不定詞の名詞的用法ってコウなんです!

不定詞の名詞的用法

 

不定詞の名詞的用法 という文法用語を見ると、なんとなく難しく感じるかもしれませんが、そんなに難しいものではありません。

 

動名詞についての理解が出来ている方なら、その時点で70パーセント程度不定詞の名詞的用法について理解が出来ていると考えて良いと思います。気楽に考えましょう!

 

今回は『不定詞の名詞的用法』についてお伝えしたいと思います。

 

不定詞の名詞的用法が解ると以下の問題が解けます!

不定詞の名詞的用法2

 

以下の英文の(   )内を正しい形に変えて下さい。

・I am good at (dance).

 

以下の(   )内の正しい方を選択してください。

・ I decided (going / to go)to Hawaii.

 

以下の日本語を英訳して下さい。

・私はそのパーティーに参加しないことに決めた。

 

不定詞ってナニ?

不定詞の名詞的用法3

 

まず、不定詞って何だろう?と思う方がいると思いますので、簡単に説明させて下さい。

 

不定詞= to +動詞の原形 という形になって、様々な意味を表すことが出来る物のことです。

 

使い方によって不定詞を以下のように分類しています。

 

・不定詞 名詞的用法

不定詞 形容詞的用法

不定詞 副詞的用法 

 

今回は上記の中の名詞的用法について扱います。

 

 

不定詞の名詞的用法を理解する為のポイント

不定詞の名詞的用法4

 

不定詞の名詞的用法を理解するための〝ポイント〟は以下になります。

 

 

不定詞の名詞的用法はどのような意味になるか?

不定詞の名詞的用法を、文中のどの位置で配置出来るか?

不定詞の名詞的用法を目的語で使う場合の注意点

 

 

不定詞の名詞的用法の理解に必要な名詞の置ける位置

 

動名詞のところでもお伝えしたのですが、まず、〝名詞を文のどの位置で使う事が出来るか?〟ということを理解することが非常に重要になります。以下になります。

 

不定詞 名詞的用法

 

 

文章の中で名詞を置くことが出来る位置は、上記の4つになりますが、不定詞の名詞的用法を理解する上で気をつけなければならない事があります

 

以下に記して行きたいと思います。

 

 

不定詞の名詞的用法は文のどの位置で使えるか?

不定詞の名詞的用法1

 

 

上記で記したように、文章の中で名詞を置ける位置は・・・

 

主語

補語

目的語

前置詞の目的語 

 

これだけですと、具体的なイメージが湧かないと思うので、具体的な英文を見てみましょう。

 

Taro is a boy.

・The student is Taro.

・I know Taro.

・I spoke to Taro.

 

名詞 Taro が配置されているのは、主語、補語、目的語、前置詞の目的語という4つになっています。

 

ところが、不定詞の名詞的用法の場合は以下の3つの位置でしか使うことが出来ません。

 

主語

補語

目的語 

 

To collect rare books is his hobby.(珍しい本を集めることが彼の趣味です。)

・His hobby is to collect rare books.  (彼の趣味は珍しい本を集めることです。)

・He wants to collect rare books.  (彼は珍しい本を集めたい。)

 

〝to collect rare books〟が文章の 主語 補語 目的語で使われています。

 

ところが・・・  He is interested in to collect rare books.という形にすることはできません

 

前置詞の目的語の位置で使うことが出来ない というところがポイントになります。

 

上記の文を文法的に正しい形にするには・・・ He is interested in collecting rare books.になります。動名詞は前置詞の目的語として使う事が出来るからです。

 

 

さて、冒頭の問題 I am good at (dance).は・・・

 

正解が I am good at (dancing).になります。(       )内の部分は 動名詞 と言う事になります。

 

この問題は、前置詞の部分に 〝踊る事〟 という 名詞的な意味を置きたいけれど、前置詞があるために、 〝~すること〟 という意味で使える不定詞の名詞的用法は置けません と言う事を問うている問題になります。

 

 

不定詞しか目的語に取れない動詞

 

文章の中の目的語部分に不定詞の名詞的用法を置くことが出来るのですが、ここでも一つ注意点があります。

 

 

それは、動詞によって「動名詞しか目的語に取れないもの」「不定詞しか目的語に取れないもの」「動名詞 不定詞両方を目的語に取れるもの」 の3つがあるという事です。

 

 

動名詞とは 何か知っていますか? の 〝megafeps 動詞一覧〟は 動名詞しか目的語に取れないものです。両方を目的語に取れる動詞について知りたい方は「動名詞 不定詞 両方を目的語に取る動詞使い分けがOK!」を参照してみて下さい。さて、以下で不定詞しか目的語に取れない動詞をお伝えしたいと思います。

 

 

不定詞しか目的語に取れない動詞は以下のような動詞になります。

 

・want

・wish

・desire

・decide

・refuse

・hesitate

・expect

・plan

・promise

 

など。

 

 

さて、冒頭の I decided (going / to go)to Hawaii. という問題ですが・・・

 

正解は I decided (going / to go)to Hawaii.で不定詞の方になります。これは、decideが不定詞しか目的語に取れない動詞 というところがポイントになっています。

 

 

不定詞の否定

不定詞の名詞的用法7

 

以前 動詞 人 to do の形を取る動詞について。 でもお伝えしたように、不定詞の部分を打ち消す時には、不定詞の前に not を付けることになります。 

 

例えば「彼女はハワイに行かない事にした」という日本語を英訳する場合・・・ 

 

・I decided not to go to Hawaii. という形になります。

 

この文では打消しをしている部分は、to go to Hawaii の部分になります。

 

一方、「私はハワイに行くことを決めなかった」 という意味の場合は・・・

 

・I did not decide to go to Hawaii. という形になります。

 

この文では打消しをしている部分は、decide の部分になります。

 

英文法の参考書などを読んでいて、不定詞部分を打ち消すときは、不定詞の前にnotを付ける などと書かれているのは、二つの日本語を比較して判るように、否定する部分が変わってくるためです。

 

さて、冒頭の『私はそのパーティーに参加しないことに決めた。』を英訳する問題ですが、これは不定詞部分を打ち消す という部分がポイントになっています。

 

正解は I decided not to join the party. になります。

 

 

まとめ

不定詞の名詞的用法5

 

不定詞の名詞的用法を理解する為には〝名詞の位置=文章の中のどの位置で使えるか?〟という部分が重要になります。

 

その部分が理解できると、動名詞についての理解も進みます。理解するべきところは理解し、覚えるべきところは覚えることで、全体像が明確になると思います。

 

 

動名詞とは 何か知っていますか?

動名詞とは 何か知っていますか?

 

英文を読んでいると、様々な~ing形が出てきます。文章に色々な~ingが出てきた時に、それがどのような物であるのか?を理解出来なければ、気分に応じた訳し方になってしまうので、正確に安定した和訳をすることが出来なくなります。

 

本日は「動名詞」についてお伝えしたいと思います。

 

動名詞が理解できると以下の問題や内容が解るようになります!

動名詞とは11

 

1.(   )内の動詞を正しい形に変えなさい。

・My hobby is (cook).

・I am good at (cook).  

・She stopped (smoke) last year.

 

2. I am looking forward to seeing you soon. という英文のseeing の部分が何故ing形になるか?

 

3. 以下の(       )内の正しい方を選んで下さい。

 

・She avoids (to eat / eating) fatty food.

・I postponed (going  / to go) to Monaco.

 

動名詞を理解する上でのポイントは?

動名詞とは10

 

動名詞を理解するために必要なポイントは以下になります。

 

動名詞の作り方と意味

文中の名詞を置ける位置

メガフェプス(megafeps)

 

動名詞の作り方と意味

動名詞とは9

 

動名詞は動詞+~ing という形になります。「~すること」という意味になります。

 

・泳ぐこと→swimming

・海で泳ぐこと→swimming in the sea

・ラーメンを食べること→eating ramen

という形になります。

 

動詞的な役割と名詞的な役割を持つので動名詞と言われます。名詞的な役割というのは、文章の中で名詞を置ける位置との関連があるからです。(後述します。)

 

名詞の位置の理解が動名詞理解に不可欠

 

人間が言葉を話す時、普段は意識しませんが、ある一定のルールによって単語を並べています。そして、単語を並べる時の骨格を成しているが、名詞や動詞になります。

 

名詞と動詞は持ちつ持たれつの関係で、どちらかが勝手な事をすると(ルールを無視した単語の置き方をすると)、単語の並び方がおかしなことになります。ですから、名詞の位置や動詞の位置は絶対的な存在になります。

 

動詞の位置は文型知識の関係になりますので、興味がある方は以下のページも参照してみて下さい。

 

第2文型・・第2文型[SVC]が分かって涙が出ました!

第4文型・・SVOO動詞が〝全然解らない〟にサヨナラ!

第5文型・・第5文型[SVOC]が解って飛び跳ねました!

 

 

まず、確実におさえておかなければならないのは、文章で名詞が来る位置は以下になるという事です。主語 目的語 補語 前置詞の目的語 です。(※英語 品詞 語順を決める4つの品詞を攻略し英語力UP! 〝名詞〟を参照してみて下さい。)

 

動名詞とは6

 

これだけだと、シックリこない方もいると思うので、以下に例文を書きたいと思います。

 

Ramen is delicious.

・This is ramen.

・I like ramen.

・She is interested in ramen. 

 

上記4つの英文の〝ramen〟の位置がポイントになります。Ramenが来ている位置は全て、名詞しか入りません。 試しに、Soba などを入れても、文法的、意味的にきちんと筋が通ります。

 

名詞が来る位置は主語、補語、目的語、前置詞の目的語という4つになります。これは必ず頭に入れておかなければいけません。

 

 

動名詞が文章で使われる位置

 

 

文章の中で名詞が使われる位置は、主語、補語、目的語、前置詞の目的語の4つになりますが、動名詞も、名詞という言葉が入っているように、この4つの位置で使っていきます。

 

 

動名詞とは8

 

 

Swimming is my hobby.

・My hobby is swimming.

・I like swimming.

・I am good at swimming.

 

上記の文では動名詞が、主語、補語、目的語、前置詞の目的語の位置で使われています。swimmingの代わりにcooking やrunning など別の動名詞を持ってきても、意味が通ります。

 

さて、冒頭の ・My hobby is (cook). という問題ですが、これは正解は My hobby is (cooking). になります。

 

「補語の位置は名詞で、動名詞は補語の位置でも使えますよ。」というところがポイントになっています。

 

2つ目の・I am good at (cook).という問題ですが、これは正解は I am good at (cooking).になります。

 

これは「前置詞の目的語の位置には名詞を置き、動名詞はその位置でも使う事ができますよ。」ということろがポイントになっています。

 

3つ目の・She stopped (smoke) last year.という問題ですが、これは正解は She stopped (smoking) last year.になります。 

 

これは「動詞の目的語の位置には名詞を置き、動名詞はその位置でも使う事が可能です。」というところがポイントになっています。

 

2の問題、I am looking forward to seeing you soon. の”seeing”に関してですが・・・・

 

英会話を習っている方は、このフレーズをなんとなく覚えて、正解を選べたり、大学受験の英文法に関する問題集をやっていると、完全に同じ英文が出てきて、 look forward to ~ing ”~することを楽しみにする”などと書かれています。そして、これを丸暗記している方が意外に多いものです。

 

これは to を前置詞とみて、後ろに前置詞の目的語として置いているということです。動名詞を前置詞の目的語として使い〝~すること〟という意味にしているということになります。

 

 

メガフェプス(megafeps)は何故覚えるべきか?

動名詞とは3

 

参考書などで動名詞の事を学習していると、〝megafeps〟 などと書かれたものが出てきます。説明を読んでいくと、目的語の位置に動名詞のみを置く動詞 の頭文字を取ったものなどと書かれています。

 

「目的語の位置にingを持ってこなければならない動詞だという事は理解できたので、とりあえずは覚えたけれど、この知識はそれだけの為に覚えるの?」という風に思う方もいるかもしれません。

 

ですが、これはそれだけにとどまりません。不定詞を目的語に置ける動詞との関連もあります。

 

例えば 動詞 decide のように『目的語の部分に不定詞しか置くことが出来ない動詞』があります。またlikeのように『動名詞 不定詞 両方を目的語に取る動詞』もあります。

 

実際に英文を書いている時に、動名詞なのか不定詞のみ、それともどちらも目的語に取る動詞なのか?と言う事で迷う場合にmegafepsの知識があると・・・

 

「この動詞はmegafepsの中に無いから取りあえず、不定詞にして置けば間違える確率は低そうだ」ということになります。

 

そういった意味で、megafepsは覚えておいた方が便利だと思います。

 

megafeps メガフェプスの動詞一覧

動名詞とは1

 

以下がmegafeps=メガフェプスの動詞一覧になります。

・mind(~を気にする)

・enjoy(~を楽しむ)

・give up(~をやめる)

・avoid(~を避ける) admit(~を認める)

・finish(~を終える)

・evade(~を避ける)

・postpone=put off (~を延期する)

・stop(~を止める), suggest(~を提案する)

 

さて、冒頭の問題3に関してですが・・・

 

・She avoids (to eat / eating) fatty food.の方の答えは、megafepsの中の〝a〟avoidになりますので、目的語は動名詞しか取れない為、正解は She avoids (eating) fatty food.になります。

 

・I postponed (going  / to go) to Monaco.の方の答えも、megafepsの中の〝p〟postponeになりますので、目的語しか動名詞に取れない為、正解は I postponed (going) to Monaco.になります。

 

動名詞の前に付く所有格は何?

動名詞とは14

 

 

動名詞が使われている文の中に時々ユニークな形を見ることがあります。例えば以下のような形です。

・Do you mind my opening the window?(私が窓を開けても構わないですか?) 

 

上記の文の所有格〝my〟は『動名詞の意味上の主語』と言います。文章の主語と動名詞に対する主体が違う時にこの形を使います。詳細を掘り下げて理解したい方は〝動名詞 意味上の主語が誰でも簡単にワカル!〟を参照してみて下さい。

 

 

動名詞がhavingになっている場合

 

動名詞がhavingになっているケースも時々あります。例えば以下のような形です。

・I  was ashamed of having made a lot of mistakes.(私は沢山の間違いを犯したことを恥じました。)

 

上記の文で〝having〟が使われている理由は動詞〝was〟よりも更に古い時間を動名詞部分が表す場合です。このような形を『完了動名詞』と言います。詳細についてさらに理解したい方は「完了動名詞having 知っておくべき〝時差〟!」を参照してみて下さい。

 

 

重要文法用語

 

名詞の位置

・動名詞

動名詞意味上の主語

完了動名詞

 

まとめ

動名詞とは12

 

動名詞を理解する為には、まず名詞の位置をシッカリと理解することが不可欠です。

 

この名詞の位置に関しては、動名詞だけにとどまらず、不定詞の名詞的用法、代名詞、接続詞 that 名詞節if whether との関連もありますので、確実に理解することが重要です。

 

that 使い方 を理解しよう。

that 使い方 を理解しよう。

 

※2018年11月29日加筆

 

thatの使い方 はなんとなくゴチャゴチャしているように感じて初心者の方は難しく感じるかもしれない。 英文を読んでいる時に、とても沢山出てきて嫌気がさす方もいるかもしれない。

 

しかしながら、なんとなく判るものと、曖昧なものをシッカリ区別すれば、そんなに難しいものではない。本日は〝thatの使い方〟について述べたい。  

 

that の種類と使い方が解ると以下の英文もスッキリ考えられます!

that 使い方 を理解しよう。5

 

 


1. I think that is a boy.

2. I think that boy is very strong.

3. I think that the boy climbed the mountain.

4. I know the boy that climbed the mountain.

5. I heard the news that the boy had climbed the mountain.

 

 

that 使い方 理解の必要性。

that 使い方 を理解しよう。2

 

簡単な英文を読む時には、thatの使い方が明確でなくてもそんなに困らないかもしれない。ところが、英文が複雑になると、thatが何であるか?が解からなければ、文章構造がハッキリと見えてこない。

 

文章構造を明確に出来なければ、正確な意味が取れない。一文単位をキチンと理解出来なければ、段落はもちろん、話全体が把握できない。  

 

こんな状態で多読 学習を続けたり、TOEIC対策英検対策の為に問題演習ばかりをこなしても、殆ど力にならない事になる。   また、英作文をする時に、理解出来ていれば、簡単なミスを犯さないで済むのに、使い方を理解していないが為に、細かいミスをしたりする。  

 

that には様々な種類があるが、明確に区別出来ているか?

 

英文を読んでいると、実に様々なthat が出てくる。   英文法が苦手な方が、これを理解しようにも、難しく感じてしまうのは、英文法全体で見た時に、どのようなthatがあるのか?ということが明確になっていないからであると思う。分類方法は色々あると思うが、以下で考えてみると判りやすい。  

 

・代名詞のthat

・形容詞のthat

・関係代名詞のthat

・接続詞のthat

・同格のthat  

 

以下でそれぞれの「that」について詳しく述べたい。

 

代名詞 that について

that 使い方 を理解しよう。

 

中学1年で出てくるもので、これが解からないと言う方はあまりいないかもしれない。  

 

・That is a  pen.

・The climate of Tokyo is milder than that of Sapporo.  

 

thatが「あれ(は)」「それ(は)」という意味で使われているパターンである。  

 

 

形容詞 that について(代名詞のthatと混同していないか?)

 

意外に英語が苦手な人が、不完全に理解しているのがこのthatである。  

 

・That pen is mine.

・I know that boy.  

 

という英文を見た時に、和訳は正確に出来るかもしれない。  

 

ところが以下の日本語を英語にして下さい と言われた時に、意外に2つの答えがごちゃごちゃになる方がいる。  

1.あれは私の車です。 2.あの車は私のものです。  

 

1はThat is my car.であるし、2はThat car is mine.である。   

 

言っている内容の方向性は同じであるが、1のthatは代名詞のthatであり、2のthatはcarを説明しているので、形容詞ということになる。  

 

 

関係代名詞 that について

that 使い方 を理解しよう。3

 

・I know the man that plays the guitar every day.

・She is the most beautiful lady that I have ever met. 

 

関係代名詞 that の特徴は that以下が不完全な文であるということである。主格の関係代名詞thatでも、目的格の関係代名詞 thatでも、どちらでも後ろの英文が不完全な構造となっている。  

 

関係代名詞 主格 基礎からマスターしよう!

関係代名詞 目的格 理解は大丈夫ですか?

 

 

接続詞 that について

 

・I know that he is a student.

・I am sure that he will win the game.

・She was so tired that she could not cook dinner.  

・He is such a nice guy that everyone likes him.

 

上記英文のように、that以下が完全な英文である場合、接続詞のthatになる。名詞節について理解を進めるとさらに理解が進む。接続詞のthatは英文を読んでいると良く出てくるし、英作文をする時にも、良く使う形である。

 

名詞節を基礎からあっさり着実に理解しよう! 

接続詞 that 名詞節 はこれでスッキリ!

so that 使い方 基本パターンを知ろう!

so that such that 違い・区別は大丈夫?

 

 

完全な文・不完全な文とは何か?

that 使い方 を理解しよう。4

 

接続詞のthatと関係代名詞のthatのところで「完全な文」「不完全な文」と説明したが、そもそも自分で文章を見た時に〝完全か不完全が判断できない〟という人が多いように思う。  

 

1.He slept.(完全な文)

2.I go.(完全な文)

3.I arrested(不完全な文)

4.I enjoyed.(不完全な文)  

 

完全な文 というのは、その文単体で意味が成立するものであり、不完全な文というのはその逆である。 こう説明しても、理解が難しい方は、日本語で1から4までの文章を訳した時に・・・   1と2は正確に和訳が出来ても・・・ 3番を 私は逮捕した。 と訳したり、4番を私は楽しんだ と訳していると思う。ところが、実際は、3番は私は~を逮捕した、4番は私は~を楽しんだ である。

 

つまり、3番4番は~をの部分がないので不完全という事になる。 このように、上記の英文を見た時に、不完全な文か否か?を識別するのが難しいと感じた理由は、動詞に目的語が付くか?付かないか?という場合、目的格のthat の時に起こりやすい。

 

これが理解出来ない理由は、自動詞 他動詞の見分け方 がうまく行っていないことだと思われる。   日頃から、自動詞 他動詞を意識しながら動詞の意味と使い方を覚える事も、that以下の文が完全か不完全か?の識別をする上で重要になる。

  

接続詞 that 同格 について

 

・I heard the news that the new car will be released soon.  

 

上記のように、名詞の後ろにthatを置いて使う形の英文である。   そんなに頻度は高くないかもしれないが、英文を読んでいると、時々出てくるので、that の識別をする為には、理解をしておくことが重要になる。  

 

関係代名詞 thatと同格 thatは一体何が違うのか?

 

関係代名詞のthatは上記で述べたように、that以下が不完全な文である。一方、同格のthatは接続詞のthatであるので、その後ろの文は完全である。

 

これが一つ目の大きな違いであるが、もう一つ大きな違いがある。   それは関係代名詞のthatの場合、前に来る名詞とthatの組み合わせはほぼ無限にあるが、同格のthatの場合、勝手に前の名詞とつなげる事ができない。

 

先ほど出てきた文章では〝news という名詞だから同格のthatを使う事が出来る〟ということである。   同格のthatを後ろに置く事ができる名詞は数が限られている。以下のようなものである。   news   fact   advice   belief  evidence  conclusion   関係代名詞と同格thatの大きな違いについての説明は以上である。  

 

※ 同格 that について更に詳細を知りたい方は・・・ 

同格 that を基礎からラクラク理解しよう!