英語 長文 速読力 獲得に必要な5つの条件。

 

春になり、色々ラッキーな事が続いていてワクワクするこの頃です。

 

さて、英検やTOEIC試験の時に、〝長文読解で時間が足りなくて、最後までたどり付けなくて困ってしまう・・・〟という方がいらっしゃると思います。

 

今回は、私の経験から、誰にでも出来ると思われる、英文速読力を獲得する方法について『英語 長文 速読力 獲得に必要な条件。』をテーマにお伝えしたいと思います。

 

基本的な英語力をまず確実にする。

英語 長文 速読6

 

速読力獲得の基本は、英単語、英文法などの基本的な知識を確実に積み上げていく事です。

 

〝そんな事が本当に速読と関係があるの?とにかく速く読めばいいんでないの?〟と思う方もいるかもしれません。

 

ですが、仮に高速で読むことが出来たとしても、〝内容理解がめちゃくちゃ〟だとどうでしょうか?そのスピードには何も意味がないことになります。最高速度300キロの新幹線車両を用意できても、それを走らせる線路が、それに耐えうるものでなければ、意味を成さないのと同じだと思います。

 

そういう訳で、〝速く読めて、内容理解も出来ていることが重要〟になります。

 

そこでまず、一文一文を正確に読めるようになる事が、重要になります。そこをシッカリさせていく事が、将来の大幅スピードアップになります。基本中の基本がシッカリと出来上がっていないと、一文一文を正確に読むことが出来ないので、基本的な知識をシッカリとものにしていく必要があります。

 

“どの程度基本的な知識が必要になるのか?”を簡単に判断する方法は、一文の構造を正確に把握できるかどうか?という所で決まると思います。正確に構造分析出来れば、ある程度基本的な知識は備わったと考えて良いと思います。一定水準の英単語、英文法などが無ければ、正確に読む事は出来ないからです。

 

構造を正確に把握できるようになっても、英単語や語法の知識を増やす作業は継続する方が良いと思います。増えれば増えるほど、英文を読む上での助けとなるからです。

 

シッカリした線路を沢山用意できれば、それだけ長い距離を新幹線は走れるようになります。速読力獲得の為には、知識の継続的なインプットは欠かせません。

 

文章を頭から返り読みをせずに読めるように!

英語 長文 速読

 

英文を読む時にスピードを下げてしまうことの原因の一つに、“返り読み”があると思います。文章の最初から、そのままの語順で英文を読まないor読めない 場合は、それが出来る場合と比べて、無駄な動きが多いので、どうしてもスピードは落ちてしまいます。

日頃の英語学習で、返り読みをしないように練習することが重要になります。例えば・・・ 

 

The woman whom I saw at the station was very beautiful.という英文があった時に

The woman whom I saw at the station / was very beautiful. と考え・・・ 

 

The woman whom I saw at the station(私が昨日駅であった女性は)

was very beautiful.(美しかった。)

 

と英文の意味を頭から理解できるようにしていくことが重要です。

 

可能であれば、心の中で英語を音声化しない。

英語 長文 速読4

 

英文を読む時に、心の中で音声化する事は、スピードを落とす一つの要素になるので、可能であれば音声化しない方が良いと思います。ただ、これは簡単な様でなかなか難しいことなので、出来るところまでで良いように思います。

 

速い英語を聞いても理解できる状況になれば、その速さ迄は少なくても音声化しても構わない事になる為です。

 

ただ、理想は心の中で音声化しなくても、そのまま読めるようになることだと思います。

 

 

英語の発想のまま読めるようにする。

英語 長文 速読5

 

英文を読みながら、頭の中で翻訳していると、どうしても時間がかかってしまいます。

 

例えば、I eat chocolate every day.という英文を見た時に、“私は毎日チョコレートを食べます”と日本語に変換すると、“英文を読む事” と“日本語に変換”という様に、英文を読んでそのまま理解できる場合の2倍時間がかかります。

 

ですから、英語の発想で考えていけるように日頃から練習していく必要があります。効果がある練習の方法は・・

 

・自分が意味が解っている方法を、声に出して音読する練習を行う事

・自分が興味のある本を大量に読みこむ事

 

だと思います。私の場合は、後者が特に効果大でした。

 

話の流れを追えるようにする。

英語 長文 速読3

 

一文一文を正確に読めて、書かれている語順のままで英文を読めても、話の流れを追えない時は、スピードがどうしても遅くなります。 話の流れを追えると、先の展開を予測しながら、英文を読み進めることができるので、結果として、読むスピードは上がります。

 

また、内容理解が出来ている状態ですので、読みながらドンドン内容を記憶出来るようになります。 内容を記憶できる部分が増えてくると、英検やTOEICの設問に答える時に、本文と設問部分を照合する時間が大幅に減るため、解答時間短縮に繋がります。そうすると、それ以降の問題に時間をかけて読んだり、理解することも可能になります。

 

日頃から英文を読みながら、話の流れを追ったり、理解することに努めることも、隠れた速読力養成に繋がると思います。

 

まとめ

英語 長文 速読9

 

 

基礎力の充実は必須事項だと思いますが、その他の項目に関しては、自分の得意なところから取り組めば良いと思います。

 

全ての事を完璧にしなくても、私の経験からですが、一つ、二つの項目を充実させるだけでも、スピードは確実に上がり効果有りだと思います。

 

 

英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!

今年の札幌は2月下旬なのに非常に寒く感じます。私自身が少し痩せて脂肪が減ったことと関係があるのかもしれません・・・。

 

さて、英語学習をする時に、英字新聞などを読んだりする事も勿論有効ですが、自分の趣味に関して英語で読んで観るのも、色々な効果があると体験から断言出来ます。

 

今回は『英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!』をテーマにお伝えしたいと思います。

 

趣味のおかげで挫折しないで済んだ私の英語学習

英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!5

 

私の英語学習は、高校2年生10月時点で(定期テストで26点)からというかなり悲惨な状態から、本格的にスタートとなったのですが、当時はとにかくモチベーションを維持するのが大変でした。

 

英語力をアップするにあたり、英文法の理解を始めとして、基礎的な部分から開始する事となったのですが、わからない事が多すぎて、スグに机を離れてしまいたくなる禁断症状に見舞われたのです。(笑)

 

そんな時に、私が救われたのは、私の趣味であるF1レースに関連する情報を、英語でチラチラと読んでみること出来たからでした。自分が学習した文法事項や英単語の語法などが、どのように使われているか?を確認する事が割合スムーズに出来、英語に対する抵抗感が和らいだのです。

 

 

趣味のおかげで発展したリーディング力

英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!6

 

留学していた時に、通学時間が片道1時間余りあったので、揺れるバスの中で半分乗り物酔いをしながら、F1ドライバーに関するペーパーバックを読んだものですが、これを1か月あまり集中してやることで、英文を大量に読んでも量に圧倒されるということが少なくなりました。

 

量をこなすことが出来るようになると、さらに英単語や英語表現などを自然に吸収できるようになりました。例えば『bona fide=誠実な 真実の』という表現はナイジェル・マンセル氏の自叙伝から吸収した表現です。

 

 

豊富な背景知識が英文リーディングをラクにする。

英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!3

※私が実際に読んだ AYRTON SENNA’S PRINCIPLES OF RACE DRIVING より。

 

英語力が低い状態の時でも、背景知識が豊富な分野を英語で読むのはかなり楽です。基本的な英文法を理解していて、英文構造を正確にとらえることが出来れば、背景知識のおかげで、かなりの確率で正しく理解しながら英文を読み進める事が出来るようになります。

 

例えば、アイルトン・セナの書籍の中で、ステアリングの握り方に関する記述があるのですが、私は彼の握り方をレース中継の車載カメラの映像からよく知っていたのです。ですから、彼の言わんとしている事がよく理解できたのです。

 

また『ジャン・アレジ氏は鈴木亜久里氏のように割合上の方で握っていて、セナの握り方とは違っていたな・・・』と考え、一層の理解を深めながら読むことも出来たのです。それもこれも背景知識のおかげです。

 

ところが、同じ英語知識量でも、自分が知らない分野に関して英語で理解しようとすると相当難しくなります。そうすると、理解不足の為に嫌気がさしモチベーションも下がり、量をこなす学習をすることが難しくなります。量をこなせないから、英単語や英語表現を吸収できるスピードがさらに落ちて・・・英語学習は悪循環に陥ります。

 

 

使える形で沢山の語彙や表現を吸収しよう!

英語で趣味の本をバリバリ読み英語力を獲得しよう!2

 

英語で趣味に関する英文を沢山読み進めていくと、知らず知らずの間に使える形で沢山の語彙や英語表現を吸収できるようになります。

 

英検を始めとして、今現在変わりつつある英語試験では、従来のリーディングやリスニングに加えて、ライティングやスピーキングも、より重視されるようになっています。

 

この時に重要になってくるのは“英単語の数を知っているだけではなくて、どれだけ使える形で頭の中にそれらのストックがあるか?”という事であると思います。

 

自分の興味がある趣味の分野の情報を英語でインプットする事で、使える英語表現のストックを沢山増やせるようになります。楽しみながら、継続する事で、アウトプットの力も自然に向上してくるのです。

 

英語 長文読解を苦手にしてしまう3つの悪因

英語 長文読解を苦手にしてしまう3つの悪因

 

  どういう訳なのか、短時間睡眠が昔のように出来るようになり、夜型生活を楽しんでいるこの頃です。短時間睡眠でも、昼間も眠くなりません。睡眠時間も重要ですが、質の高い睡眠も同じように重要だと痛感するこの頃です。

 

  さて、“英会話や英語リスニングは得意だけれど、英語長文読解に苦手意識がある・・・” または、“英検やTOEIC対策などで、沢山英文を読んでいるのに問題を解いてみると、正答が導けない・・・”という事はありませんか?  

 

長文読解が苦手になってしまう原因はいくつか考えられますが、一つ一つの原因を潰していけば、必ず長文が明確に理解できるようになり、正しい答えも選べるようになります!  

 

実は、私がその昔26点とかを取っていた時には、長文読解がダメだったのです。ところが、その妨げの原因一つ一つを潰して行ってから、長文読解が得意になり、英語力が一気にアップしました。  

 

今回は、長文読解を苦手としている方が、読めるようになるための具体的な解決策を示したいと思います。  

 

 

英語 長文読解を妨げる悪因はコレだ!

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因2  

 

まず、英語長文読解を苦手にさせる主な要因は以下のものです。  

 

1.フィーリングで訳をしており、一文単位で正確に訳せないので、全体で何を言っているのか確信が持てない。

2.読みながら、話の内容を理解できていない。(話の流れを追うことができていない。)

3.速読ができなくて、最後まで文章を読み切ることが出来ない。(英文量に圧倒されてしまう。)  

 

以下で、それぞれの要因についての詳細と、解決策について説明したいと思います。      

 

フィーリングに基づく和訳は絶対やめて~

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因3  

 

 

長文読解が苦手になってしまう要因の一つとして、一文を正確に和訳できないことがあります。一文単位で正確に訳せなければ、長文全体像を掴むのはまず不可能です。  

 

正確に和訳しないで、フィーリング=根拠のないヤマ勘 で和訳をしたりするとアウトです。長文読解の基本は書かれている通りに英文を読むことです。フィーリングに頼っていると、永遠に長文和訳を正確に出来るようになりません。一日も早くやめましょう。    

 

 

一文を正確に読めるようにするための訓練をしよう!

 英語 長文読解を苦手にする3つの悪因8  

 

一文単位で正確に和訳が出来るようになるためには、和訳のついた参考書を選び、自分で一文一文を和訳しながら、解答和訳と比較します。  

 

自分の和訳した内容が、解答和訳と一致していれば大丈夫ですが、解答からかけ離れている場合は、その理由を分析し、弱点を潰していきます。この練習を継続していくと、最終的に一文単位でおかしな和訳をすることが殆どなくなります。  

 

私の英語教室でも長文和訳を結構やるのですが、その意義は、生徒さんの苦手な項目を一気に効率よく潰していく事が出来るからです。    

 

一文を正確に読むために注意しておきたい文法項目

 

一文単位で文章構造に注意しながら読むうえで注意しておきたい文法項目は以下です。

 

・品詞の理解

 

→例えば文章の中にearlyが出てきた時に、early bird  get up early とearlyの位置が変わるのは何故でしょうか?品詞の理解が出来ていると、この辺りの問題は簡単に解決出来ます。

 

英語 品詞 語順を決める4つの品詞を攻略し英語力UP!

 

 

・thatの識別

 

→長文を読んでいる時に、色々なthatが出てきます。それぞれどのような使い方をしているのか?が解らないと正確に訳すことが出来ません。

 

that 使い方を理解しよう。

 

・itの識別

 

→文章を読んでいる時に様々なitが出てきます。〝それ〟と訳さなければならない場合、訳してはいけない場合・・・ 〝it〟を文章の中で発見した時に判別が出来なければ正確な和訳が出来ません。和訳が正確に出来なければ内容理解が正確に出来ないことになります。

 

英語 代名詞 〝it〟使い方 知っておくべき5種類

 

・ingの識別

 

→文中に沢山出てくるingも幾つかのパターンがあります。ある場合は「~すること」、また別の場合は「~する時」などと訳すこともあります。ingを発見した時にどの意味になるのか?理解出来なければいつまでも正確には訳せません。

 

ing 英語 進行形 現在分詞 動名詞 分詞構文 見分け方

 

・It ~that 

 

→It ~ that という見た目が同じものでも、訳し方が違う場合があります。これもやはりそれぞれのパターンを理解しておくことで解決出来ます。

 

形式主語 強調構文 見分け方をマスターしよう!

 

 

 

案外忘れられている・・話の流れを追う訓練

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因4    

 

一つ一つの英文がある程度正確に訳せる人は、話の流れを追う訓練をしていきます。  

 

一つ一つの英文を正確に訳せても、長文全体で何を言っているのか?理解できていなければ、意味がないので、沢山の英文を読みながら、どのような内容を全体としては言っているのか?を読み取る訓練していきます。  

 

この訓練は、わからない英単語がある時に、その意味を推測できる力の獲得や、英文構造をうまく取れないことにより、正確に意味が理解できないような場合でも推測できる力、速読力を上げる力(話の流れがわかるとドンドン読み進める事が出来る)の獲得にも繋がるので、非常に重要です。  

 

速読力を上げる訓練とは?

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因5  

 

英文を正確に読め、話の流れを追うことが出来ても、時間がかかり過ぎるようであれば、スピードを上げる訓練をしなければなります。速読には2つのポイントがあります。  

 

1. 一つ一つの英文を瞬時に理解出来ること。

2. 話の流れを早く捕まえること。   多読を進めることで、これら2つの問題を解決できます。

(→多読についてもっと知りたい方は「多読 英語 学習の進め方」を参照してみて下さい。)  

 

沢山の英文に触れることで、文章の構造を把握するスピードが上がり、様々な英文を経験することで、ジャンルを問わず、話の流れを捉えるスピードが上がります。これら2つのスピードが上がり、全体として速読力が上がるのです。 

(→速読力をさらに改善したい方は「英語 長文 速読力 獲得に必要な5つの条件」を参照してみて下さい。)

 

語法知識・語彙力増強の効能

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因6    

 

語法知識が沢山あると、一文一文の構造分析スピードがUPします。語彙力が豊富であればあるほど、内容理解のスピードが上がります。英文を読みながら、是非、これらもシッカリ吸収したいところです。  

 

例えば、I attribute my success to hard work. (私は自身の成功をハードワークのおかげだとする)という英文がある時に、attribute A to B (AをBのおかげだとする)という語法を知っている人は、attribute という単語を見た時に、次にtoが来ることを予想しながら読めます。  

 

ところが、この単語の意味を知らない人は、言うまでもありませんが、意味を知っていても、語法を知らない人は、先の展開を予測しながら読めないので、結果としてスピードが落ちてしまいます。   日頃から少しずつ、語法知識、語彙力UPをすることは大切です。即効性はありませんが、長い目で見ると速読力を上げるのです。

 

 

まとめ

英語 長文読解を苦手にする3つの悪因7  

 

英語 長文読解が苦手な人は、まず、読解を妨げる3要因の何が一番の原因か?を明確にしましょう。  

 

それから、段階的にそれらの要因を潰していきましょう。確実に穴を潰していくと、ビックリする位、英語内容理解が出来るようなっていると思います!    

 

 

生の英語 に触れよう!

英語学習をする時に、様々な教材を使うと思いますが、生の英語を読んだり、聞いたりすることを忘れがちだと思います。

本日は『 生の英語に触れよう! 』をテーマにお伝えしたいと思います。

 

 

お勉強英語の限界

生の英語に触れよう!1

 

多くの英語学習者は、TOEICや英検学習をする時などは、公式問題集や過去問題といったものや、それらに専用の対策問題集を使うと思います。

 

私の経験からですが、TOEIC点数が700点位や英検準1級合格位までは〝お勉強英語〟でもどうにかなるかもしれません。ところが、それ以上のレベルを目指そうと思えば、生の英語に触れていく必要もあると思います。

 

誤解を与えるとイケナイと思うので、繰り返しますが〝お勉強英語が役に立たないと言っている訳ではなくて、それだけでは不十分である〟という意味です。

 

TOEICや英検の公式問題集や過去問題を解いていくと、確かに良く出る英単語や英語表現を効率よくインプットできるのは確かです。

 

ところが、どちらの試験も長文問題、リスニング問題共に、当然ながら初見であり、初見の問題を正確に理解する必要が出てきます。その為には、色々な内容の英文を読んだり、様々な英語を聞いて理解出来る必要があります。

 

日頃の学習の中に、お勉強英語だけではなくて、生の英語をインプットする時間も組み入れることを強くお勧め致します。

 

自然な英語を読み、聞くと様々な力が獲得できる。

生の英語に触れよう!4

 

 

英字新聞を使った英語学習や生のドラマを観るなどの学習を行っていくと、様々な力を自然に獲得できるようになります。

 

・初見の内容でも確実に理解出来る力

・自然な語彙力

・”お勉強英語”では学べなかった英単語の使い方

・リスニング力の大幅な向上

・道具としての英語力の獲得  

 

などなどです。

 

英単語の使い方に関して一例を挙げると、生の英語ドラマを観ていると、様々な発見があります。例えば〝CSIシリーズ〟などを観ていると『murder』という英単語を動詞として多用していることが多くて、あまり名詞として使っていることはありません。また、同じ意味を持つ『Kill』もあまり登場しません。

 

リスニング力に関してですが、生の英語を大幅に聴いていると、試験問題の英語は音声が本当にクリアーで、そしてゆっくり感じるので聞き取るのが非常に楽に感じるようになるのです。

 

 

自然な英語を無料で視聴できるメディア

生の英語に触れよう!3

 

生の英語を無料で大量にインプットするためにお奨めなのが、BSチャンネルの『 Dlife 』です。夜10時以降にはほぼ毎日沢山の英語ドラマが放送されています。また、Dlife にはスマホアプリもあるので、これらをスマホやタブレットから視聴することも出来ます。

 

バランスの取れた英語学習をするために、是非ご覧になってみて下さい。

 

英語脳 作り方 について。

 

〝英語脳〟という言葉を耳にしたり、目にしたりするかと思う。英語脳形成は難しく感じるかもしれないが、正しいやり方をすれば誰でも獲得出来る。

 

本日は『 英語脳 作り方 について』をテーマにお伝えしたい。

 

 

英語脳はどのように獲得するか?

英語脳 作り方 について

 

英語脳というのは、様々な解釈があるかもしれないが、一般的には〝日本語を介することなく英語で直接考えることが出来る脳〟と考えて良いと思う。

 

『英語脳をどうやれば獲得できるのか?』という疑問を誰しも持っていると思うが、 シンプルに言うと、英語を通じて意味のある情報をやり取りすれば良い。

 

例えば、〝買い物に行き自分で必要なものを英語を通じて購入する〟とか〝英字新聞を読み、書かれている内容を理解し、新たな情報を得る〟などだ。

 

そのような時間を増やしていくと、段々と英語でダイレクトに考えられるようになる英語脳が形成される。従って、英語4技能をバランスよく使い力を伸ばすことが英語脳獲得に大きく役立つという事になる。

 

 

リーディング・リスニングは情報を得る為に。

英語脳 作り方 について2

 

英語脳を形成する為に、リーディングやリスニングを行うには、多読学習や多聴を行う事である。英語で書かれた新聞を読み内容を理解したり、英語のニュースなどを聞き取り情報を得たり、海外のドラマを英語で視聴し楽しむ などという事を継続していくと、英語脳の形成に役立つ。

 

ここで一つ注意しなければいけないことは、読むものや聴くものを、自分の英語レベルに合わせて選択するということである。自分の内容より難しすぎるものを読んだり聞いたりしていても、雑音を聞いているのとあまり変わりないので、脳はあまりうまく動いてくれない。

 

英語教師と相談しながら段階的に難易度を少しずつ上げて行くと良い。

 

ライティング・スピーキングは相手にメッセージを伝える感覚を大切にする。

英語脳 作り方 について5

 

ライティングやスピーキングを行う際に、実際にE-mailや英会話をしながら、相手にメッセージを伝え、英語でやりとりをすることは英語脳獲得に役立つ。自分の伝えたメッセージに対して必ず反応があるからだ。〝重要な事は自分の言いたい事を伝える〟ということである。

 

より効率的にライティングやスピーキングを通じて英語脳を形成したければ、可能なかぎり英文法理解をしっかり行い、短文英作文など基本的な英語力をシッカリ上げてからメッセージをやりとりする方が良い。

 

間違ってもやっては行けないのは、英語を話す機会が大切だからと、でたらめな英文でやりとりをし続けたり、英単語だけで交流するということだ。人間の交流は深まるかもしれないが、脳は育ってくれない。〝英語NO〟になってしまう。

 

 

最終的には慣れである。

英語脳 作り方 について6

 

英語脳獲得は、これまで述べてきたように、英語を通じて情報のやりとりをすることで形成される。そして、そのプロセスに慣れると、それなりの英語脳が出来ている。

 

多少の失敗は恐れず〝習うより慣れろ〟の精神で英語をどんどん活用する機会を持つと良い。 

 

はじめから正しい形で情報を脳に入れる。

英語脳 作り方 について7

 

短文英作文と英文法理解の重要性について既に述べたが、これらが重要なのは、正しい形で英語のアウトプットとインプットを行う為である。

 

正しい英語を理解していないと、英文を読む時に内容理解を誤る原因の一つになったり、英会話の際に、自分の言ったことが相手にうまく伝わらない などという問題が起きてくる。

 

これを可能な限り回避するためにも、最初から正しい形で英語を頭に入れることが重要になる。そして、これに必要なのが短文英作文と英文法の体系的な理解ということになる。

 

英語 活用方法 について考える

英語学習をしていると、誰しも英語力をアップさせることを中心に考える。ところが〝自分にとって本当に必要な英語力が何であるか?〟を把握している人は意外に少ない。

 

今回は『 英語 活用方法 について 』をテーマにお伝えしたい。

 

英語の活用方法は人によって違う

英語 活用方法

 

英語学習をしている人の中には、今のご時勢、英会話学習やTOEIC学習に挑戦している方が多いと思う。

 

ここで重要になってくるのは『本当に英会話やTOEIC学習が必要でやっているのか?』ということである。

 

会社からTOEICスコア取得などを求められて、自分の意志に関係なく学習せざる負えない方もいるかもしれないが、英会話スクールに勧められたり、友人がやっているからと『なんとなくやっている』と言う人も多いのではないかと思う。

 

学習を楽しんでいて苦痛でなかったり、時間が沢山あるのであれば、そのまま続ければ良いと思うが、逆である場合は、再検討する必要がある。

 

というのも〝人に寄って求められる英語技能は違う〟からである。そして〝技能の習得度合いの程度も異なって来るから〟である。

 

例えば、英会話学習と一言で言っても、その範囲は幅広い。

 

エンジニアで〝自分の仕事について説明する力は求められるが、日常的な会話はあまり必要ない〟と言う人や、逆にセールスに携わり〝日常会話が必要で特に相手と緊密な関係を築く必要がある〟と言う人もいいる。

 

このように、英会話と言っても範囲が広いので〝自分が何をする必要があるのか?に応じて、学ぶべき内容が変わってくる〟。

 

従って〝自分はどのような英語力が必要なのか?〟をジックリ検討する事が英語学習そのものをするのと同じかそれ以上に重要になる。

 

英会話・英語リーディングどちらが必要か?

英語 活用方法3

 

英語学習をする時の大きな分岐点は〝英会話が出来る必要があるのか?〟〝英語リーディングが出来る必要があるのか?〟であると思う。

 

例えば、販売職に携わり英語でお客さんと接する必要があり英文を読む必要がない人は、〝英会話が出来ることが最優先〟である。

 

状況に応じて、自社商品・サービスを口頭で説明する力が必要になる場合もあるかもしれない。このタイプの方達は英会話学習をすることを最優先させなければならない。

 

一方、専門的な仕事をしている人で〝英会話は必要ないけれど、E-mailが大量に相手から送られてくるので、スラスラ読んで理解しなければならない〟とか〝自分の専門領域について英語リーディング力が求められる〟となると英語リーディングの力が重要になるので、この力を素早く上げることが必要である。

 

状況によっては、どちらも必要である と言う方もいるかもしれないが、この時も〝まず、どちらが最初に必要なのか?〟を考える必要がある。

 

 

必要な英語に応じて英語学習の順番が異なる。

英語 活用方法4

 

 

英会話が必要な人は・・・ 英語リスニング力、簡単な英作能力疑問文をスラスラ作れる力英語発想能力 などが必要になる。

 

英語リーディング力が必要な人は・・・ 豊富な語彙力、英文法に関する体系的な知識 、背景知識 などが必要になる。

 

〝自分が本当に必要な英語が何か?によって、求められる英語力に大きな違いが生まれ、学習する内容も大きく異なる〟という事である。

 

日常の英語学習をする時に、上記を頭に入れながら、英語学習のスケジュールを組むと良い。そうする事で、英語学習時間のロスをかなり減らすことが出来る。

 

英語学習時間に関して興味がある方は英語学習プランを参照してみて欲しい。

 

基礎学習は全ての英語に通じる

英語 活用方法5jpg

 

英会話学習、英語リーディング学習 どちらが重要な場合でも、基礎的な英語力は共通するので、基礎的な英語学習は避けられない。

 

具体的に言うと、〝基礎的な英文法〟、〝基礎的な英単語の習得〟 である。

 

これらを避けると、上達スピードが上がらないばかりか、最悪の場合英語力が向上しない。従って気分とは関係無しに、この力を向上させることを優先する事をお勧めする。

 

必殺!多読 学習 を楽々するために必要な 2つのツール

 

 

リーディング力upの為に沢山の英文を読もうと思い、多読 学習 を進めているものの、思ったように進まない・・・ という悩みを抱えている方もいると思う。

 

こんな状態の時は、大きく分けて2つの理由がある。これらのポイントがクリア出来れば、今より確実に多読学習がうまく進む。実際、私がこの2つの問題を乗り越えた時に、恐ろしくスムーズに多読が進んだ。

 

今回は『必殺!多読 学習 を楽々するために必要な 2つのツール 』についてお伝えしたい。

 

 

多読 学習 を上手に進める為に必要な事

多読 学習2つのツール6

 

 

多読学習を進める上で重要な事は〝自分が読んでいて楽しい〟と感じたり〝読んでいて精神的な苦痛を感じない〟ものである。

 

多読学習を進めていて、精神的苦痛を感じるケースには経験上、2つがある。

 

・自分の興味がない英文を無理やり読む場合

・自分の英語水準に合っていない英文を読む場合 

 

例えば、私はAUTO SPORTのような車の雑誌を英語で読んだり、英字新聞を読んだりするのは好きであるが、文学的なセンスが無い為か、ベストセラーであっても、一部の作家が書いた書籍を2ページ以上読むと、途方もない苦痛に襲われる。

 

多読学習を効率的に進める為には、自分の語彙水準に合った英文を選ぶ必要がある。確かに多読用に語彙水準を示した本があるのであるが、それは多くの場合、物語である場合が多い。私のような者にとってはこのようなジャンルでは多読学習を進めにくい。

 

従って、私にとっては、精神的苦痛を伴わない多読学習を進めるのに有効なリソースは、AUTO SPORTか英字新聞が理想ということになる。

 

ところが、ここで問題となるのは〝自分の水準に合う英文かどうか?〟である。

 

 

自分の水準に合う英文を効率的に選択し、多読を進められるようにする手段

多読 学習2つのツール7

 

 

自分の読みたい英文が、自分の水準に適したものでなければ、いくら興味のある英文であっても、上手に多読を進める事が出来ない。

 

このような時に有効であるのが、青山学院大学の先生が作成した英文語彙難易度解析プログラム Word Level Checker とアルクさんの SVL12000 を使うことである。

 

これらをうまく利用すると、自分の興味のある英文が現在の自分の語彙水準に合っているのか?が判る。

 

 

Word Level Checkerを使う

多読 学習2つのツール3

 

 

自分の読みたい英文が現在の自分の水準に適しているかどうか?を判断するために、まず行って頂きたいことは Word Level Checker を使うことである。

 

プログラムを開いて頂くと、凡そ使用方法は見当が付くと思うが手順は以下である。

 

1.自分の読みたい英文のタイトルをボックスに入れる

2.読みたい英文のテキストをボックスに入れる

3.ベース辞書の選択をSVL12000に設定する。

4. 大文字、小文字のカウントは区別しない。

5. 単語のカウント方法は〝トークンモード〟を選択する。

6.最後に 送信ボタン を押す。

 

Word Level Checker のデータをどのように活用するか?

多読 学習2つのツール

 

 

Word Level チェッカーの送信ボタンを押すと、解析結果が出てくる、ここで 1000語レベルの英単語の語数が100で50%、2000語レベルの語数が70で28%・・・などと出てくる。

 

この時に、自分が英文を読んでいて〝よくわからなかった英単語がどのような水準のものか?〟をチェックし、〝もし、それを知っていれば、内容の多くを理解出来たかどうか?〟を確認してみると良い。

 

語彙水準が高い英単語を幾つか知らなくても、文脈を把握することが出来れば、内容理解に影響がないので、多読学習を進める上であまり心配はない。自分が読みたい英文が、自分の語彙力水準のレンジ内であれば、お気に入りの英文、媒体をどんどん利用してみると良い。

 

Word Level Checkerを利用しながら、どの媒体が自分の多読学習に活用できるのか?幾つか調べておくと良い。例えばJapan TimesはOKだけれど、New York Timesは歯が立たない ということを知るという事だ。

 

話を解析結果に戻すとしよう。

 

分析結果をみて、やさしいレベルの英単語を知らなかったり、その英文を読む上で必要な(文脈を把握するのに必須の)語彙英単語を知らない という状態であれば、その水準の英単語を潰していく作業が必要となる。自分が読む英文の中で、頻繁にある水準の英単語が出てきて、このレベルの英単語に難有り・・・の状態では効率的に多読を進めることが出来ないからだ。

 

このような場合に強力なツールになるのがSVL12000である。

 

SVL12000で自分の語彙の穴を埋める

多読 学習2つのツール2

 

 

Word Level Checkerを使い、自分が”3000語水準の英単語をゴロゴロしらない”という現状を知ったとしよう。

 

この時にSVL12000の英単語のLevel3を開き、知らない英単語をマークし、ある一定期間、語彙力強化をやると、一気に道は開ける。潰した後は〝解らない英単語が減った〟と実感出来る筈である。

 

ちなみに語彙力水準に関して凡その目安は以下である。

・英検3級  1500

・英検準2級  3600

・英検2級     5100

・英検準1級  7500

・英検1級 15000 

 

自分が英検2級を取得していれば、おおよそこの位の水準の英文は読むことが出来る筈である。ただし、それでも語彙の穴というのは出てくるものである。この時に、SVL12000のデータを活用しながら穴を潰す作業を何処かでやると良い。

 

 

英字新聞 学習法

 

時事問題を英語で読んでみたいと言う方がいるかと思う。また、英語リーディング力の向上の為に、英字新聞を使って多読学習をしてみたいという方もいるかもしれない。本日は 英字新聞 学習法 について述べたい。

 

英字新聞 学習法 のメリット

英字新聞 学習法2

 

英字新聞を使って英語学習を進めると様々な能力をバランスよく獲得することができる。例えば以下である。

 

・自然な形で多くの英単語力を身につけることができる。

・英語リスニング能力の向上につながる。

・英検などの対策にも役立つ。

 

英単語力を自然な形でバランスよく増やせる

英字新聞 学習法6

英単語を増やそうとすると、英単語帳などで増やそうとする方もいるかもしれないが、実際に使われている状況で英単語を覚える方が、自然な形でそして様々な分野の語彙をバランスよく向上させることができる。

 

英字新聞 学習法 は実際のニュースに基づき自然な形で英単語を覚えていくのに最適だ。

 

理解が深い英単語は、実際に自分で英作文や英会話で応用することもできる。非常にオススメな方法だ。

 

英字新聞を利用して効率よく語彙力を向上させる方法

英字新聞学習法

 

何かの事件や注目ニュースがある場合、そのような話題は、たいてい数日間は続く。英字新聞を利用して英単語力を増やそうと思う時には、この状況を利用しないのはもったいない。

 

ある程度時間をおいて、同じ英単語を何回も目にするので、英単語を割合簡単に覚えていくことができる。

 

例えば選挙があったとする。この場合、以下のような単語がよく出てくる。

 

・有権者

・候補者

・投票

・自民党

・選挙運動

・票を投じる

・衆議院・参議院

・経済政策

・消費税

 

これらを、連日に渡って違う文脈で眺めると、特に覚えようとしなくても自然に覚えていくことができる。したがって、英字新聞を利用して英単語を読もうとする時には、このような機会を見逃さないことが重要になる。

 

また、英単語の定着をさらに進めるためには、同時にテレビのニュースを副音声の英語で聞いてみることをお勧めする。テレビのニュースでも、同じような内容が報道されるためだ。

 

 

英語ニュースのリスニング能力を向上させる

英字新聞 学習法5

NHKの英語ニュースなどは、基本的に日本国内で編集されている英字新聞の内容等を放送している場合が非常に多い。

 

したがって、英字新聞がある程度読めるようになると、それが音になった英語ニュースを理解することがだんだん出来るようになる。

 

読む事と聞く事は互いに関連性があるので、英語ニュースのリスニング能力を向上させたければ、英字新聞をスラスラ読めるようにすることが、非常に重要になる。

 

 

英検対策などにも役立つ 英字新聞 学習法

 

英字新聞を使った学習は、英検などの対策にも非常に役に立つ。実際に、英検準1級などには特に力を発揮する。

 

英検対策を行った生徒さん達には、英検の過去問題も解いて頂いているが、準1級合格を狙う場合、 英字新聞がスラスラ読めるようになる状態があれば、リーディングに関してはほぼ問題なくクリアできる。そしてリーディング能力が高ければ、リスニング対策も行いやすいため、合格までの時間を大幅に減らすことができる。

 

また、英検準1級位になってくると、様々な英単語を覚えなければならない。そうなると、単純に英単語帳を使って覚えたり、過去問題だけを反復していると、なかなか高度な英文を読み込ませる状態に持っていけない。

 

過去問題をやることが非常に重要であるのだが、それと同時に日常的に自然な形での英文のインプットが必要になる。英字新聞はそれを行うのに非常に良い教材である。

 

英字新聞学習を継続させる方法

英字新聞 学習法7

 

英字新聞を利用して学習をする時に、モチベーションが落ちる原因の一つが「完璧にやろうとすること」「全てを読もうとする」時に起きやすい。

 

したがって、基本的には、英字新聞の中の興味がある記事だけ読んでみれば良い。しかしながら、こればかりやっていると、いつまでたっても英語力が付かないと心配する方もいるかもしれない。

 

そのような方は、テレビやラジオのニュースで旬になっているトピックのみ読んでみるようにすると良い。そうすることで、すでに述べたように英単語力も効率的に向上させることができるからだ。

 

英字新聞を理解しやすくする方法

英字新聞 学習法3 

 

英字新聞を読もうとすると、初心者の方は当初難しく感じるかもしれない。

 

これを防ぐ方法の1つは、まず自分が読みたい記事について日本語で書かれた新聞で、その内容を読んで理解してみることだ。そうすることで、背景がしっかり理解でき、同じ内容を英語で読む時に、格段に理解しやすくなる。

 

最終的には、初めて見た記事でも、内容理解が出来なければならないが、最初のうちは日本語の新聞も上手に活用することをお勧めする。

 

 

どのような英字新聞を読むべきか?

 

英単語を始めとして、様々な能力を獲得するためには、ある程度理解しやすい英字新聞を使う方が良い。

 

そのためには、まず最初に、日本国内で編集されている英字新聞を使う方が良い。国内で起きている事件やニュースを書いているため背景が理解しやすいからだ。具体的に名前を挙げると、「Japan Times」 「The Japan news」 などである。

 

いきなりアメリカやイギリスの英字新聞を使おうと思っても、例えば、政治的な背景なのがわからないので、英語自体は理解可能でも、内容理解がうまく進まないということがある。これでは効率的に語彙力をアップさせるということが難しくなる。

 

英字新聞をうまく利用しマンツーマン英会話レッスンを進める。

英字新聞 学習法4

 

英会話 個人 レッスン で効率的に上達する方法〟でも述べたように、外国人講師などと英会話レッスンをマンツーマンで行う場合には、英字新聞の内容について意見を求めたり、話し合ってみたりすることで、英単語の定着にもつながるし、実践的な英会話力が身につく。

 

自分が興味もない英語テキストを使って、役にも立たないロールプレイなどをするよりは、はるかに自分にとっていきた会話力を獲得することができる。非常にオススメの方法である。

 

多読 英語 学習の進め方。

多読 英語 学習の方法。

 

〝多読をすると英語力がアップすると聞いたけれど・・どうやってやれば良いのか分からないな~〟とか〝多読をしているけれど、うまく進んでいない気がする・・〟とお悩みの方もいるのではないでしょうか?

 

私も試行錯誤しながら、多読学習を行ってきました。経験を通じて、うまいやり方というものが見えてきました。

 

適切な流れに従って多読学習をすると、英語力UPに繋がります。適切で無駄を少なくする多読英語学習の進め方についてお伝えしたいと思います。

 

多読 英語 学習 のメリット

多読 英語 学習の進め方6

 

多読 英語 学習のメリットは様々なものがあるが、一番の効能は 英語脳 の形成に非常に役に立つことである。

 

英語で大量に情報をインプットをしていくと、少しずつ英語で考えることが出来るようになる。

 

英語で考えることが出来るようになると、それはリスニング力、スピーキング力、ライティング力 英語の4技能全ての向上に繋がってくる。

 

多読 英語 学習を進める上での注意点

多読 英語 学習の進め方7

 

多読に関して誤解があると思われる部分は「内容の理解が出来ていなくても、英文を読み続けていると英語力が上がる」と言う考え方だ。

 

5歳位の子供が、〝新聞をある一定期間読むと読解能力が向上するか?〟と問われると、殆どの人が同意しないと思う。それは〝理解出来ないものを読んでも殆ど得るものはない〟と考えているからだ。

 

多読に関しても同じであると思う。理解が殆ど出来ないものを読んでも意味がない。

 

重要であることは〝わからない部分が(英単語、文章構造、一文の意味など)多少あっても、前後関係で判断ができ、内容を理解できるかどうか?〟という点である。

 

多読 英語 学習 を始められる段階。

多読 英語 学習の進め方5

 

一文一文をある程度正確に構造を取る事ができ、話の内容を追えるようになった段階であれば、多読を開始しても良いと思う。

 

逆を言えば、一文の意味を正確に取る事が危うい場合、まずここをシッカリ出来るようにしていかなければいけない。文章構造を正確に取る訓練から開始するということだ。

 

これが出来るようになるためには、英文法をある程度理解している必要があるので、英文法の力が弱い場合、まず体系的な英文法の学習が必要になる。(※体系的な英文法学習の進め方に関しては〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

難易度はどの程度の物が良いか?

 

多読 英語 学習の進め方9

 

英文をある程度読める状態になった段階で、多読を開始すると効果的であるが、問題は〝どの程度の難易度までが許容範囲であるか?〟ということだ。

 

あまり難しすぎるものを読んでも、英語で考えることに繋がらず、効果的ではないのは、生徒さんを見ていても明らかである。

 

結論としては少し難しい程度のものを読むと良いと思う。

 

そこで問題となるのが、多読を行う上で、どの程度の難易度までは大丈夫であるか?ということであるが、結論は7割位内容を理解できるものだ。

 

これ以上理解出来ると、得るものが少ないし、理解度が半分位であっても、難易度が高すぎて得られるものが少ないように思う。

 

飛ばし読みはどの程度まで許されるのか?

 

多読 英語 学習の進め方8

 

内容理解の程度と多読の関係については既に述べたが〝どの程度飛ばし読みをして良いのか?〟と思う方もいるかと思う。

 

ズバリこれは〝内容理解が妨げられない程度〟である。飛ばし読みをしても自分の中で話の内容を掴めている感覚があれば、それで良いとおもう。

 

飛ばし読みは、TOEIC対策英検対策、TOEFL対策、大学受験英語対策などにおいて重要であるが、これらの長文を読みながら、練習を行うのが良い。

 

設問に答えることで、ある程度の内容理解が出来ているどうかが判るからだ。設問にある程度答えられる範囲で飛ばし読みを行うと、どの程度までそれをやっても良いのか?をよりうまく見極められるようになるので有効である。

 

多読 英語 学習の教材には何を使うのが良いか?

多読 英語 学習の進め方3

 

多読 英語 学習を行う時に〝どのような教材を使えば良いのか?〟という疑問を抱くと思うが、これは多読をどうして行いたいのか?を考えてみると、よりベストな教材を得られると思う。例えば・・・

 

・英字新聞をスラスラ読めるようになりたい。(※英字新聞を利用した学習方法については「英字新聞 学習法」を参照して欲しい。)

・大学受験の英文を読めるようになりたい。

・英検試験の英文を読めるようになりたい。

・TOEIC試験の英文を読めるようになりたい。

・趣味の英語雑誌を読めるようになりたい。

 

自分が英字新聞をスラスラ読めるようになりたいのであれば、英字新聞で多読を行うべきである ということだ。

 

 

私の場合は、新聞内容に関して興味があったので、留学していた時は、現地の新聞よく読んだ。また、自動車レースにも興味があったので、AUTO SPORT誌を多読していた。

 

自分の状況に応じて多読教材を選ぶ場合、気を付けなければならないのは、上述したとおり、話の内容を追えるか?どうかである。

 

したがって、語彙力不足が酷すぎたり、一文一文を正確に訳すことが出来ない など内容理解が選んだ教材によってうまくいかない場合は、語彙力を構築する、難易度が易しめのものに切り替えるなど、状況に応じてやり方を修正する必要はある。

 

多読 英語 学習を加速させる為に。

多読 英語 学習の進め方4

 

これまで述べたように、多読をするにはある程度、話の内容を追える必要があるのだが、趣味などの自分の興味があるジャンルばかりだけではなくて、それ以外のものでも多読したい と考える方もいると思う。

 

未知なる分野に、取り掛かるのはなかなか難しい部分があるが、割合簡単に難しさを弱める方法がある。それは〝背景知識を充実させること〟である。

 

私は自動車レースに興味があり、数十年に渡り、情報を入手しているため、背景知識が充実しているので、この辺りの話は英語でも非常に理解しやすい。

 

ところが、法律など、自分の専門分野外を英語で内容理解をするのは、非常に難しい。それは背景知識が無い為である。

 

したがって、自分の馴染みの無いジャンルの英語を多読する場合は、先に背景知識を日本語の本などで増やしてからの方がスムーズに行える。

 

また、英文を読むという作業は、読む力だけではなくて、英語の4技能が密接に連携している。

 

例えば、英文法の中の語法の知識が充実していると、文章構造を素早く判断できる為に、結果として読むスピードを向上させる。速読力があれば、多読は更に加速する。

 

このように、多読を大量に推し進める為には、4技能をバランスよく向上させると言う視点も忘れてはならない。

 

英語試験と多読について

多読 英語 学習の進め方2

 

英検試験の為に多読をしたい場合は、英検過去問題を読み、TOEIC試験対策の場合には、TOEIC公式問題集の英文、センター試験英語対策には、センター試験過去問題を沢山読むことが有効だ。

 

それは、これらを行うことで、それらの試験によく出る英単語や英語表現を吸収できるからだ。それらをうまく獲得できると、読むスピードは更に上がる。

 

したがって、試験対策のためには、専用の学習をする方が良いのは言うまでもない。

 

わからない英単語・英語表現は後で調べデータセーブしておく。

多読 英語 学習の進め方

 

多読を行っている時に、わからない英単語、英語表現を辞書を引きながら、調べていると英語での思考が中断されるので、これは可能な限り避けたい。

 

とは言うものの、折角自分が知らない英単語が出ているのに、それを見過ごすのも勿体無い。

 

したがって、蛍光ペンなどで、多読をする時にマーカーで印を付けておき、あとからそれらを調べるなどしてデータセーブしておきたい。また、語彙力形成の為にも、可能な限り、それらを後で復習できるような体制を作っておく方が良い。(英単語学習の効率的な進め方・復習に関しては 英単語 覚え方 を参照頂きたい。)