか考えています。
疑問詞 to do のポイント
・疑問詞 to do のポイントは以下になります。
・疑問詞 to do の種類と意味。
・疑問詞 to doは文のどの位置で使えるか?
・主語と疑問詞 to do の関係
疑問詞 to do 種類・意味
・疑問詞 to do には以下のような種類があります。
・what to do(何を~するべきか)
・I don’t know what to say.
(私は何を言うべきか分かりません。)
・when to do(いつ~するべきか)
・I didn’t know when to buy a car.
(私はいつ車を買うべきか知らなかった。)
・where to do(どこで~するべきか)
・She doesn’t know where to go.
(彼女はどこへ行くべきか分かりません。)
・which to do(どちらを~するべきか)
・He couldn’t decide which dictionary to buy.
(彼はどちらの辞書を買うべきか決められなかった。)
・how to do(~の仕方/~の方法)
・Do you know how to use the computer?
(あなたはコンピューターの使い方が分りますか?)
疑問詞 to do は文のどの位置で使えるか?
以前 that節や接続詞 if whether について触れました。その時に、これら2つは不定詞の名詞的用法などと同じように文中の名詞を置ける位置で使えるという説明をしました。
文で名詞を置ける位置というのは・・・
・主語
・目的語
・補語
・前置詞の目的語
です。
今回の「疑問詞 to do」も文章の中の名詞を置ける位置で使えることになりますが、最も使われているのは目的語で使われるケースです。動詞の目的語と前置詞の目的語です。
疑問詞 to do と第4文型 SVOO
・上記のように疑問詞+to do は目的語の位置で使う事が出来るので第4文型 SVOO 動詞と組み合わせて使う事も可能です。
例えば以下のようなケースです。
・She told me how to go to the postoffice.
(彼女は郵便局への行き方を教えてくれました。)
動詞 tell は第4文型 SVOO で使える動詞です。ですから、動詞+人+物という配列で並べることが出来る動詞です。
上記の文では 動詞がtell 人がme 物がhow to go to the postoffice になっています。
今までなんとなく聞いたことがある英文も他の知識との関連が分かるとスッキリすると思います。
ちなみに第4文型は 動詞+物+前置詞+人 という形で書くことも可能です。動詞 tell はgive型動詞=前置詞にtoを使って書き換えるパターンです。
ですから、上記の文を・・・
・She told how to go to the postoffice to me. とすることも可能です。
☆動詞 ask も第4文型で使える動詞ですので・・・
・I asked her how to go to the bank.
のように 動詞+人+物 で使うことが出来ます。
主語と疑問詞 to do の関係
疑問詞+ to do の形を使う時に気を付けなければならないことは・・・・
主語と不定詞部分の主体は一致するということです。
例えば以下の英文を見ると解り易いでしょう。
・I don’t know which book to choose.
(私はどちらの本を選ぶべきか分かりません。)
この時に「選ぶ」人物と「わからない」人物は同一になります。
ですから・・・
「私は彼がどちらの本を選ぶべきか分かりません。」
という日本語のケースでは、疑問詞+to do の形は使えないことになります。主語と不定詞の主体がそれぞれ〝私〟と〝彼〟で別々になる為です。
冒頭の問題解説
・冒頭の問題解説です!
・1番の問題「彼女は何を言うべきか分からなかった。」ですが・・・
答えは「She did not know what to say.」になります。
・2番の問題「駅への行き方を教えてくれますか?」ですが・・・
答えは「Could you tell me how to go to the station?」になります。
第4文型を取ることが出来る動詞 tell を使っています。動詞+人+物という形で配列出来る動詞です。
・3の問題「彼はいつ出発するべきか決められなかった。」ですが・・・
答えは「He could not decide when to leave.」になります。
・4番の問題「彼らはどちらの道を選ぶべきか分からなかった。」ですが・・・
答えは「They did not know which way to choose.」になります。
・5番の問題「彼女はどこで日本語を勉強するべきか考えています。」ですが・・・
答えは「She is thinking about where to study Japanese.」になります。前置詞 about の目的語の位置で 疑問詞+to do を使っている形になります。
重要文法用語まとめ
・疑問詞+to do
・目的語
・前置詞の目的語
まとめ
中学校などで学習し意味だけをなんとなく覚えている方も多いかもしれませんが・・・
・疑問詞+to doの使える位置
に注目すると理解が進むと思います!英会話や英作文で応用できることを目指しながら習得しましょう!